ミュージシャンのドキュメンタリー
独立した記事にしようかと思ったんですが、ネタが溜まってしまったのでまとめて書いてみます。
◆マイケル・ジャクソン THIS IS IT
先週観に行って来ました。
死によって、実現しなかった幻のコンサート『THIS IS IT』のリハーサルの模様を収めたドキュメンタリー映画です。
凄かった……。
凄い事だらけで何から書いたら良いのやら。
マイケルが凄いのは勿論なのですが、周りの人がまた凄い。
凄い人の下には凄い人が集まるのですね~。
特にダンサー。
オーディションの模様が映りましたが、皆凄い。
あのオーディションだけで一本映画を作っても良さそう。私、きっと見に行きます。
厳しいオーディションをくぐり抜けた若い素晴らしいダンサー達に囲まれてもマイケルは霞みません。50歳とは思えぬ体の動き。最近踊る姿を見ていなかったけれど、しっかり体は動かしていたのかな。素人の私にはそのダンスに衰えを見る事が出来ませんでした。
しかし、ハードな動きで1曲踊るだけでも大変そう。本番で続けて何曲も踊ったらどうかなっちゃいそう。真偽はわかりませんが、マイケルは痛み止めの注射を打っていたという説がありましたよね。あれが痛みと闘いながら生まれたダンスだとしたら……戦慄です。そのコンサートを生で観てみたかったと思うと同時に、「生きていたとしても、あんな凄いコンサートが果たして実現可能だったのか?」と、ふと考えてしまいました……。
そして、やっぱり歌が上手いですね~。
プロでもCDと同じレベルのパフォーマンスをライブで披露出来ないアーティストもいますが、マイケルの場合はいつでもCDと同じように再現出来てしまいそう。鼻歌までが美しい……。
私は歌が上手すぎる人が苦手です。自分の歌に一人で酔って気持ち良くなっているような人が苦手なのです。でも、マイケルは歌が上手いのに(?)一人よがりではなく、オーディエンス目線に立ってくれるのが嬉しい。どうすれば客が喜ぶかを常に考えていたように思います。真のエンターテイナーって感じ。
◆ボン・ジョヴィ WHEN WE WERE BEAUTIFUL
ボン・ジョヴィのニューアルバム『ザ・サークル』のデラックス・エディションに入ってました。おまけみたいな物を想像していたのですが、大間違い。ドキュメンタリー映画でした(アメリカでは劇場公開もされた模様)。
ジョン・ボン・ジョヴィとバンドのLOST HIGHWAYツアーを追った物。これが付いて3160円(Amazon予約購入額)なんてお得~♪
マイケルがエンターテイナーと書きましたが、客を喜ばせる事ではジョン・ボン・ジョヴィも負けてはいません。
ただ……
「"OPEN ALL NIGHT"という自分ではとても気に入っている曲があるけれど、これをライブでやった時、お義理のような拍手しか来なかった」という旨のコメントが印象に残っています。やりたい曲と客が求める曲とが違う事もあるようで……。「一度盛り下がると再び盛り上げるのは大変だから、こういう曲は滅多にやらない」みたいな事を言っていました。
ありがちといえば、ありがちなお話ですけど。
この手の話から連想してしまうのがカート・コバーンが自殺前に残したという「フレディ・マーキュリーみたいになれない(楽しめない?)」みたいな言葉。
「楽しめない自分が、ファンを裏切ってる」という意味合いだったように記憶しています(古い話なのでよく覚えてないのですが)。
これは、ニルヴァーナだから半分納得出来たのですが、ジョンがそういう事言っちゃうのはあまり聞きたくなかったなぁ。いや、すっごいわかるような気はするのですが……。
他にも愚痴っぽい話がいくつかありました(^^;)。
富と名声を手にし、ハリウッド女優と浮き名を流しながらも高校時代の彼女と結婚し、4人の子供に恵まれ、多くのファンに囲まれているのに、「孤独だ」というジョンの姿を見て複雑な気分になりました。うう、そんな暗い顔しないでよ、ジョン(>_<)。
「こういうの観ちゃうと、音楽を単純に楽しめなくなっちゃうよなぁ」と思ったのですが、やっぱりライブ映像になると滅法楽しくて、気分が高揚しちゃうから不思議です。数分前にどんより気分だったのがウソのよう。やっぱりボン・ジョヴィってスゴイです。
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コメント
This is it、世界的にヒットしていますね。
マイケルのダンス、若い頃とまったく遜色ないのが、本物のプロだったということを感じさせます。
投稿: 桃源児 | 2009.11.15 05:12
桃源児さん
はい、ほんっと、マイケルは本物のプロだったと思います。
昔、「マイケルは不老不死の薬を作らせている」とかいうガセネタ(?)が流れましたが、亡くなってしまったのがいまだに信じられない気分です……
投稿: YAGI節 | 2009.11.17 00:01
私も「THIS IS IT」見て来ました~。
歌も上手けりゃダンスもキレがある、これで本番が実現してたらどえらい事になってたんだろうな~って思えましたね~。
その後の結末を考えて見てみると、マイケル以下参加者の皆さんの笑顔がちょっと悲しくも感じられましたが・・・
投稿: Natsumi | 2009.11.22 00:25
Natsumiさん
ご覧になりましたか♪
参加者の皆さんにとって、マイケルと仕事した事は一生の記念になるでしょうね~。
ただでさえ、マイケルと仕事するなんて大変な事なのに、あんな事になると尚更……。
「ドームで生マイケル観れた事って、幸せな事だったんだなぁ」なんて思う今日この頃です。
あ、さっき、フランスのナンバー2のフィギュア選手が、ベロTシャツ着てストーンズ・メドレーで滑ってましたよ!! オリンピックでもやるかも♪
投稿: YAGI節 | 2009.11.23 00:39