第58回 野村狂言座
今日は最近お気に入りのドラマ『陽だまりの樹』のある日です
が、野村狂言座を見に行くので留守録しておきました。
帰宅後、録画を見ようと思ったら……失敗してたっ!! とっ、録れてない。がーん……。
再放送があって良かった。
『のぼうの城』のエキストラの時は、萬斎さんばかり見ていて成宮さん眼中になかったのですが(失礼)、今では『陽だまりの樹』の成宮さん扮する良庵先生から目が離せない私です。今週こそ適塾に入っているんだろうな。く~、早く見たいっ!!
では、『陽だまりの樹』を犠牲にしてまで(?)観た第58回野村狂言座の感想行ってみます。
◆飛越(とびこえ)/月崎晴夫・竹山悠樹
途中月崎さんの帽子(?)が落ちるアクシデントが!! 新発意(見習い僧)の役でしたが、アレがないとどうやってもお坊さんには見えない~。……と思ったら、後見がかぶせてました。自分でかぶりなおしたりしてはいけないのですね。
相手の失態を笑うような話でした。それ程イヤラシイ感じはないのですが、好んで観たい物ではないかも……。
◆折紙聟(おりかみむこ)/野村萬斎・石田幸雄・深田博治・高野和憲
萬斎さんの第一声「舅に好かれる聟でござる」みたいな台詞に笑った!!
自分で言っちゃいますか。そんなに自信ありますか(笑)。
しかし、舅が引出物をくれないからといって妻に離縁を迫ったり、「実はこんなに引出物をくれる予定」というのがわかった途端に「愛する妻」と態度が豹変する婿って酷過ぎる。
「萬斎さんだと憎めない」という感想を今迄何度も書いてきましたが、今回ばかりは「こんなお婿さんは萬斎さんが演じてもイヤだ~」と思いました。でも面白かった!!
今回見に行くかギリギリまで迷い、チケット買ったのが前日でした。
その為、B席は売り切れ。やむなく奮発してA席(脇正面)にしたのですが後ろから2列目という残念な事になりました。
柱を気にしなくても良いのは嬉しいけれど、能楽堂とはいえ後ろから2列目は遠い~(>_<)。
橋掛かりのシーンがそこそこあったのが、救いでした。
◆金岡 替之型(かなおか かえのかた)/野村万作・石田幸雄
今回は「石田デー」?
さっきまでパパだった石田さんが、今度は妻役です。
万作さんに「化粧という名を借りたイタズラ書き(?)」をされていたと思うのですが、後ろから2列目では見えない~。
観劇時には常に双眼鏡を携帯している私ですが、能楽堂で双眼鏡使っている人って、あまり見かけないので、今回は持って行かなかったのでした。しまった。
というか、やはりチケット買うなら早めに買わないとダメですね。最前列と最後列見え方は全く違うのに、金額同じですもんね……と今更な話、失礼致しました。
しかし、妻がいるのに、若い女性に恋してしまう夫……
リアルにありそうな話ですね。う~、仕方ないのかなぁ。
喜劇だけれど、切ないっ。
これ、萬斎さんが後見でした。
萬斎さんが後見だと、つい目がそちらに~。
萬斎さんはまるで「こっち見んな」と言わんばかりの恐ろしい顔で座ってます。
「俺に見とれず、話に集中しろ」という意思表示ですか?
さて、観劇の感想アップする際にはパンフの写真を載せる事が多いのですが、野村狂言座のパンフのデザインは毎回ほぼ同じなんで、今回はAmazonの萬斎さんの写真を探して使う事にしました。
久しぶりにチェックしたら、見慣れない物がありました。
タイトルが『殿上闇討』となっていて、無茶苦茶心魅かれるのですが、何だか謎の商品です。
写真をクリックして頂くとAmazonの商品説明ページに飛びますが、「個人向け商品」と書いてあるのです。普通Amazonで扱っているのは「個人向け」なんじゃないですか? わざわざ「個人向け」と記載するのは何故ですか? 「マニア向け」という意味ですか? 気になるけれど、手を出すのもコワイ。
……図書館で買ってくれないかな~。
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コメント
はじめまして。
私も萬斎さんファンなので、時々読ませていただいています。
後見の時の萬斎さん、ほんとにコワイ顔してますよね(笑)
あのお顔がまた、堪らないのですが。
もう調べられたかもしれませんが、「殿上闇討」は、『原典平家物語』というDVDに中に収録されている1話で、始めは中学校・高校向けの教材としてセット販売されていました。
万作さん・萬斎さんを含め、錚々たるメンバーが様々な様式で出演されています。
セットではとても高価なので欲しくても手が出なかったのですが、一般向けに章段ごとに販売されるようになったんですね。
それにしてもまだ買おうか迷っちゃうお値段!
