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2010.10.19

4人目のトート

私は1つの演目を何度もリピートして見る方ではありません。
同じ演目を2度見るよりは、見た事のない演目を見たいと思うのです。

kanji ishimaru『エリザベート』は過去3回観てますが、東宝版・ウィーン版・宝塚版をそれぞれ1度ずつなので、同じ作品でありつつも違う魅力を楽しんだという感じです。
そして一通り観たので「もういいかな」と思っていました。
が、石丸幹二さんがトート役(準主役)をやるというので、心動かされました。
以前ここで熱く語ってる通り、石丸さん好きなんです。あれから6年かぁ……。

劇団四季退団後の舞台を観るのはこれが初めてです。
去年『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』のチケット買ったんですが、信じられない事に日にちを勘違いして見逃しました。チケット無駄にしました。あの時のショックといったら

という事で、楽しみにしていた『エリザベート』、観て来ました。

Eli5 Eli2

石丸トートのビジュアルは……微妙?
端正な顔立ちをされているので、さぞかし美しいトートになるだろうと思いきや……あ、あれれ? 普段の方が数倍カッコ良いよ~。
アッサリした顔の方がメイクは似合うのか? でも、ハーフの城田優さんはとても似合っているし……不思議です。
化粧濃過ぎるのかな? 城田さんはメイク後も原型留めてるけど、石丸さん、まるで別人だし

と、見た目はややガッカリな感じでしたが……

歌がイイ!
素晴らしくイイ!
今迄観た4人のトートの中では一番上手い!!

もっとも普段「歌が上手過ぎる人が苦手」とか言っちゃってる私(たとえばここ)としては「一番上手ければ一番良いのか」と問われると、答に窮する所ではありますが。

東宝版で言うと、内野聖陽さんのトートは音源を持っていて何度も聴いているので、頭にこびりついているというのもあり、「ああ、この部分の内野さんの歌い方、妖しくてたまらなかったなぁ」とか「あのヘタウマな感じ、良かったなぁ」などと、ついつい比較してしまいました。歌本来の魅力をきちんと伝えてくれたのは間違いなく石丸さんで、ホント聴き惚れました。内野さんの方はなんか邪道な魅力があった感じ? ミョ~な引力というか魔力がありました。
『最後のダンス』は内野さん、『闇が広がる』は石丸さんが好きでした。

Eli4エリザベートはヒドイ人ですね(^^;)。
初めて観た時は、ルキーニ(狂言回し的存在・エリザベートを暗殺)を悪役だと思って見ていたのでルキーニの言う事は話半分に聞いていたのですが、今回は「ルキーニは正しい事を言ってるんじゃん?」なんて思えました。
ウィーン版を観た時「東宝版と違って随分エリザベートをエゴイストにしているなぁ」なんて思いましたが、今日のエリザベートも相当冷たい人でした。

何分東宝版を観たのが昔過ぎて、細かい所は覚えていません。演出が変わったのかもしれないのですが、一路真輝さんが演じたエリザベートはそんなに嫌な人には見えなかったんです。ウィーン旅行に行って間もない頃だったから、エリザベートに愛着があって色眼鏡で観ていたのかなぁ? あるいは自分の考え方や感じ方が変わったのか? なんせ10年位経っているもので(^^;;;;)。

こういう事があると、「同じ作品を何度も観るのも面白いなぁ」なんて思います。経済的な問題もあって、なかなか出来ませんけどね。

それにしても、『エリザベート』はホント魅力的な楽曲揃いですね。
話はあまり好きではありませんが、音楽はホント好き。使ってる楽器も好き。
あの独特なキーボード(?)を聴くと「『エリザベート』だぁ」とゾクゾクするし、オーボエ(?)も好き。オーケストラ聴いてるだけでも幸せになれます~。堪能しました♪

Eli1 Eli3

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