ＮＨＫドラマ２本

えーん、今日『笑う犬』あったんですね。しかも、アンジャッシュが出るとは～。
『10年先も君に恋して』（以下『君恋』）の最終回の事で頭が一杯で、気付かなかった……。

その後の時間は『戦国鍋ＴＶ』を毎週見てますが、この狭間の数分間に遅まきながら気付いたので、『戦国鍋』は録画、『笑う犬』はリアルタイムで楽しみました。20分足らずでしたけど(泣)。

という事で、『君恋』終わってしまいました……。
こんなに楽しめたドラマは、時代劇を除けば『のだめカンタービレ』か『不機嫌なジーン』以来かっていう位。
同じ内野さんと大森美香さんのコンビの『不機嫌なジーン』はちょっと切ないエンディングでしたが、今回は一応ハッピーエンドと言えるのかな。笑いあり涙ありの、私好みの作品でした。

こんなに面白かったのに、視聴率はふるわなかったようで、先週はなんと4.6%だったとか。ある意味、驚異的な数字……。
なぜだろう？
例のスキャンダルのせいなのか？（タイミングが悪かった……）
あるいは私の趣味が悪いだけで、ホントはイマイチなドラマだったのか？
でも『不機嫌なジーン』も一部では叩かれてて、悔しい思いをした後に向田邦子賞を取って溜飲を下げたんでした。今回もどこかで評価されてるといいな。
内野さんのスキャンダルで水を差された感がなきにしもあらずですが、大好きな作品となりました。

ところで、2008年の向田邦子賞って『ゴンゾウ』だったんですね。
『ふたりっ子』と合わせると、内野さん出演作が３本。これは脚本に対して贈られる賞なので役者さんは関係ないのかも知れないし、選考基準もよくわからないのですが、内野さんは魅力的な脚本を、さらに魅力的にしているような気はします。

今回の役柄・博さんも魅力的でした。
30歳の爽やかで目がキラキラしている博と40歳のコミカルなのに哀愁があり目がウルウルしている博、どちらも本当に良かった!!
10年後の老けた感じを出すのはそれ程難しくはないと思いますが、30歳と40歳で別人のようなのに、どちらも魅力的でなおかつリアルというのはさすがだと思いました。
ちなみに映画『十三人の刺客』を見た私の弟が「あんなに見事な切腹シーンは初めて見た」と内野さんの切腹シーンを絶賛してました。内野さん、出番は少ないらしいですが、強烈な印象を残したらしいです。やっぱり素晴らしい役者さんなのですね。
あれで、スキャンダルさえなければ……。←しつこい

さて、今日のタイトルは「ＮＨＫドラマ２本」としましたが、もう１本は『チャンス』。
そういえば、昔民放にも同じタイトルのドラマがありました。あれも大好きだったなぁ。最終回で「to be continued」と出たので続編を楽しみにしていたのですが、あれっきり。本城裕二はどうなったんだろう？

……で、ＮＨＫの『チャンス』ですが、こちらは母親に「面白いから観て」と強烈に勧められ、見ました。
どん底状態の女性が、馬に夢と勇気を貰って立ち上がる話です。
『君恋』は先が読めず、ドキドキワクワクしながら「目が離せない」という感じで見てましたが、こちらは初期の段階でラストが読め、そして全くその通りに話が進んでしまいました。なので普段は「ながら見」、馬が出る所だけ「ガン見」してたという感じかな。
いや～、ホント馬が可愛かったのですよ～。あと音楽（小林洋平さんのサックス）も素晴らかったです。サントラ買いたい程。
特に『ダニー・ボーイ』。テーマ曲のように度々かかりましたが、聴き惚れました。サックスのレッスンに通っていた頃、先生が『ダニー・ボーイ』を吹いてくれて感動した事があったので、懐かしく思い出しました。いい曲です……。

『チャンス』見てたら私も馬主になりたくなっちゃいました(^^;)。
今迄は大金持ちになったらプロ野球球団を持ちたいと思ってましたが、馬主もいいなと。
以前、友人に「もし10億あったら、どうしたい？」と聞かれて、「思いつかない。野球のオーナーになりたいけど、10億じゃ足りないし……」と答えて、「何人かに聞いたけど、10億で足りないと答えた人は初めて」と言われました。馬主は贅沢言わなければ10億で足りそうですね（笑）。

しかし『チャンス』も平均視聴率は５％との事。ＮＨＫの現代劇、視聴率はダメなのですね～。
「時代劇が流行らないから」と時間を削ったようですが、映画界では時代劇ブームみたいだし、また時代劇に力を入れた方が良いのではないでしょうか。
とりあえず土曜時代劇の時間は現行の30分から45分に戻した方が良いと思いますっ!!
そしたら、『鞍馬天狗』をぜひまた……(^^;;;;)。