高杉逃避行の地・琴平

佐幕派宣言したのに、またしてもこんなタイトルにしてしまいました(^^;)。

四国旅行２日目です。
高知からは特急南風に乗って、琴平に向かいました。

　

写真左：高知駅の案内板の横には龍馬とお龍さんが立ってました。
写真右：阿波池田駅で激写。高校野球ファンな私は池田高校を意識して、この駅のプレートでも撮ろうと思い用意していたら、こんな電車が停まってました（笑）。

まずは呑象楼（どんぞうろう）へ。
攘夷志士から命を狙われた高杉晋作は琴平へ逃げ込み、日柳燕石（くさなぎえんせき）の妾宅・呑象楼に匿われたそうです。

　

次に鞘橋へ行きました。
なんともカッコ良い木橋です♪

　

左の写真、クリックすると大きくなります。こんぴら歌舞伎の幟がありました。

その後、旅館に荷物を預け身軽になり、いざこんぴら参りへ！

　

一気に登るととても大変だと思うのですが、間に色々な施設があるので、「登り続ける」という苦痛な感じはそれ程なかったかな。（とか言いつつ、本宮までしか登ってません）
現在（６月13日まで）は、伊藤若沖の特別展開催中です。襖絵、ステキだった～。

　

常設展では円山応挙や高橋由一作品が楽しめます。

椿書院の襖絵の前衛っぷりにはビックリ。

百人一首おたくとしては、宝物館の三十六歌仙図にも目が釘付けになりました。
遍昭に反応してしまうのが、かつてと違う点。
それにしても、百人一首の絵札といい、青蓮院で見た三十六歌仙図といい、遍昭がイケメンに描かれていたためしはありません(^^;)。萬斎さんがやった役なんですけどね～。

　

左：旭社　右：御本宮

展望台からの景色は、曇っていたせいでイマイチでした(>_<)。

昼食は境内にある資生堂パーラー『神椿』で。
レストランとカフェがあり、入口は異なります。どちらにしようか随分迷ったのですが、同行者の希望により、レストランに入りました。
カフェはセルフサービスのようでしたが、レストランはかなりキチンとした感じ。テーブルには生花が飾られ、コップも可愛い♪
トイレはとってもキレイで洗面所のシンクには椿が描かれてました。

　

同行者はランチプレート、私はハッシュドビーフを頼んだんですが、スプーンを持って来た店員さんには「ハヤシライスのお客様は？」と聞かれました。
ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは何かと常々思っていましたが、結局同じ物なのか？
……今調べてみたら、ハッシュドビーフをご飯にかけるとハヤシライスと呼ばれるそうです。疑問解決。

その後金丸座へ行き、こんぴら歌舞伎を観て来ました。
はい、今回の旅行の目的はこんぴら歌舞伎を観る事だったのです。
が、その話はまた後日。

観劇後は旅館へ直帰。
ホテルに泊まる事が多いので、旅館はほんっと久しぶり。部屋食って、いつ以来かな～？

　

お風呂に行く途中、従業員室前を通ったのですが、廊下にお盆が出ていて、その上に「○○様江」と書いたミニ幟が出てました。食卓にでも載せそうな小旗。そして、○○の部分には歌舞伎役者の名前が入っていたのです。あれはどういう意味だったんだろう？　まさか、同じ旅館に歌舞伎役者の皆さんが泊まっていたのか!?　でも、リーズナブルな旅館で、歌舞伎役者が泊まるとは思えない～。いや、でも、特別な貴賓室みたいな物が別にあるのか!?　謎です。

チェックアウト時には、「おいり」を頂きました。
香川のお菓子です。かわいい♪

翌日の朝、琴平を離れる前に牛屋口へ。
金刀比羅宮の南の入口です。

　　

坂本龍馬、中岡慎太郎、高杉晋作などはここを通ったのだとか♪

　

坂本龍馬の像がありました。右の写真は前傾で、まるで狂言師の立ち姿勢のようではないですか！（笑）

　

左の写真、クリックすると大きくなります。
牛屋口へ通じる道は、「昔のままなのでは？」と思ってしまう雰囲気。
平日のせいか、人は全くおらず、寂しく怖いような道でした。