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2010.03.17

萬斎先生のレクチャー2010

野村萬斎さんが芸術監督を務める世田谷パブリックシアターでは、面白い企画が色々あります。中でも一番好きなのは、萬斎さんによるレクチャー
2008年に行って大感激しました

今回のテーマは「『マクベス』創造のプロセスを巡って」。

『マクベス』にはまーったく興味が無い、
というか、むしろ苦手な私ですが(爆)、萬斎さんのお話は大好きなので、行ってきました。

募集人数は40名程度との事でしたが、倍近くいたかな。それでも100人以下の少人数で萬斎さんのお話を生で聴けるなんて幸せな事だと思います♪
しかも、私は前から2列目。きゃーっ!!

萬斎さんは、なんとヒゲ&眼鏡姿でご登場。
……バレないように変装してやって来たんですか?(違)

そういえば「狂言をやっている時はヒゲは生やせない」とおっしゃっていたっけ。
狂言公演が無い時に、普段やれない類のオシャレをするのですね。

萬斎さんは視力は無茶苦茶良いと、どこかで読んだような気がするので眼鏡はダテか? 色が入ってました。サングラスという程濃くはないけれど茶色。いかにも「演出家」という感じのスタイルでした。

そしてポケットから出ている物体が気になって仕方ありませんでした。
携帯電話のストラップか、キーホルダーか? 双眼鏡で確認したい衝動に駆られましたが、さすがに前から2列目でそんな事は出来ませんでした(^^;)。

と、色々な所に見とれていたら、「『マクベス』、まだ観てない人いますか」と聞かれてドキリ。
は、はい、観てないんですけど……
挙手した人は2~3名。
……手を挙げる勇気のない私でした。
いや、ほら、リーディング観てるし。観たって事で。
……すみません。

「ネタバレみたいになっちゃいますけど」と前置きをして、演出意図などを語ってくれました。

個人的には、リーディングの十倍面白かったです。
『マクベス』のストーリーは好きではないのですが、「こういう事を考えながら演出したのか~」というのを聴くのは興味深いですね。萬斎さんのお話、楽しいし♪

マイケル・ジャクソンの『This is it』との類似点を感じた話や、「ヒントを求めてメイドカフェに行った」なんて話は面白かったです。
そして、どんな時もその場を楽しもうという姿勢はいいなぁ、と思ってみたり。
私は結構「う、ここ場違いだ……」なんて思ってしまう事があるんですが、萬斎さんはどこでも順応して楽しめてしまいそう。そういう性格の方が人生楽しいだろうなぁ。

Maセンセーショナル(?)なチラシの意図もようやくわかりました。
「人間は宇宙から見たら塵みたいな存在。死体はゴミの人形みたいなもの」という事だったんですね。グロテスクな内臓が見えるようなリアルな人形にしなかったのは教育的配慮だそうです。萬斎さんはあのチラシ、気に入っているそうです。

『マクベス』はイギリスの古典ですが、色々な事を現代に置き換えようと試行錯誤していらっしゃるのが意外でした。日本では伝統芸能を守ろうと頑張っている萬斎さんですが、イギリスの古典を伝統通りにやるのはイギリス人に任せて、「自分がやるなら違ったスタイルに」と思ったそうです。にしても、狂言っぽくやるのではなく、現代っぽくかぁ。

萬斎さんは魔女について悩んでいたようでしたが、映画『西の魔女が死んだ』を教えてあげたくなりました(小説版は未読)。あの魔女は空を飛んだり魔法を使ったりはしないんです。ちょっと不思議なことが分かる程度。「これを魔女と呼ぶの?」という感じ。とーっても魅力的で天使のようなおばあちゃまなので『マクベス』の魔女とは違いますが、「現代版魔女」という事で通じる部分はあるかも。

しかし、『マクベス』のセリフは難しい~。
そして、それを勉強し、理解しようという気に今一なれない私……。
最後に質疑応答があって、原作を読み込んでいる人が質問してましたが、「偉いなぁ」と思いました。あれでこそファンだ。私は萬斎さんの事は好きでも、シェイクスピアはやっぱり苦手です。
それでもチケットが余っていたら買おうかと思いましたが、幸か不幸か『マクベス』のチケットは売り切れてました。補助席まで売り切れてるよ~。人気があるというのは、なんだか嬉しい。矛盾してますか?

という訳で、東京に住みながら『マクベス』『国盗人』と萬斎さん渾身の現代劇2つを続けてパスするという「萬斎ファン失格」と言われそうな私ですが、『ファウストの悲劇』は見ようと思います。
まだ共演者はわからないし、基本的に悲劇のストレートプレイはキライなのですが、シェイクスピアよりは気に入るんではないかと……

Sep右の写真は、会場で渡されたシール。
退出した際に再受付しないで済むように、服に貼るよう指示されたのですが、すっかり忘れて家まで付けっぱなしでした(恥)。帰り道はコート着ていたので、誰にも見られてないんですけどね。
このキャラ初めて見ました。世田谷パブリックシアターのマスコットなのかな?

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コメント

シェイクスピアは本当に好き嫌いが分かれますよね。萬斎さんのマクベス新聞に載っておりました。狂言の中だけに埋没せず挑戦を続けることは芸域を広げるために必要なのでしょうね。

別件ですが、観世の安達が原を先週見てまいりました。これとても迫力があり、鬼ものでも圧巻でした。間狂言の和泉流若手狂言師の真剣な眼に、将来を覗わせるものがありました。樋の酒も二度目ですが面白かったです。

それと今日吉野梅郷に参りました。本当に見事な梅の雲霞を
観て眼福でございました。梅の公園を教えていただき有難うございました。

投稿: 早々 | 2010.03.19 21:50

早々さん
萬斎版『マクベス』、あちこちで高評価みたいで嬉しいです……って、見に行かなかったくせにそういう事を言う私

『安達が原』、あらすじだけを読むととっても怖そうですね。迫力あるのですか。
萬斎さんの狂言とセットでやってくれないかな。

青梅行かれたんですね。
見頃に行かれたようで良かったです♪

投稿: YAGI節 | 2010.03.20 01:29

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