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2010.08.30

薩長同盟が結ばれちゃった

『龍馬伝』の第35回「薩長同盟ぜよ」見ました。

SWITCH Vol.28 No.8(2010年8月号)『龍馬伝』での新選組は、悪役ではありますがカッコいいと思ってました。
本来私が好きな新選組というのは「義を貫いた誠の集団」であり、決して悪者ではないんですが、ドラマとしては悪役が強くて恐ろしい方がしまるので、『龍馬伝』に関してはあれで良いと思ってました。私も大人ですから、ほほほ。

が、第32回の『狙われた龍馬』にはがっかりさせられました。
百戦錬磨の近藤勇が、道場剣法の龍馬にあっさりと気絶させられちゃったのですから。
どうせなら、最後まで「恐ろしすぎる近藤勇」で通して欲しかったな~。
おまけに、龍馬は新選組を幕府の犬呼ばわり。これには寛大な私も……ウソです、子供な私は、すっかり頭に血が上り、怒り狂っていたのでした。

先週の予告を見て、「弥太郎が拷問なんてされたら、またきっと龍馬は新選組の悪口を言い出すんだろうなぁ」と憂鬱でたまらなかったのですが、今回は特に暴言はなく、ほっとしました。

代わりに(?)、見廻組が近藤にイヤミを言うシーンがあり、それは見ていて気持ちの良い物ではありませんでしたが、主役が言う悪口と脇役が言う悪口では重みが違うというか、受けるダメージが違いました。それにあのシーンでは新選組に同情してくれた視聴者もいたかもしれない。

あ、私、上では「悪役扱いでいい」なんて書きましたが、「嫌われては欲しくない」と思ってるみたいですね。
「龍馬が新選組を悪く言うと、影響されて新選組の事を嫌いになっちゃう視聴者が増えるかも~」と怖がっているみたいです(^^;)。それで余計に龍馬が新選組の悪口を言うと逆上してしまうようです。
新選組、悪役でもいいから、せめてカッコいい悪役になって、一部の人には好かれてほしいのです。←さすがに「万人に好かれて欲しい」なんて無茶な事は思っていない

松平容保も、「嫌われ者にしたくないキャラ」です。お守りしたいお方です。
昨日の描かれ方は好感度に響くのではないかとちょっぴり心配ですが、容保の事を知らない人に強い印象を与える程ではなかった……ですよね……と思いたい。

で、とうとう薩長同盟が結ばれちゃいました~。
佐幕派にとっては喜ばしい同盟ではないし、龍馬が喜んでいる姿を見ても、全く感情移入は出来なかったのに、なんと三吉慎蔵にやられました。
三吉を見ていたら「そんなに嬉しかったの? 良かったね」となんだかうるうるっと。

筧利夫さん、素晴らしかったです。
筧さんにはハイテンションなイメージがあり、どちらかといえば苦手だったんですが、三吉は好き。抑えた感じが素敵でした。寺田屋が俄然楽しみになってきました。暴れまくるんでしょうね。静とのギャップを楽しめるのかも?

しかし、西郷ってば桂に会った瞬間に同盟の話を切り出してましたね(うそーん)。
しかも、せっかく西郷が切り出してくれたのに、桂ってば「龍馬が来るまで話せない」みたいな事言っちゃうし。吹いちゃいそうでした。あ~、びっくりした(^^;;;;)。

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コメント

YAGI節さんのおっしゃる事、よぉーーく分かります。

悪役は悪役でも、ダークヒーローとして描いて欲しいんですよね~。
ヘタれた近藤さんとか、小者の容保公とか、敵を貶めて、主役を良く描こうとするのって嫌

投稿: Mini子 | 2010.08.30 23:23

ご無沙汰してます。
今回の見廻組の台詞には心底がっかりしましたね。
「お前らとは身分が違う」とか、今時B級の時代劇でも使わんだろうと。
偏見かも知れませんが結局、主人公と敵対する側は出来るだけ貶めて見せようとしているとしか思えなくなってます。気絶した近藤も然り。
「常に正義無双状態」の主人公には最初から引っ掛かってたんですが、今回の幕府側描写でキレちゃったかも(苦笑)。

投稿: RICC | 2010.08.31 07:21

容保公の描き方、、、
いや~ 私はショックでした。
”モノに当たり散らす”っていうイメージは全く無かったもので(^_^;)

で、筧さんの三吉慎蔵!
私もYAGI節さんと同じく、ハイテンションなイメージしか持って無かったんですが、あの役柄はいいですよね~!
今後も楽しみです。

投稿: あさぎ | 2010.08.31 12:46

Mini子さん

>敵を貶めて、主役を良く描こうとするのって嫌

ほんっっっとにそう! まさしくそう!!

私が三谷幸喜さんが好きな理由にも直結するのですが、『新選組!』の場合はどのキャラにも愛情が込められていました。
出てくるキャラ、皆魅力的でした。貶められているキャラってなかったと思います。
主人公とは立場の違う龍馬だって、とっても素敵だったのに~。
あの時代、佐幕と倒幕、どちらが正しいとかないですよね。
『龍馬伝』も、もっと佐幕派の人たちに敬意を払ってほしいです。

RICCさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます♪
見廻組の一部は、実際ああいう認識だったと思うので、「あの時期あそこであんな事言うわけないよ」と思いつつもデフォルメとして百歩譲って許せるのですが、RICCさんがおっしゃる通り、「主人公と敵対する側は出来るだけ貶めて見せようとしている」という描写はホント嫌です。

で、「常に正義無双状態」なのにも関わらず、『龍馬伝』の龍馬が全く魅力的に見えないというのが皮肉です(兼続も同じ)。
度々比較して恐縮なのですが、『新選組!』の近藤勇も「常に正義無双状態」でしたが、私の目にはカッコ良く見えました。「ありえない~」と思いつつもカッコ良かった。
そこが三谷さんと他の脚本家との腕の違いなのでしょうか?

あさぎさん
容保様、「良い風に描いてはもらえないんだろうなぁ」と予想していて、「いっその事、出さないで」と思ってました。
ここで出るとは……。
あんなの、容保様じゃないですよね~。

っていうか、わざわざここで出し、この流れ……
このままだと容保様が龍馬暗殺の首謀者にされてしまうのでは……?
どうしましょう!! オロオロ。

もし、そんな事になったら、『龍馬伝』は「大河史上最もキライな大河」として私の心に深く刻み込まれる事になるでしょう。

投稿: YAGI節 | 2010.08.31 14:36

薩長同盟、龍馬を待ってには呆れ、もう言うのも嫌になる脚本、演出でした。佐幕派は悪役集団?大石学先生本当に監修してるの?という疑問も湧きました。

投稿: 早々 | 2010.08.31 22:11

早々さん
薩長同盟のエピソードって実話のままでもすっごい面白いですよね。
「テーブルを共にしても互いに同盟の話をちっとも言い出さない西郷と桂。呆れた龍馬が西郷を説得」という史実通りの流れで、龍馬の活躍も充分描けると思うのですが、あんな創作にしちゃって……しかも面白くなったわけでもないというのが残念です。

投稿: YAGI節 | 2010.09.01 00:02

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