« ボン・ジョヴィで好きな曲 | トップページ | 維新の嵐 疾風龍馬伝(佐幕編) »

2010.12.06

東西狂言の会2010

昨日、「東西狂言の会」を見て来ました。

To◆解説/野村萬斎
前日に亡くなった茂山千之丞さんのお話をされてました。
この日の朝刊には載っていたらしいのですが、私は亡くなったというニュースを知らず、萬斎さんから教えて頂いたような感じです。

「千之丞さんって、どなただっけ?」と一瞬思ってしまいました。
NHK教育テレビの『日本の伝統芸能』の「能・狂言入門」で、昨年の講師をされていた方なんですが、その時はとってもお元気に見えたので、なんだか信じられなくて。
「別の人かな?」と思ってしまった……。
でも、間違いなく、あの千之丞さんだったのですね。

前回のこの「東西狂言の会」に出演して、笑わせてくれたのに。
次の回で訃報を聞く事になろうとは。とても不思議な気分です。
ご冥福をお祈りします……。

千之丞さんの功績のお話の途中で、狂言不遇の時代の話になりました。
明治維新のせいで狂言師の皆さんは苦労されたそうです。
そういう話は前にも聞いた事がありますが、今回は明らかに『龍馬伝』を意識しておっしゃってる感じでした。
思わず連想したのは龍馬の「そんな事はどうでもいい発言」。
「大政奉還がなったら、2万人が役目を失う事になる」と言った勝海舟に向かって龍馬が言ったセリフです。あれにはビックリした~。
龍馬の頭には武士の事はもちろん入っていただろうけれど、

「お殿様に抱えられている狂言師の皆さんの事までは考えてないよね」

と思ってしまったのでした。

◆蚊相撲(かずもう)/茂山千五郎・茂山正邦・松本薫(35分)
和泉流では観た事がありますが、大蔵流では初めて観ました。
和泉流では蚊をうちわで仰いでましたが、大蔵流では扇で仰いでました。
あと、「隠れもなき大名です」と言ったような。
狂言で「です」という言葉を聴く事が珍しい気がして「えっ!?」と思ってしまったのですが、度々あったらスミマセン。聞き違いだったらもっとスミマセン。

以前ここで「文相撲」と「蚊相撲」がどうして似てるかを妄想した私ですが、萬斎さんもそんな事考えたみたいです。
冗談ぽく「『文』に『虫』を付けてみたんじゃ?」みたいな事をおっしゃってました。
確かに「虫」+「文」=「虫文」で「蚊」だ(笑)。

◆小舞 田植(たうえ)/野村萬斎(8分)
普段は小舞の感想なんて書かない(書けない)私ですが、今回は特別にちょっとピックアップ♪
映画『のぼうの城』で萬斎さんが田植踊りをするシーンがあるらしいんですが、その踊りは萬斎さんの自作自演なのだとか。そして、解説時の萬斎さんの口ぶりから察するに、この小舞からアイデアを取り入れているのではないかと。
『のぼうの城』のオフィシャルブログに田圃の写真がありましたけど、帰宅してから改めてチェックして踊りを思い出したりする私でした。
あ~、早く映画が観たい。萬斎さんってば、映画の宣伝もお上手。
基本的にはユーモラスな舞だと思うんですが、鶯色の紋付が素敵なのでカッコ良くも見えてしまった、ちょっと不思議な舞でした。

◆泣尼(なきあま)/野村万作・野村万之介・石田幸雄(40分)
「泣き屋」的な働きを期待されて呼ばれた尼が泣くどころか居眠りをしてしまう所が笑えるのですが、その時私の隣の席の人も寝ているではありませんか
万作さん扮する僧が起こそうとして咳払いをすると尼はビクッとしてその瞬間だけ起きるのですが、私の隣の人は起きない~。
最後には咳払いをしても起きず眠りこける尼、そして全く起きる気配のない隣の人にウケてしまった私でした(^^;;;;)。

|

« ボン・ジョヴィで好きな曲 | トップページ | 維新の嵐 疾風龍馬伝(佐幕編) »

コメント

お元気な頃を知っている人の訃報、残念ですね。
龍馬伝、ついに一回もまともに観ませんでしたが、どうでもいい発言があったんですか。
自分の考えさえ通れば、人のことはどうでもいいということなんでしょうか。

投稿: 桃源児 | 2010.12.07 16:39

肝心の公演のお話に絡ませずに申し訳ないのですが…
私もあの「そんなことはどうでもいい」で完全にキレました。
あの龍馬が言うと本当に身勝手に聞こえるんですよ。本当は「身分なんてつまらん垣根は取り払ってみんなで力を合わせて日本を創っていこうぜ!」みたいな(それでもかなり脳内お花畑ですが・苦笑)意味にしたかったんじゃないかと思うんですけどね。
ここまでちゃんと幕府側を描いてこなかったツケが一気に爆発した最悪のシーンでした。自分達以外みんな「間違っちゅー」の結果がこれです。
あの勝が諸手を挙げて賛美しちゃったんでますますキレました(苦笑)。

舞台感想に絡めなくてほんとごめんなさい
YAGI節さんの"連想"に思わず乗っかってしまいました…。

投稿: RICC | 2010.12.07 18:28

龍馬伝、そんな台詞があったのですか?、視聴を止めたのはどうもこの龍馬の底の浅さが原因だったのですが。
で、狂言
以前、萬斎さんの蚊相撲は見たことがあります。泣尼とても面白そうですね。お隣がそれを実践されたのはウケました。能で寝られる方は多いのですが、狂言では珍しいですね。

投稿: 早々 | 2010.12.07 21:48

うわー、御三方共、龍馬に反応されている(驚)。
RICCさんまで、萬斎さんでなく龍馬!?(笑)

桃源児さん
『龍馬伝』をご覧になっていない方に、あのセリフだけをピックアップしてお見せしてしまったのは反則だったかも

RICCさんが書かれている通り、「身分差をなくしたい」という心意気を述べた言葉であり、さすがに「自分の考えさえ通れば、人のことはどうでもいい」というワケではなさそうです。
「失業者が出る」という犠牲があったとしても、それが小事と思える程に「平等な世が来る」という事は大事だと言いたかったんだと思います。
にしても……もうちょっと言い方があったと思うんですよね~。
あれは、大河の主役が言っていいセリフじゃないような……。

RICCさん
どんな事でも反応して頂けると嬉しいです~。

>あの勝が諸手を挙げて賛美しちゃったんでますますキレました

そうそうそう!!
もう勝ってば、近藤勇に啖呵切ってる場合じゃないと思うのですけどっ!
あそここそ、得意な説教(^_^;)をぶつところだろうに……。
「2万人が……」のセリフの際には「よく言った、勝!!」と思いましたが、あんなにあっさり引き下がってしまって、がっかりでした。
そして、あのまま狂言が廃れてしまったら、私達が萬斎さんを目にする事もなかったのかも……恐っ。

早々さん
私も視聴こそ最終回まで続けてましたが、あの龍馬は……
感想書いたら暴言ばかりになっちゃいそうなので、記事にするのはやめました

萬斎さんの蚊相撲、ご覧になった事ありましたかっ!! いいなぁ。
私は子供番組(笑)では何度も萬斎さんの蚊の精見ているのですが、生ではまだ観た事がありません。
あ、でも、蚊の精は舞台では面付けちゃうから、お顔は見られないですね(^^;)。
でも、やっぱり見たーい。

投稿: YAGI節 | 2010.12.08 19:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ボン・ジョヴィで好きな曲 | トップページ | 維新の嵐 疾風龍馬伝(佐幕編) »