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2010.09.22

浮世女房洒落日記/木内昇

木内昇作品との最初の出会いは『幕末の青嵐』でした。
あれは、最高に面白かった!!(感想文はこちら
新選組小説の中で最も好きな作品となりました。
ただ、あの時代なら誰が描いてもある程度は面白くなるのかも知れません。

驚いたのは、次の『地虫鳴く』。(感想文はこちら
新選組の中ではあまり目立たず、個人的にも全く興味のない隊士が主役なのに、すごーく面白くて、改めて「この人スゴイ」と思ったのでした。

続く『茗荷谷の猫』は、新選組作品ではありませんが、木内さんにやられていた私は手に取りました。
「明治から昭和初期」という全く興味の無い時代だったにもかかわらず、一日で読んでしまったっけ。

浮世女房洒落日記そして今作『浮世女房洒落日記』。
全く興味を魅かれないタイトルです。
江戸時代後期の話。幕末よりはやや前ですね。
維新志士には興味はあっても、江戸時代の町人には全く関心のない私。
あらすじ読んでも、「これは私にはダメだろう」と思ったのですが、今迄ハズレのない木内さんの本だから、一応読んでみました。
……

面白くて、やっぱり一日で読んでしまった!!

全く興味がない物を、面白く感じさせてしまう。
脚本家では三谷幸喜さん、そして作家では木内昇さん。
もう、私の中ではこの二人は特別です。

こんな作品が描けていいなぁ。
羨ましいと思ってしまう。
自分は作家でもないのに、こんな事を考えるのはオカシイし、他の作家さんの作品読んでもそんな事を考える事はないんですけど、木内さんの作品読んでると、なんだか羨ましく思えちゃうのです。不思議だ。

もうすぐ新作が発売されるようです。
明治時代の遊郭の話らしいので、これまた全く興味が無いのですが、木内さんの作品だったら、読むしかないなぁ。

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コメント

私もちょうど「幕末の青嵐」を読み終えた所です!
ホントにこの作家さんは天才ですね!
次は「地虫鳴く」も、読んでみようかな、とYAGI節さんの読後感想記事を読んで思いました。
伊東一派が土方さんをどんな風に見ているか、興味があります(^_^)v

で、今後私もYAGI節さんのようにこの方の作品、次々読んでいくかも?です(*^_^*)

投稿: あさぎ | 2010.09.23 14:12

木内さんって余り本を出していないと思ったのですが、出していらっしゃるのですね。この方の文章や表現力にとても魅力を感じており、ご紹介の本探して読んでみようかと思っております。

投稿: 早々 | 2010.09.23 22:15

あさぎさん
『幕末の青嵐』読み終わったのですね♪
木内さんはまさに私のツボをついてくるという感じで、ホント好きです~。
特に新選組物はやっぱり良いですよね。
今回の作品も面白かったけれど、また新選組物書いて頂きたいなぁ。

早々さん
早々さんもお好きなのですね♪
そうなんですよ~。もっと読みたいんですが、ホント少ないですよね。
時間をかけてじっくり書いているのかな?
木内さんの文って、あっさりしているようでいながら、すみずみまで気を配っている感じがします。

投稿: YAGI節 | 2010.09.23 22:42

何だか覚え辛いタイトルですね。
しかも、装丁もあまりいいとは言えない本。
でも、内容が面白いとは、ちょっと興味をそそられますね。

投稿: 桃源児 | 2010.09.25 00:36

桃源児さん
旦那さんに対する愚痴もかなり載っているので、男性の目にはどう映るのかな(^^;)。
でも、なんだかんだいいつつ、結局は家族を愛している女性のお話です。

黄表紙を意識しているらしいです。
黄表紙の装丁は簡単なものらしいですが、あんな感じなのかしらん???

投稿: YAGI節 | 2010.09.26 00:33

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