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2010.01.29

MANSAI◎解体新書その拾六 U2!!

MANSAI◎解体新書、見に行って来ました。

「MANSAI◎解体新書」とは
世田谷パブリックシアターのHPの言葉を借りると、

世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎が自ら企画・出演し、毎回多彩なゲストを迎え《トーク&パフォーマンス》を繰り広げます。現代芸術の世界を構成しているさまざまな分野、要素を“解体”し、それぞれの成り立ちと根拠をあらためて問い直すシリーズです。
だそうです。

今回のテーマは「依代(よりしろ)」~宿りというポイエーシス(創造)~。

何の事やら……???
という感じですが、気を取り直して……

ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾンゲストは、杉本博司さんと中沢新一さんでした。
すみません、プロフィール読んでも今一ピンと来なかったんですが、途中から超興奮。
なんと、杉本さんは、U2の『No Line on the Horizon』のジャケット写真を撮った方だったんです。うぉー!!

しかも、そのエピソードが奮っています。
杉本さんの写真をジャケットに使いたいと依頼してきたボノに対して、「タイトルとか名前とか入れちゃダメだけどそれでもいい?」的な回答をしたのだそうです。そんな事言ったら諦めると思ったんだとか。が、ボノはその条件を呑んだそうです。↑はAmazonの商品写真なんですが、ホント、文字が一切入ってないんですね。わぉー!!

しかも、杉本さんはお金のやりとりがあまりお好きではないらしく(「税金がかかるから」と冗談だか本気だかわからない事おっしゃってました)、えっと、「等価交換」? 写真使わせてあげる代わりに曲を使う権利を貰うみたいな事、おっしゃってました。きゃー!!

スクリーンにU2のライブの模様も映し出されたのですが、ボノがマイク使って「スギモトさん!」とか叫んでた~。わー!!

今、ネットで「ボノは杉本さんの大ファンだったけれども、杉本さんは最初ボノを紹介された時、彼が誰なのかはっきり知らなかった」なんて話を見つけました。ひー!!

……あのう、ひょっとして、洋楽ファンの間では有名な話ですか?
新選組にうつつを抜かして以来(^_^;)、すっかり洋楽に疎くなってしまいましたぁ

と、杉本さんの事ばかり書いてしまいましたが、萬斎さんの事も(^_^;)。
なんと『三番叟』の揉の段と鈴の段を披露してくれました。
そんな事やってくれるなんて、全く知らなかったので、嬉しいサプライズ。得した気分。
『三番叟』を生で観たのは二度目ですが、一度目はサントリーホールの最後列からだったので超遠かった……。
今回は、近くに感じられました。
あ、今回は世田谷パブリックシアター初の1階席だったんです。
最後列の補助席でしたが(爆)、いつも3階席なので感激でした~。

「解体新書」は抽選販売なのですが、2回続けて3階立ち見に当たりました。
『立ち見してでも見たい』と思ってはいたけれど、「『立ち見希望』とでも思ってくれちゃってんじゃないの?」とふて腐れてました。でも、前回と今回の席が逆じゃなくて本当に良かった。
世田谷パブリックシアターの1階で『三番叟』が観られるなんて夢にも思ってなかったよ~(感涙)。
トーク時の萬斎さんのイスの位置も丁度私の方を向いている感じで幸せでした

質疑応答のコーナーでは「能楽の面が小さいのは何故か」という質問がありました。
思わず、梅若六郎(玄祥)さんを連想してしまった私ですが、杉本さんも連想したらしい(^^;;;;)。
萬斎さんは、顎と耳の間位を示して、その辺が出てると生命感だか躍動感だかが出るみたいな事をおっしゃっていたような……(この辺あやふやです、すみません)

という感じで楽しめました。
しかし、色々聞いたと思うのですが、私にとっては「U2と三番叟の会」という印象……

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