長州偵察記①（萩）

今日は、野村萬斎さんのお誕生日です。
萬斎さんといえば高杉晋作。
そんな高杉の故郷・山口県へ行ってきました。

こんな時期に旅行に行くのはあまり気が乗りませんでした。
会津を見捨て、長州と手を結んだ薩摩はこんな気分だったのでしょうか？(違)

旅行自体は１ヶ月前に申し込んだもの。
キャンセルしても、誰が喜ぶわけでもありません。
東京にいても不足している電気や物資を使うだけの私です……。
また、お金を使わなければ経済が回って行かないと聞きました。
自粛ばかりしていると、経済的には良くないのだとか。
なんて書くのも言い訳めいていて、心苦しいのですが……行ってしまいました
行く直前には、花粉症が酷くなり、そのせいか咳喘息の状態も悪くなり、不安が募るばかりだったのですが、行ったら楽しかったです。かつては敵地と思っていた長州で癒されました。

写真右は飛行機から見た富士山。
飛行機の窓から、こんなにしっかり富士山を見たのは初めてかも。

旅のスタートは石見空港。
最近大阪線が廃止になってしまい、現在はなんと１日１便の東京線があるのみだそうです。

最初の目的地は萩でした。
高校時代、修学旅行で訪れましたが、当時は幕末には全く興味がなく、「高杉が一体何をやったっていうんだろう？　なんでそんなに人気があるんだろう？」なんて思っていたのでした。今は好きなのですけど

◆野山獄

　

左：吉田松陰が投獄された野山獄跡（武士用）
右：弟子・金子重之輔が入れられた岩倉獄跡（庶民用）
道一本隔て向かい合っています。

◆高杉晋作旧宅

　

左：高杉晋作誕生地（クリックすると大きくなります）
右：高杉家の前にはこーんな壁があります。

◆萩博物館
時間がなかったので、高杉晋作資料室のみ見て来ました。
入ってすぐのところに三味線があって感動!!
「東行庵ともめて、三味線は見られないんじゃなかったの？　解決したの？　やったー!!」と思いましたが、なんだか新しい……。よく見ると「複製」の文字が……。素敵な直垂も複製。えーん
ま、木刀とか、お雛様とか、見られたのでよしとします。

◆松陰神社

　

東京・世田谷の松陰神社に行った時、とても気持ちの良いお天気でした。
「佐幕派の私も温かく迎えてくれるなんて、松陰先生らしいなぁ」なんて思ったのですが、この旅行中もここを訪れた時が一番良いお天気でした。
東日本の復興をお願いして来ました。自分の命よりも日本の事を考えていた松陰先生なら、そういうお願いは叶えてくれそうな気がします。
どちらの写真もクリックすると大きくなります。

◆笠山
泊まったホテルはこの山の中腹にありました。

　

左：ただの岩に見えるかも知れませんが、火口。なんだか恐竜でも住んでいそうな雰囲気でした。火口をこんな風に見られる場所は珍しいそうです。
右：笠山散策中に見た朝日

　

左：ホテル敷地内から見た海
右：動じない猫がいました～。（クリックすると大きくなります）

　

左：萩といえば夏みかん。
右：このバスの名前が「晋作くん」（笑）。

ホテルの朝食はこんな感じ。

　
なんと、一昨年ここで話題にした「萩・井上のしそわかめ」がありました!!
これ、ホテルのロビーにも空港にも売ってました。
やはり、山口ではメジャーなブランドだったんだなぁ。

実は、以前話題にした後、自分用にも購入して、その後ずっとリピートし続けてます。
かつて、こんなにふりかけにはまった事はありません。
なので、売っているのを見つけた瞬間興奮して、ついうっかり「これ、今迄の人生で出会った中で一番おいしいふりかけなの!!」と豪語してしまいました。
しかし、ハードルを上げてしまったせいか、朝食に出てきたしそわかめを食べた同行者はイマイチなテンションで「普通においしい」と言ったのでした。まぁ、シンプルで、ありがちなふりかけではあります。大げさな事を言って期待させた私が悪かった
東京では見たことがなかった「夏みかんわかめ」と「辛子明太子わかめ」をお土産に買ってみました。食べるのが楽しみ～♪