去年だったか、関西のテレビで放送されたらしいですし、【NPO法人 原典「平家物語」を聴く会】の主催で、DVD鑑賞の会や舞台での上演もあるようですから、そのうち萬斎さんの「殿上闇討」や「能登殿最期」も観られるかもしれませんので、そこのHPは要チェックです。
近々では5月18日に東京・神田で、万作さん「木曾最期」、茂山逸平さん「坂落」のDVDが観られる会があるそうです。
投稿: 軟式剣道部 | 2012.04.28 17:22
軟式剣道部さん
はじめまして。ようこそ♪
「個人向け」は、なるほど、そういう意味でしたか。
謎が解けてスッキリしました。
『能登殿最期』もAmazonで扱いありました。
>様々な様式で
ここがまた気になる。
ただの朗読とは違うようですね。
原典「平家物語」を聴く会、チェックします。
情報ありがとうございました!!
投稿: YAGI節 | 2012.04.30 00:00
YAGI節さん
「野村狂言座」行かれたのですね~!!
私は迷ったけれど・・・見送りました
来月、宮沢賢治の朗読と「薮原検校」に行くので自制、自制・・・「ござるの座」も見送ってしまったし・・・「能楽堂に行ってみたい~」と思いながら、他に行きたいものもあり、際限なくなるとお財布が~~~ということでいまだ能楽堂未体験です
でも、行くなら迷わず早めにチケット入手ですね
後見の萬斎さんはとっても厳しいお顔・・・という話は別の場所でも聞いたことあります。後見の萬斎さんも見てみたいです~
『原典平家物語』・・・気になりますね~
このAmazonの写真のお姿もお似合いで素敵だし
図書館で見れるといいですね。
横浜のF女学院の図書館は所蔵していました。
というのも、私は卒業生ではないのですが、関係機関でちょこっと仕事をしているので図書館が利用できるのです。
以前、萬斎さん関連の資料がないか調べてみたら、この「平家物語」があって「いったいどういうものだろう??」と気になりつつ、まだ見ていません
一般利用についても調べてみましたが・・・一般の方は公共図書館からの紹介状が必要だったり、とややこしそうです
国立音楽大学(玉川上水)の図書館は利用料さえ支払えば一般の人も簡単に利用できるのですが・・・「平家物語」はありませんでした。残念。ちなみに、国音には「オイディプス王」のDVDがありますよ!館外貸出しはできませんが、館内視聴ならできます。
投稿: がま | 2012.04.30 11:39
がまさん
朗読と『薮原検校』行かれるのですね。
私は朗読は行きますが、『薮原検校』は買ってません。
今後オークションで無茶苦茶安く出てたりしたら、買うかもしれないけれど、そうでない限りはパスします。「萬斎ファン」と言っておきながら、これをパスするなんて少数派でしょうね
台本読んだのは6年前なので、かなり忘れてはいるのですが、苦手という事だけ憶えていて……萬斎さんはノリノリなのに、ついて行けない自分が悲しいです。
ちなみに、『オイディプス王』もまだ萬斎さんに全く興味ない頃に台本読みましたが、苦手で……
なんで、こんなに趣味の合わない人のファンになっちゃったんでしょう(涙)。
っていうか、こんなに趣味の違う私を虜にする萬斎さんってスゴイ!!(笑)
F女学院、素晴らしいですね!!
思わず自分の出身大学の図書館検索してみましたが、所蔵してませんでした、ちっ。
投稿: YAGI節 | 2012.04.30 19:11
最近、萬斎さんが夢に出てきます。(笑)
とある会館か、どこかの会議室みたいなところで映画か
舞台のお話をしていたと思います。
その場に私もいて、萬斎さんのお話を聞いていました。
優しかったり、お仕事中なのでかまってくれなさそうなモード
立ったりします。(笑)
今回は後者のほうでした。
萬斎さんが後見をしている時の舞台をテレビで見たことが
あります。
怖いというより、しまってカッコイイと思いましたが。
どんな萬斎さんでも好きですよ。
「やって」と言われれば、どんなことでもやります。(何か違いますね(笑))
5月2日に「ベッジ・パードン」が放送されるということで、
また15日無料に申し込みたいと思っております。
仕事で帰りが遅いので、見れるとしても途中からになりますが。
DVDが可能ならいいのにと思います。
萬斎さんの金之助みたーい!です。(笑)
投稿: hiro | 2012.05.01 14:00
お邪魔いたします。
『殿上闇討』は、もう、7,8年くらい前になりますが、池袋の劇場で、『平家物語』を主題に上演されたもので、その時、萬斎さんは、『殿上闇討』を朗読されました。舞台の背景に萬斎さんが扮された『殿上闇討』のイメージシーンが映り出された時のお写真です。確か、藤原道長のお父さん~名前は忘れましたが~です。
この時のプログラムは、とても豪華で、こんなお写真が2,3枚載っています。^^
