２月の清盛

先日話題にした『ジェルボー』に、早速友人と行ってきました♪

ケーキ食べながら『平清盛』の話をしました。
同行者は「大河は途中で飽きて、絶対最後まで観られない」と言っていたのですが、『龍馬伝』は１年間見続けたそうです。続く『江』も最後まで見たとの事。
てっきり大河を観る習慣が身についたのかと思いきや……『平清盛』は早くも挫折したそうです。
視聴率も悪いみたいですね。

そういう私は、見続けてます。
画面が暗いのは相変わらず好きではありませんが、「殿上の闇討ち」で盛り上がりまくっちゃって、その勢いで今月も観たという感じ（今日は頭の５分位見逃したけど）。

高階通憲（阿部サダヲさん）との再会、面白かったです。
「誰でもよーい」に続き、「何でもよーい」。最高!!

が、今月は何といっても海賊との戦いです。
忠正おじちゃんを含め、皆が助けに来てくれる所は、ちょっとうるうるしつつも「やったー!!」って感じだったし、敵が味方になる少年マンガな展開も大好き。
後味スッキリ。爽快感で一杯になりました。
私にとっては満足度の極めて高い回だったのに、友人にとっては挫折のきっかけとなった回らしい……。
わかってはいたけれど、感じ方って人それぞれですね。
ちなみにその友人とは、こんなに趣味が違うのに、大学時代からの付き合いです(長っ)。

先週の「光らない君」は『源氏物語』を上手く使ってましたね。
明子が明石の君で時子が紫の上だなんて、アイデアが素晴らしい!!
「藤本有紀さんって、すごい」と、なんだか素直に感心してしまったのでした。
大好きだった『咲くやこの花』も、ナレーションが藤原定家っていうのがすごく面白くて感心したっけ。
『咲くやこの花』のサイトで、藤本さんの百人一首の思い出が載っていて、泣きそうになってしまった事がありますが、藤本さんって、百人一首のみならず古典がお好きなんだろうなぁ。
という感じで、海賊の回と比べると好み的にはやや落ちるのですが、藤本さんのセンスに唸った回でした。

そして今週の「宋銭と内大臣」。
予告を見た時は、不安になりました。
いよいよ副長（山本耕史さん）が出る……。

『新選組！』ファンに山本さんは大人気です。
『平清盛』に山本さんが出ると知って喜んでいた人もたくさんいる模様。
が……私は見たくなかった。
山本さんは私にとっては今でも「副長（土方歳三）」なのです。
副長のイメージを壊したくなくて、山本さんの作品を避けてしまう。
『陽炎の辻』なんて、無茶苦茶カッコ良くて素敵な筈なのですが、それでも「あれは副長じゃない」と思って結局初回しか観なかったのでした。
『ドリアングレイの肖像』は色々な理由により見に行きましたが、山本さんのドラマは殆ど見てないなぁ。
新選組で一番好きなのは斎藤一です。
そして『新選組！』で斎藤役をやっていたオダギリジョーさんの事は大好きで、他の出演作も喜んで観ます。
『新選組！』に出ていた他の役者さん達の事も好きになっちゃって、むしろ積極的に追いかける位です。なのに山本さんだけは避けちゃう。我ながらおかしいと思うのですが、それだけ土方役がハマっていたという事でしょうか。

というワケで緊張して臨みましたが……
とりあえず「来週も頼長見たい」と思えました。
「こんな副長見たくない～！」とはならなかった。
でも、やはり冷静には見られない(>_<)。
ついつい副長の面影を探してしまう自分がいたのでした。
「『スキのない切れる男』というのは副長と同じだ」とか。
「あのような男とやり合うには、俺はまだまだ力が足りぬ」というセリフを聞いて、「そんな事言わせちゃうなんて、さすが副長」とか(爆)。

「副長が悪役なんて嫌ー!!」と思った事もあったけれど、主人公に一目置かれる敵役というのはイイかもしれないなぁ。
っていうか、「頼長は清盛のライバル」という展開になって行くのですか？
ライバルを超えようと主人公が発奮するというのも少年マンガっぽくて好きな展開です。
この所、お気に入りの義朝の出番が少ないのが残念ですが、義朝以上に頼長から目が離せなくなりそうな私です。
……結局、清盛のライバルにばかり目が行っているという事か(^^;)
それにしても、頼長の事を登場人物の一人として、普通に見られる日は来るのだろうか……？