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2009.11.18

最近読んだ本

『天地人』、残す所最終回のみとなりました。
なんだかんだ言いつつ、ここまで観続けちゃいました。
怒りすら覚えた「変なピンスポット」や「耳障りな鈴の音」が、終盤出て来なかったのがありがたかったです(^_^;)。
超苦手だった架空のあの人も最近出て来なかったし♪ あ、『ぼくの妹』は大好きでした。役者に罪はないです。

今回は、福島正則が家康に足蹴にされて「お許し下さい、太閤殿下」と嘆くシーンが切なかったです。もう、過去の諸々の事が、悔やまれて悔やまれてならないでしょうね(>_<)。

千姫を助けるシーンでは不覚にも(?)泣いてしまいました。
実際には千姫を助けたのは兼続ではないようですが、「兼続に泣いて礼を言う家康」というびっくり映像が見られたのも面白かったです。こういうシーンがあると、「いよいよ最終回なんだなぁ」という気分も高まってきます。やっぱり最終回の前(あるいは亡くなる直前)には皆善人にならないと(笑)。

という訳で、『天地人』の事は何も信じられないのですが(大袈裟)、だからといって史実本を読んで確認する程兼続に興味がある訳でもなく、でも何となく気になって、気軽に楽しく読めそうな小説で別の説を確認してみようと思いました。

と、いかにも昨日今日読んだような前置きですが、本当は関ヶ原の戦いの前に上杉が家康を追いかけなかった理由が気になって、1ヵ月位前に読みました。
『天地人』には「本当はどうだったんだ?」と気になるシーンがいくつかあったんですが、最も気になったのはあそこです。珍しく景勝と兼続は睨み合っちゃうし、印象的でした。
なのに、記事にするのはこんなに遅くなり、忘れっぽい私の記憶は最早曖昧ですが、

その本とは……

密謀
藤沢周平さんの小説です。

密謀 (上巻) (新潮文庫) 密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))

家康を追いかけなかった理由は『天地人』と同じでした。
「逃げて行く敵を背後から討つ事は出来ない」みたいな感じ。あれが通説なのかぁ。

ただ、面白かったのが、景勝が天下人になりたくないというお話。
兼続も「確かに景勝は天下人には向かない」と納得しちゃってるんです。
「天下人なんて俗っぽい事は、家康にやらせときゃいっか」みたいな感じ(そんなセリフはありませんが)。
そこが私的には目からウロコでした。
そして、「天下人には向かない景勝が好きだ~」と思えました。
ここでの景勝は、ルックスはあまり良くないけれど、オーラのある魅力的な人物として描かれています。私はついつい北村一輝さんをイメージしながら読んでしまうので、ルックスさえもカッコ良く脳内変換(^^;)。という事で、すごく素敵な人になっちゃいました。北村さんなんだけど『天地人』の北村さんよりカッコいい北村さんですよ(伝わりますか?)。

大坂の陣の前で終わっているのが残念です。

あとは、先月のMANSAI◎解体新書で笑わせてくれた穂村弘さんの本を三冊。

◆本当はちがうんだ日記
「ダメな自分だけど、今はまだリハーサル中で本当の自分ではない」と思っている(いた?)穂村さんのエッセイ。
とほほなエピソードが載ってます。あまりのダメっぷりに笑えます。面白いです。
でも、いくら自虐ネタを連ねてみても、一流大学を出て、才能があって、本がたくさん売れて(「和歌では食べられない」とおっしゃってましたが、歌以外の本がたくさん出てます)、あの野村萬斎さんとトークが出来(ここ重要)、なんだかんだ言いつつも、普通の生活が営めている穂村さんはダメじゃないじゃん……という感じで「本当はちがうんだ」が色々な意味に取れるのでした(^^;)。
にょっ記 (文春文庫)
にょっ記
↑は「日記」というタイトルでありつつもエッセイのような感じでしたが、これは「○月○日」という感じで本当に日記風に書かれています。2~3行位の短い日もあったりとまちまちな辺り、日記っぽさが出てます。独特のセンスが楽しいです。
そして何といっても挿絵!! フジモトマサルさんの絵が楽しさに輪をかけてます♪ 絵だけでも楽しめる~。

◆現実入門―ほんとにみんなこんなことを?
現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)「経験値が極端に低い」という穂村さんが、雑誌の企画で編集者に連れられて、「皆がごく普通にやっている事」に初挑戦して体験記を書いて行くという物。これも面白かったのですが、ここで挙げられている事、私もほとんど経験してないんですけどー。

たとえば、献血。
私受けられません。狂牛病の影響で、ある時期にイギリスに遊びに行っている人は短期間でもアウトらしい……
そして、占い(街でお金を払って観てもらう物)、合コン、祖母のお見舞い、ブライダルショー見学、大相撲など、どれも未体験な私。
この本に出て来ている事で体験した事があるのは、健康ランドと競馬と部屋探しだけでした。
穂村さん、超自虐的ですが、下には下がいるよ~
とか言っている私よりも下の方、少しはいるのではないかと……。

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コメント

「天地人」はとうとうあと一回を残すのみ、となりましたね~
15日にやってたのは用が有って観れなかったので今度の再放送で観るつもりしてます♪
けど、大河ドラマは12月までやって年末に総集編するっていうのに慣れてるので、今回はなんか変な感じです(^_^;)

ところで、「現実入門」
面白い本ですね♪
う~~ん、、そこに書かれてるのでしたら、したことが無いのは”占い”ですね。

投稿: あさぎ | 2009.11.18 14:24

あさぎさん
あ、まだ『天地人』の最新回、御覧になってなかったのですね。
ネタバレ申し訳ありません。

>今回はなんか変な感じです(^_^;)

ですよね~。あんなイレギュラーな事までして放送する『坂の上の雲』は面白いのかなぁ?

>したことが無いのは”占い”ですね。

わぁ、他は経験済ですか? すごーい。
さすが、あさぎさん、経験豊富♪

投稿: YAGI節 | 2009.11.19 00:18

「天地人」もいよいよ最終回ですね~!
後半はこの家康ちょっと酷過ぎないか!って思いつつ、私も何やかんや今年一年大河ドラマを観続けてしまいました(^_^;)
藤沢周平さんの小説にもあるんですね~。読みやすそう!
やっぱりドラマとかで演じてる役者さんがいいと小説の中でもその人をイメージして読んでしまいますよね。
「天地人」の北村さんよりカッコいい北村さん、、、とても気になります(^^)

投稿: dandara | 2009.11.19 23:38

dandaraさん
『天地人』の景勝は部分的に無茶苦茶カッコ良い所があるんですが、前半はちょーっと頼りないというか、人任せな感じがしませんでした?
『密謀』の景勝は登場時からビシッとしてます。
描かれているのがかなり短い期間で、御館の乱も終わってる所から始まってるので、大人な感じです。

『天地人』、最終回だと思うと寂しいです。
とか言いつつ、その淋しさより「『龍馬伝』が楽しみ」という気持ちの方が強いですが(^_^;)。

投稿: YAGI節 | 2009.11.21 19:49

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