その後、この時のものが、教材になったようです。
投稿: Arabesqu | 2012.05.01 15:13
あら~、すいません。
平清盛と書いたつもりが、藤原道長になっていました。(笑)
私は見ていませんが、NHKの大河ドラマでも、このシーンは出てくるかもしれませんね。
この時の萬斎さんは、まだ30代で、ホント、ステキでした。
今でも~ですけど。
投稿: Arabesqu | 2012.05.01 15:47
がまです
『殿上闇討』レアな作品なんですね
「薮原検校」や「オイディプス王」は、確かにYAGI節さんは苦手そうな作品ですよね(>0<)
って、私は「薮原検校」の方は台本すら読んでいませんが・・・
「オイディプス王」は以前NHK(だったかな?)の放送を見ました。確かに、よく考えてみたら暗~いお話ですよね
でも、だんだん真相がわかって、追い詰められていくオイディプス王が真に迫っていて、(その頃は今ほどファンでなかったのですが)「萬斎さんすごい~~」と思ったことを覚えています。
萬斎さんの才能が本当にバラエティ豊かで、様々な魅力を持っておられるってことですよね。
だからこそファンの層も豊かなんでしょうね・・・(^^)
私も、萬斎さんがお好きなものが好きなのかどうか・・・なんだかよくわからないのですがそのあふれる才能を垣間見たい・・・というところでしょうか・・・
「サド公爵夫人」も、なるほど萬斎さんのこだわりはよくわかったけれど、好きかと言われると???・・・「薮原検校」もちょっとドキドキです(笑)
hiroさんのコメントにもありましたが、wowowの「ベッジ・バードン」友人に録画を頼んで見られそうです。(しかし、録画していただいても我が家のプレーヤーで再生できないので、友人宅に後日視聴でお邪魔する、という迷惑者・・・)
見た後に、またYAGI節さんの感想を読み直そう、と思っています
投稿: がま | 2012.05.01 16:36
hiroさん
萬斎さん、コワイお顔でも遠くから見てる分にはステキです♪
でも、たとえば同じ部屋にいて、私に向かってあんな顔されたら震え上がって逃げちゃうかもしれません(笑)。
『ベッジ……』再放送やるんですね♪ でも録画は出来ないのですか?
色々規制があるのですね。
ウチはJ-COM経由で録画出来ました。残念ながらコピーワンスでダビングは出来ませんが。
Arabesquさん
フォロー、ありがとうございます。
朗読+イメージシーンですか。
動きながら読むわけではないのですね。
なんだかあまりピンと来ませんが、面白い事やったんですね~。
>NHKの大河ドラマでも、このシーンは出てくるかもしれませんね。
実は既に『殿上の闇討ち』というタイトルの回が放送されました。
それが、今年1、2を争う位面白かったので、余計『殿上闇討』が気になったという次第です。
清盛のお父さんというと忠盛ですね。
大河では中井貴一さんが演じて大評判でした。
がまさん
>そのあふれる才能を垣間見たい・・・というところでしょうか・・・
実は私も「萬斎さんがやれば苦手なものも好きになれるかも」と思い『マクベス』の朗読見に行ったのですが、ダメでした。
『国盗人』はビデオを途中迄見て挫折しました……
『我が魂は輝く水なり』は台本読んだ時、「こんなつまらない物を誰がやるんだろう?」と思ったら萬斎さんで衝撃を受けました。
安くチケットが手に入ったので、一応行きましたが……
うう、これじゃ萬斎ファンを名乗れませんね。
『ベッジ……』見られる機会が出来て良かったですね。おめでとうございます♪
あれは前半は大好きです 後半は……(以下略)
投稿: YAGI節 | 2012.05.02 03:09
どうも、15日間無料は1回限りの様です。
もう一度見ることのできる機会ができたと喜んだのですが。
録画は・・・、「再生と録画」のできるタイプが家にはまだ
ないのです。
「再生」のみならオーケーなんですけどね。
見るのにも今は色々あって、必要なモノがでてきますよね。
ファウスト博士もいつか、放送されるようになるかもしれません。
やはり、一番の注目どころはタンゴですね。
あのシーン、5分、いい10分でもいいから踊っててほしい
なんて思っていました。
萬斎さんは疲れちゃうかもしれないと思いながらも、ずーっと
みたいとか・・・。(ごめんなさい!です。)
投稿: hiro | 2012.05.02 12:49
hiroさん
無料体験は1つのカードにつき1回だったと思うので、テレビのカードで1回、録画機のカードで1回が可能かと思いましたが、録画出来ない機種だとダメですね、残念(>_<)。
『ファウスト…』、Eテレにリクエストたくさん集まっているみたいですし、再放送されると良いですね♪
投稿: YAGI節 | 2012.05.05 23:15