第二十九回明治神宮薪能
今春は靖国神社の夜桜能に行きましたが
今秋は明治神宮の薪能に行って来ました。
靖国は有料ですが、こちらは全席招待。
萬斎さんは出ないものの、「万作さんをタダで見られる機会は逃せない♪」と思いハガキ応募してみました。
1000名招待というので楽勝かと思いましたが、競争率は16倍だったとの事。能楽人気、侮れないのですね~。
せっかくなので話題のパワースポット・清正井に寄ってみようと思い、早めに行ってみました。15:00位だったと思います。
鳥居の近くで年配の方々が列を作っていたので不思議に思って近づいてみると、薪能を見に来た人達でした。開演は18:00だというのに!!
……私達も渋々並び、清正井は諦めたのでした、とほほ。
写真左:開場前はこーんな感じ。
写真右:並んで「あ」のカードをゲット♪ 整理券のような意味合いの物ですが、数字ではなく五十音で仕切られたのでした。
解説は武蔵野大学の増田教授という方でしたが、万作さんと早稲田の同期との事でした。
ご自身の結婚式の際は万作さんが三番叟を舞い、万作さんの結婚式の際は増田教授が司会をされたそうです。
始まる前には客席に向かってお払いをして貰えました。
演目は、素謡『神歌』(かみうた)、狂言『三本柱』(さんぼんのはしら)、能『内外詣』(うちともうで)。
狂言で太郎冠者・次郎冠者はお馴染みですが、『三本柱』には太郎・次郎に加えて三郎冠者というのが出てきました。もっと人数が増えたら四郎冠者、五郎冠者となってゆくのか? って、狂言にはそれ程偉い人は出てこないので、使用人がそんなに多い作品はないかな?
ところで、右の写真は会場でもらった番組表で、『内外詣』の写真が入っているのですが、萬斎ファンだったらこの写真を見たら何か思うのでは?
『越後聟』、思い出しませんか~?
……つまり「獅子」なんですけど(爆)。
萬斎さんの『越後聟』には衝撃を受けたものでつい連想してしまいます。
しかし、普通はゆーったり動く能ではありますが、獅子のパートでは俊敏な動きになるのですね。ちょっと気分が浮き立ちました。
ちなみに↓は『越後婿』の写真です。
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コメント
能、一度見たみたいと思いつつ、なかなか機会に恵まれません。
清正井、話によく聞きます。こちらも行ってみたいものです。
投稿: 桃源児 | 2010.10.12 17:52
明治神宮薪能ライトアップ素敵ですね。内外詣は神の使いの獅子がでてくる一番目能でしょうか?これは未だ観たことがないので。
投稿: 早々 | 2010.10.12 22:27
桃源児さん
能、お城でも時々やりますよね。鶴ヶ城や彦根城のを見てみたいです~。
清正井、そのうち空くだろうと思っていましたが、いまだに行列出来るみたいです。
早々さん
はい、ライトアップはきれいだし、厳粛な雰囲気はあったし、素敵でした~。
内外詣は、金剛流しかやっていないそうです。
能楽協会のHPで曲柄サーチしてみたら、「初」「四」と書いてあったのですが、一番目にも四番目にもなり得るという事なのでしょうか……???
投稿: YAGI節 | 2010.10.13 00:44
分りました。金剛の4番目能または脇能2場曲でした。
4番目能は狂なのですが、どれにも属さない雑能を4番目に入れるようです。内外詣でしたので伊勢神宮の内宮、外宮を想像しておりましたら、やはり伊勢神宮を詣でるお話だったようです。一つ勉強になりました。有難うございました。
投稿: 早々 | 2010.10.13 18:24
早々さん
>やはり伊勢神宮を詣でるお話だったようです。
タイトルでそこまでわかるとはさすがです♪
いくらかでも、お役に立てたなら良かったです。
投稿: YAGI節 | 2010.10.14 00:27