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2009.12.16

ソンノウ・ジョウイ、デヴィッド・ボウイ

今日のタイトルは、『偉人の来る部屋』の木の葉ちゃんのセリフより頂きました。ぎんっ!!

以前新撰組の回の際に話題にした番組ですが、その後もタイマー録画を解除していないので、毎回録画されていて、なんとなーく見てます。
あまり熱心に見る事はなく、大抵何か別の事をしながら「ながら見」という感じです。
最新回のゲストは坂本龍馬。
そして、「与一のヤブサメルーレット」で「尊皇攘夷の話」に矢が当たった時に、アシスタントの木の葉ちゃんが、

デヴィッド・ボウイ? ノンノーン、ソンノウ・ジョウイー!! Yeah! Ho!!」

と突如叫んだのです。
あー、ビックリした。さすが提供ソニー・ミュージックエンタテインメント。
ボウイ・ファンの私でさえ、「尊皇攘夷」という言葉からボウイを連想した事ないんですが。
ジョウイとボウイ……
♪ジョウイ~ボウイ~……ジョイマンみたいでゴメ〜ン まことにすいまメ〜ン(爆)

NHK大河ドラマ総集編 花神 [DVD]尊皇攘夷といえば長州。
長州維新志士達の活躍を描いた1977年のNHK大河ドラマ『花神』総集編のビデオを借りて来ました。

前から興味はあったのですが、『坂の上の雲』があんまり面白いので、さらに司馬遼太郎さんの世界に触れたくなっちゃった感じです。

このドラマは『花神』(主役・大村益次郎)と、他の司馬さんの小説
『世に棲む日日』(主役・吉田松陰&高杉晋作)、
『十一番目の志士』(主役・高杉晋作)、
『峠』(主役・河井継之助)、
『酔って候』(主役・伊達宗城)
などをミックスして作られたそうです。

花神〈上〉 (新潮文庫) 世に棲む日日〈1〉 (文春文庫) 十一番目の志士〈上〉 (文春文庫) 峠 (上巻) (新潮文庫) 酔って候<新装版> (文春文庫)

DVDだと思い込み、確認せずに全5巻を予約してしまったのですがVHSでした。VHSだと5巻って結構重い~

今1巻を観終わった所です。大村益次郎の心の声が多くてビックリ(笑)。
無口な人なのでしょうか?

全体の主役は益次郎ですが、この巻の主役は吉田松陰といっても過言ではないかも。益次郎と接点の無い松陰がこんなにフィーチャーされるとは。もとになっている本が複数あるからそういう事になるのですね。

『世に棲む日日』に書かれているエピソードが多かったです。
同じくNHKのドラマ『蒼天の夢』(正月時代劇)(ここで感想書いてます)の原作が『世に棲む日日』って事になってますが、あれはドラマオリジナルのエピソードが多かったです。『蒼天の夢』の松陰と『花神』の松陰は、原作が同じとは思えない程キャラクターが違ってました。好きなのは『蒼天の夢』の松陰ですが、かつて持っていたイメージに近いのは『花神』の松陰かな。
中村橋之助さん演じる『蒼天…』の松陰は、とにかく人が好かった。根っからの善人という感じ。
篠田三郎さん演じる『花神』の松陰は、大人しそうな顔して過激(^^;)。体は細く、喧嘩は超弱そうな雰囲気ですが、気は強いです。眼差しはきりりとして、とにかく凛々しい
橋之助さんの松陰はあまり思い残す事なく亡くなっていそうですが、篠田松陰は思い残してる事多そうだなぁ(^^;)。
共通しているのは、生真面目な所でしょうか。

『世に棲む日日』の前半には主役の筈の高杉が全く出て来ませんでしたが、大河『花神』総集編でも1巻では高杉の出番は僅かです。二巻以降に期待します。
あ、志垣太郎さん演じる久坂玄瑞が無茶苦茶カッコいいです。何とも言えぬオーラがあります。セリフはほとんど無いのですが、黙って佇んでいるシーンでも目が釘付け。超二枚目だぁ。
バラエティ番組に出た志垣さんを見て、役者さんとしてのイメージとあまりに違ってがっかりした事があったっけ……。若い頃の志垣さん、あんなに素敵だったのですね~。

松陰は佐久間象山に師事していた事もあったので、象山先生も出て来ます。
象山&桂小五郎が黒船を見ているシーンを見ながら、「近藤は!? 土方は!?」と探してしまう私(爆)。一巻には登場しませんでしたが、ウィキペディアによると登場人物に名は連ねているので、この後出てくるのでしょう。長塚京三さんが土方役だそうで、これはちょっと楽しみ♪

主役の大村益次郎は、適塾出身です。
なので、マイブーム(?)の緒方洪庵先生も出てきます ここでは宇野重吉さんが演じてます。

しかし、所詮総集編なんですよね~。
相当端折られているようで、色々想像で補わなければなりません。
以前「YAGI節があんまりハマってたから、試しに『新選組!』の総集編を見たけど、今一だった」と言った友人がいました。
あの面白さは総集編じゃ伝わりきらないと思います~(涙)。
『花神』もきっと本編の方が、ずっと面白いんだろうなぁ。
ひょっとしたら、本編には出ているらしい新選組も総集編ではカットされているかも(どきどき)。
「全話見たいなぁ」という思いと、「全52話見たら、どれだけ時間がかかるか、ぞっとする」という思いとが交錯してます。後追いだと総集編5巻位が丁度良いのかも。

オープニングテーマのバックには延々と空(というか雲)の映像が流れました。
『坂の上の雲』では毎回オープニングで「青い天に輝く白い雲、それだけを見つめて坂を……」なんていうナレーションが入りますし、『世に棲む日日』では「暗雲がたちこめているように見えてもその上には青空が広がっている」みたいな言葉(記憶不確か)がありました。司馬さん、空と雲に思い入れがあるのかな?

途中まで、主役の中村梅之助さんの事を、中村梅雀さんと勘違いしてました(爆)。
「井伊直弼もひどい事を」みたいなセリフがあったんですが、「井伊って、あなたじゃないですか~(『篤姫』の影響)」とツッコミたくなりました。
実際は、梅雀さんのお父様が梅之助さんなんですよね? さすが親子、よく似てる~

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コメント

「花神」面白そうですね♪大村益次郎が主役ってとこがとても興味深いです。
「蒼天の夢」はDVDを購入して観ましたがとても良いドラマでした!
あの高杉晋作はたまらなくカッコよかったし、松陰に対するイメージもあのドラマを観てだいぶ変わりました。

記事と関係ない話ですが、劇団め組の次の公演は「斎藤一VS中村半次郎」だそうですよ~♪

投稿: dandara | 2009.12.18 21:54

dandaraさん
『蒼天の夢』、気に入りましたか♪
ブログに感想がアップされていなかったので、「お気に召さなかったのかな~」と気になってましたがホッとしました。良かった~

で、め組の次の公演、斎藤さんが主役なのですかっ!? きゃー、きゃー、きゃーーーーーーっ!!
慌てて公式サイトをチェックしてみたのですが、まだ載ってないようですね。
素敵な情報ありがとうございます。
絶対見に行きますっ!!!!

投稿: YAGI節 | 2009.12.20 00:25

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