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2010.06.13

束の間の休息・壬生狂言(追記あり)

サッカーW杯始まりました。
これから1ヵ月、暇さえあればテレビを付けてサッカーやってるチャンネルを探してしまうんだろうなぁ。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」完全ガイド (TOKYO NEWS MOOK 173号)裏でサッカーやってても、『龍馬伝』はリアルタイムで見ました。
なんたって、今週も新選組が出ますから。気合いも入るというものです!!

今日はラストの『龍馬伝紀行』が素晴らしかったです
八木邸・前川邸・壬生寺が取り上げられましたね。きゃきゃきゃ

壬生狂言まで映っちゃって、
戦いに明け暮れた男たちにとって壬生狂言は束の間の休息だったと言われています
なんてナレーションが流れました。

壬生狂言の魅力―梅原猛の京都遍歴以前壬生寺でナマ壬生狂言を見ながら、
「これ、新選組隊士達も見たかも知れないなぁ。見てないにしても音位は耳にしていたんだろうなぁ」なーんて想像はしていました。ホントに見ていたのですね。
『炮烙割り』が映ったのが嬉しかったです。この演目は見た事なかったんです。ハデに割る様を想像してましたが、意外とやさしく割るんだなぁ。

本編は、いきなり池田屋事件でビックリしました~。
「最初は先週のリピート映像かな?」なんて油断して、お茶取りに行ってましたが、あわててテレビの前へ正座です。まさかここで立ち回りがあろうとは。

ところで、お龍さんは「新選組がいるから逃げなくちゃ」みたいな事を言ってましたが、このタイミングで新選組が龍馬を見付けたとしても捕まえる理由がわかりません。
以蔵捕獲の邪魔をしたから?(「お前は次だ」って言ってましたけど)
桂の居場所を知ってそうだから?
まだ勉強中の身の龍馬、幕府に仇なす活動をしているわけでもないので謎です~。
そもそも龍馬が新選組を知らなかったように、新選組も福山龍馬の事は(江口龍馬とは違って)「いつか邪魔して来たヤツ」位にしか認識していなかったりして……?

お龍さんといえば、
「あのお人(=亀弥太)は志を貫かれたんでしょ。坂本様は褒めておあげにならんとあかんのと違いますか、よう頑張ったと。お前は侍らしゅう死んだと」
というセリフにビックリしました。
先週の龍馬の説教めいた言葉には違和感を抱いていたので、「よく言ってくれた」って感じではあるのですけど。ううむ……。

6月17日追記
↑のラスト、唸ってシメたのは、「とても良い台詞だけれど、なぜそれを武家の娘でもないお龍さんが?」という違和感があったせいなのですが、考え直しました~。
お龍さんのお父さんはお医者さんとはいえ、安政の大獄で亡くなったのなら、下手な武士より武士らしい考え方を持つようになるのはおかしくないですね。龍馬は下士とはいえ、坂本家はもとは商家。この頃の龍馬はお龍さん程の修羅場をくぐったわけでもなし、お龍さんの方がサムライっぽくてもおかしくないと思いました。
『龍馬伝』って、「龍馬はこの時代には稀な未来派野郎なんです、スゴイでしょ?」というスタンスだと思ってましたが、案外、「優しさだけが取り柄で、現代人みたいにヤワで甘い坊っちゃんでしたが、色々学んで成長しました」というお話なのかも。

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コメント

この回で殺陣シーンが観れるとは!って感じでしたね~!

私も「壬生狂言」を少しでも観れて嬉しかったです。
そういえば、YAGI節さんはご覧になった事、有りましたよね。私はまだ見たことが無いので、いつか見たいです。

そう、そう「新選組!」では龍馬と新選組、最初から知り合いみたいな感じでしたけど、「龍馬伝」では違いますよね?

史実はどっちに近いんでしょうね?
「龍馬伝」ですかねぇ?

投稿: あさぎ | 2010.06.14 11:55

壬生狂言写してましたね。炮烙割りほんとに落としているだけに見えました。最も派手に投げたりしたら見物客に当たってしまうかもしれませんね。
新選組と無名の龍馬は殆ど接点が無かったようですね。どうも第2部では武市の以蔵に対する心情も史実と違い、冷たく突放すこともなく、フィクション部分で物語の推移が冗長な感じがします。
お竜さんの役者さんもきつい性格というより何か無表情な演技が気になります。

投稿: 早々 | 2010.06.14 15:33

おぉ。私も違和感ありました。
龍馬が何をしたんだよと。
龍馬は別に攘夷派って訳でもないし。
と言うか龍馬って…ほんとまだ何にもしてないですよね(苦笑)
周りが持ち上げるから、凄い人なのかと錯覚しそうです(^_^;

「龍馬伝紀行」テンション上がりましたね~

投稿: Mini子 | 2010.06.14 21:41

あさぎさん

>そういえば、YAGI節さんはご覧になった事、有りましたよね。

はい。そういえば、あさぎさんとお会いしてお別れする時に、「この後、壬生狂言見て帰ります」なんて言いましたよね。懐かしい。

龍馬と近藤さんが江戸にいる頃から知り合いだとしても、別におかしくはないですよね。
可能性は低いけれど、ゼロとは言えない。
なので、三谷さんの設定は夢があって大好きです♪

早々さん

>フィクション部分で物語の推移が冗長な感じがします。

確かに……。
捕まる前の武市を見ながら、「大森さんが見られなくなるのは寂しいよぉ」と思っていた筈なのに、最近はちょっと引っぱり過ぎな気がして「もう、いいです」ってな気分になってきました(爆)。

史実通りの「以蔵に冷たい武市」というのは辛そうなのであまり見たくない気もしますが、あまりに史実と違うと、それはそれでどうなのかという気もしますね。

Mini子さん

>龍馬が何をしたんだよと。

おお、やっぱり!?

>と言うか龍馬って…ほんとまだ何にもしてないですよね(苦笑)

そうそう!!(爆笑)
特別良い事をしているわけでもありませんが、悪い事をしているわけでもないし、不逞浪士という感じではないですよね。
以蔵を助けたので「京の治安を乱す土佐勤皇党の一味」と思われてる可能性もありますが、誤解は解けそうだし、勝の名前でも出せばどうにでもなりそうだから逃げる必要はない気がしました~。

投稿: YAGI節 | 2010.06.15 02:19

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