1月の清盛
『ぐるぐるナインティナイン』の「ゴチになります!」の新メンバーが杏さんになりましたね。ゴチバトルで池波正太郎さんの『幕末新選組』を紹介していてビックリ。
『土曜スタジオパーク』では、一番好きな歴史上の人物を聞かれて「永倉新八」と答えていました。歴女な事は知っていたけれど、戦国派かと思ってました。幕末もお好きだったのか~♪
そんな杏さんもご出演の『平清盛』。
初回は私の好みではありませんでした。
暗い画面が好きじゃないのは某知事と同じです。
そして、ドロドロが苦手な私。「昼メロみたいな朝廷とかイヤだな~」と思ってました。
「とりあえず主役の松山ケンイチさんが出るまで見てみよう」と思いましたが、「来週が楽しみ」とは全く思えなかった……。
第二回は、
清盛が「おれは、誰なんだー!」とか言っているシーンで「ああ、もう、そういうウジウジ悩むの、見たくないんだけど~」と鼻白みかけました。
が、その直後の「誰でもよい!」にやられました。
何か哲学的な答でも提示されるのかと思いきや、「誰でもよいから助けてくれ」って!! ウケた。笑った。と同時に、「この脚本家さんは私の苦手なシーンを引っ張らないのかも♪」という安心感のような物を与えられました。
そして、伊東四朗さんの化け物っぷりが素晴らしかった!! 早々亡くなってしまって残念。
第三回は私好みでした。
藤本有紀さんが『平清盛』の脚本を担当すると知った時、「おお、『咲くやこの花』を書いた人だ♪」と嬉しく思いました。あのドラマ大好きだったので。
ただ、少女マンガっぽかったんです。「大河も少女マンガっぽくなっちゃうのでは?」とちょっと心配してました。
『篤姫』の頃は「大河ドラマの少女マンガ化反対!!」とこっそり叫んでいた私。
しかし、『江』の信長おじさまがステキ過ぎたので、「もうこの際少女マンガになってもいいよ」とすっかり寛大になりました。
そんな私でも、2年連続の「少女マンガ大河」は歓迎する気になれなかったんです。
が、『平清盛』の第三回は少女マンガではなく、少年マンガだった!!
清盛を叱咤鼓舞する義朝って、「不殺とか生ぬるい事言ってないで、ホントの強さを思い出せ」的に挑発する『るろうに剣心』の斎藤一みたいじゃないですか!!(違)
「口は悪いけど清盛に一目置いている義朝」って、「どあほう」とか言いつつ花道を認めてる『スラムダンク』のルカワみたいじゃないですか!!(そうか?)
ライバル同士がしのぎを削るというの、大好物な私でした。
実写ではもちろん鞍馬天狗vs近藤勇とかね
しかも玉木宏さんがカッコいい!
そう、好敵手は主役並かそれ以上にカッコ良くなきゃいけません。
玉木さん、『篤姫』の龍馬役は「なんか違う……」という感じだったけれど、信長役とか今回の義朝役とか武士役は似合いますね~。
「その時の顔を見られたくなかったから振り向かなかった」といった時の何ともいえない笑顔、良かった~!!
という感じで、去年の信長おじさま並にハマりそう♪ 見る楽しみが出来ました。
義朝が出ている間は見続けると思います、うん!!
第四回は、
いきなり百人一首の世界で、ツカミは最高。さすが、藤本さんっ!!
あ、前述の『咲くやこの花』って百人一首のドラマだったんです。
「この歌、百人一首のあの歌のパクリじゃん……」と思ったら、元歌だったのですね。歌自体は知っていたのですが、作者までは憶えていませんでした。
西行(佐藤義清)が添削するとは(笑)。
りょうさんが演じていた人、NHKのHPでは堀河局となっていますが、百人一首の札には待賢門院堀川と書いてあります。
西行と堀川以外では、堀部圭亮さん演じる藤原忠通(法性寺入道前関白太政大臣)と崇徳天皇(前回は子役だったかな?)も百人一首に選ばれてる模様。
そしてやっぱり義朝が良かった!! 「オレが守る」とか「強くなる」とかカッコ良すぎる~
カッコ良いといえばこの回の忠盛もステキ。
「王家の犬では終わらない」という意思表示、「きっとそう思っているだろうな」と感じてはいたけれど、口に出してもらうとスカッとする~。
という感じで、源氏は息子、平氏はパパがイイですね。パパがダメだと子がしっかりして、パパが偉大すぎると子はグレるのでしょうか。もっとも、パパと和解(?)した清盛はこれから成長して行くのかな。
という感じで、回が進むにつれて、引き込まれている私です。
今後が楽しみです♪
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