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2011.07.12

ありふれた生活6~8

三谷幸喜さんのエッセイ『ありふれた生活』、1~5までは読んだのですが、いつの間にかもう9迄出ているのですね。
図書館でチェックした所、9は貸出中だったので8までの三冊を借りて一気に読みました。

三谷幸喜のありふれた生活6 役者気取りやっぱり、私三谷さんと趣味が似てるみたい。
今回も共感する所だらけでした。

まず、いきなり「こんぴら歌舞伎」の事が書いてあって大喜び♪
「わざわざ四国まで見に行くなんて、私もつくづく物好きだ」と思っていたけれど、三谷さんはなんと一人で行ってしまったらしい。
でも、金丸座での観劇はホント独特なんですよね。東京の劇場では決して味わえない、スペシャルな体験が出来ます。あそこ迄満足出来た観劇はあまり記憶にありません。

そして、魔のスパイダソリティア。
私もウィンドウズ付属のゲームにはハマりました……。
三谷さんは「これらのゲームを話題にしている人に会ったことがない」なんて書いてますが、友人もハマってましたよ。
もう卒業した気でいたのですが、三谷さんのエッセイを読んだら久々にやりたくなってやってしまいました。すると止まらない。恐ろしいゲームです。
っていうか、久々に手を出させた三谷さんが恨めしい……

三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤーそして、そして『スティング』。
若い人はこれに出ているロバート・レッドフォードを見て「ブラピに似ている」というらしい。
三谷さんは「逆だ、ブラピがレッドフォードに似てるんだ」と主張されてました。
大丈夫です、私『リバー・ランズ・スルー・イット』を見た時に「レッドフォードに似てる!!」って思いましたから。う?……つまり、若くないって事か(爆)。
『スティング』はビデオで見ましたが、既に殆ど覚えてません。三谷さんがあまりに絶賛するので、もう1度見たくなっちゃった……。

『マジックアワー』の撮影時に巌流島に行ったというエピソードにも共感しまくり。
深津絵里さんに「司馬遼太郎を読んでいそう」というイメージを持っていた三谷さんは深津さんを誘おうとするも、全く興味を示されなかったのだとか。他の出演者達にも相手にされずお1人で行かれたとの事でした。私だったら喜んでお付き合いしたのに(笑)。
山口旅行で、巌流島に寄れなかった事が心残りな私です。でも、何もない島なのだとか。そうなのか……。

三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日意外だったのは、三谷さんが怖いという話。
『ありふれた生活』5冊読んできましたが、今迄はそんな印象は全く受けませんでした。しかし、サンシャインボーイズの役者さん達にとっては恐い人らしい。
強烈なダメだしや、キツイ事もおっしゃるらしい。
過去に読んだ物よりは、演出家としての話が多く載っていたような気がします。
『ベッジ・パードン』では、萬斎さんにどんな演出を付けているんだろう?
サンシャインボーイズの方々にはキツくても、業種違いの萬斎さんにはそんな厳しい事はおっしゃらないのか? 稽古場見てみたい~(笑)。

印象的だったのは、生瀬勝久さんの言葉。
「三谷作品に出演して苦しいことは?」という質問に対して
「苦しいことはない」と答えているのですが、
「ただ、達成感があんまりない」というようなコメントをされてました。
「オレじゃなくても、たぶん、これはおもしろいだろうな」って思ってしまうぐらい、台本がおもしろいからだそうです。
私も以前、

「『新選組!』が面白かったのは三谷さんの力による所が大きいと思います。
役者さんも素晴らしかったけれど、たとえ他の役者さんを使ったとしても、三谷さんだったらその役者さんに合わせて、それはそれでまた違った形の面白さを出せるのではないかと想像してしまう」

な~んて書いてしまったけれど、そうか、それって役者さんにとってはフクザツな事だったのですね。
「オレじゃなくても……」というのは辛いかも。
「面白くて当たり前」というのは結構なプレッシャーになりそうだし。
こんな事もおっしゃってました。

「三谷さんの作品は、本当に楽しい。人を差別したりとか、下品なことも出てこないし。ボク自身がそのへんに関しては、ちょっと苦手なので。それに、人間はこう生きなきゃいけないとか、説教くさい部分もないですしね」

全くもって同感!!
そうそう、説教くさくない所、好き~。
しかし、生瀬さん、下品なことは苦手だったのか。ちょっと意外でした(笑)。

あと相島一之さんの
「例えばドラマの中で、役名と簡単な設定だけで人物がまったく描かれない役があるとする。それはどうよ? って思うのが三谷。(中略)どんな端役のひとりに対しても、愛がある」という発言も印象的でした。
うん、私も三谷作品のそういう所が好き。
『新選組!』なんて、あんなに登場人物が多かったのに、どの人物にも愛情が込められていた。魅力的なキャラクターだらけでした。
三谷さんのそういう姿勢が好きなんだよなぁ。
相島さんが死を覚悟するような大きな病気をされていた事はビックリでした。

……と、共感しまくりの3冊でしたが、1点共感出来ない点が。
どうやらお笑い芸人の好みが私とは全く違うようです。
それって、笑いのツボが違うということ?
そういえば、私、三谷作品では笑いが控え目な物の方が好きなんですよね。
1番好きなの『新選組!』だし。
そして私が苦手な『HR』は、本来三谷さんがやりたい事に最も近い気がする……。
なのに、笑い所満載と思われるあの作品で、私はあまり笑えなかった。
主役は同じ役者さんなのに、主役のキャラも片方は大好きで、片方は「ちょーっと受け付け難いかも」と思ってしまった……。
三谷さんが一番力を入れているのは人を笑わせる事みたいなので、笑いのツボが違うんじゃ、ファンとは言えないかも。肝心な所で共感出来てない?(爆)

果たして、『ベッジ・パードン』はその辺りどうなっているのか?
笑いの配分はどの程度なのか?
その疑問、もうすぐ解けます。わくわくわく……

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