第56回 野村狂言座

『でくのぼう日記』（映画『のぼうの城』オフィシャルブログ）が久しぶりに更新されていました。

映画音楽に携わった方々のコメントが載っていたのですが、そこに「バリトンサックス　矢島恵理子」という記載がありました。
すみません、私、この方の事は知らないのですが、バリトンサックスって!!
数ある楽器の中でバリトンサックスがフィーチャーされてるなんて!!
思わずガッツポーズしてしまった（笑）。
あ、ご存知ない方もいるかも知れないので念のために書いておきますが、サックス大好きなんです。
このブログのタイトルも最初は「サクソフォン日記」だった位です。
一番好きなのはテナーなんですけど、バリトンってなかなか聞けないから嬉しい。

のぼう様のバックでバリトンサックスの音が流れるのか～。
うん、きっと、のぼう様ってソプラノって感じじゃないよね。バリトンなんだろうな。
いや、どんな使い方になるのか、全くわかりませんけど。
でもでも、全く目立たないようならブログにわざわざ載せないですよね。
あ～、楽しみ過ぎる。サントラ買っちゃおうかな。←気が早過ぎ
ただでさえ楽しみな映画なのに、また楽しみが増えました♪

さて、そんなのぼう様、もとい野村萬斎さんを観に野村狂言座行って来ました。
感想行ってみます。

◆井杭（いぐい）／井上靖浩・佐藤融・井上蒼大
う～ん、ストーリーがちょっと苦手かも。
「姿の見えない事をいいことに、やんちゃをする子供」という設定が好きになれませんでした。
もちろん「蒼大くんが」というわけではなく、あくまで「設定が」です。
そういえば、『彦市ばなし』も天狗の簑を着て姿が見えない事をいいことにやりたい放題の彦市がキライだったっけ。なのに萬斎さんの彦市は気に入ってしまった私。どんだけ萬斎さんが好きなんだろう(爆)。

◆酢薑（すはじかみ）／野村万作・石田幸雄
タイトルにおぼえはあったのですが、内容がどうしても思い出せませんでした。見ても思い出せなかった(爆)。
帰宅してから当ブログを検索してみたら、やはり見てはいたようですが、感想はたった２行で片づけてました。あまり気に入らなかったようです（笑）。
でも、今回は万作さんがかわいらしくて、楽しかったなぁ。
最初いがみあっている２人が、最後互いを認め合う所も好き
万作さんと石田さんが笑い合う所では思わず私も笑顔になってしまいました♪

◆瓢の神（ふくべのしん）／野村萬斎・石田幸雄ほか
これ、まるでミュージカルだぁっ!!
踊り念仏のシーンがあるんですが、列になって踊って歌ってという感じで楽しかったです。
「なんまいだ、なんまいだ」が「なもうだ♪　なもうだ♪」になり、「な」の前に軽くタメが入ったりしてリズミカルでした。

解説によると、主人公の守護神は松尾大明神との事。
「松尾大明神」って、「あの京都の松尾大社の事？」と思い、松尾大社のHPを開いてみたら、狂言の写真が出て来てビックリ。
11月は毎年上卯祭というのが行われるそうなんですが、そこでは大蔵流の「福の神」という狂言を奉納するのだそうです。
「大蔵流と和泉流では名前が違うのかな？」と思ったのですが、あらすじ読んだら異なる演目っぽいです。なーんだ。