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2012.04.09

MANSAI◎解体新書その弐拾

先週の事ですが、
野村萬斎さんの46回目のお誕生日に行われた「MANSAI◎解体新書」観て来ました♪

Ka1大体「MANSAI◎解体新書」のメールでの案内は、オンラインチケット会員発売日の1週間位前に届く事が多いのですが、今回はなぜか直前(前日)に届きました。
そして、私がそのメールに気付いたのは当日でした。
しかも、毎回抽選なのに、今回から先着というではありませんか。
ぎゃーっ!!

という訳で出遅れてしまいましたが、2階席ゲット出来ました。
2階席って初めてかも。
抽選だと3階席になる事が多いので、「2階で良かった」というべきか。
でも、「もっと早く気付いてたら、1階席が取れたのかも」と思うと、やっぱり悔し~。

記念すべき20回目の「MANSAI◎解体新書」のゲストは篠山紀信さんでした。
『サド侯爵夫人』のポスター撮影を担当したという事で、当然『サド侯爵夫人』の話になり……
「『サド侯爵夫人』観た方」と客席に尋ねる萬斎さん。
「ここにいる人は殆ど観てるでしょ」と紀信さん。
す、すみません、観てないです~

Ka2『サド侯爵夫人』には全く興味が無いのですが、スクリーンに映し出された『サド侯爵夫人』の演出をしている萬斎さんの写真にはうっとり。
紀信さんはご自分の事を「善意の写真家」とおっしゃっていました。
中には美しい女優さんを美しく撮ろうとせず、醜い(?)素顔を暴き出して撮ろうとする人もいるようですが、紀信さんは本人が素顔を隠しているのであれば、そういう物を撮ろうとするのではなく、あえて化粧を施された虚構を美しく撮ろうとするというような事をおっしゃってました。
男性に対してはどういう思いでシャッターを押しているかわかりませんが、紀信さんの撮る萬斎さん、ステキでした
パンフに使われてる写真もイイ!!→

中学生時代演劇部だった私は「萬斎さんに演技指導してもらえるなんて良いなぁ、『サド侯爵夫人』に出演している皆さんが羨まし~」なーんて思ってましたが、なんでも萬斎さん、若手女優3人を泣かせたのだとか。
怖っ。
思わず、お子さんに狂言の指導をしている萬斎さんを連想してしまいました。
そういえば、コーヒーのCM撮影の為に稽古現場を観たスタッフの方が「大人でも泣きそう」なんてコメントされていたっけ。お子さんに教えるのと女優さんに教えるのとでは全く違うだろうけれど、やっぱり怖そう……。
萬斎さんは「私が泣かせたわけじゃなくて、勝手に泣いたんです」みたいな事を笑顔でおっしゃっていました。
確かに大人が仕事で泣く時って、「自分の力が足りなくて、悔しくて泣く」という感じだと思います。難しい台詞を書いた三島が泣かせたみたいな感じ?
ただ、追いつめられるような空気もありそう。だからこそ、良い作品が生まれるのかも知れませんが、「役者さんも大変だなぁ」と思いました。

サド侯爵夫人・わが友ヒットラー (新潮文庫)印象に残ったのは紀信さんが撮った三島由紀夫の写真。
紀信さん曰く「(三島さんは)変わった人」との事。
「男の死」というテーマの写真集を作ろうとしていたそうです。
様々な死に方を三島本人が演じているという物で、溺死(を装っている)写真や吊られている写真などがスクリーンに映し出されました。
吊られた写真は「聖セバスチャンの殉教図」という絵をモチーフにしているようなのですが、恥ずかしながら私、聖セバスチャンの事を知りませんでした。
今ネットで検索して……とんでもない物を見つけてしまいました。
なんと、セバスチャンがデヴィッド・ボウイになっている絵。丸尾末広という人が描いたらしいです。すみません、この人の事も知らなかったのですが、有名な方なのですね。
ボウイは三島ファンとはいえ、思わぬリンクにビックリしました。
それにしてもボウイが裸で吊られて血を流してるって、衝撃的過ぎる~(>_<)。

ATOKATA (あとかた)衝撃的といえば、紀信さんは3.11をテーマにした写真集『ATOKATA』という物を発表されたそうですが、それの音楽入りスライド版みたいな物が流れました。
メチャクチャになってしまった被災地の景色を目にして紀信さんは自然に対する畏怖や畏敬の念のみならず美しさも感じたとの事。「さすがに芸術家は感性が違うなぁ」と感心しましたが、スライドを見ていたら、ちょっと気分が悪くなってしまった私でした。
人間は一切映っていないし、グロテスクな写真では全くないのですが……なんか怖かった。バックに流れた電子音メインの現代音楽もまた更に不安感を煽り、いたたまれないような、席を立って逃げ出したいような衝動に駆られたのでした。自分メンタル弱すぎるなぁ、とほほ。

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コメント

YAGI節さん

韓国からお戻りになったのですね!いかがでしたか?

私も行ってきました「解体新書」!!ちなみに私も2階席でした~
篠山紀信さん、思っていた以上にお話も面白いし、素敵な方でしたね
パンフの写真も本当に素敵

震災の写真、私は気分は悪くなりませんでしたが、バックの音楽が苦手でした。流れている音楽が違えばまた全然違う印象になったかなあ・・・と

東郷寺の桜の写真も素敵ですね~
ソメイヨシノは、昨日今日が一番の見ごろでしたね。
明日の雨で散ってしまうと思うと寂しいです・・・

投稿: がま | 2012.04.10 23:30

がまさん
おお、「解体新書」行かれたのですね。
しかも2階席でしたか!! 近くにいらしたのかも知れないのですね。
面白かったですよね♪

>流れている音楽が違えばまた全然違う印象になったかなあ・・・と

確かに。
私も音楽が苦手だったのかも知れません。

韓国、釜山の桜はちょうど見頃で良かったです♪
ただ……試練もありました~(^^;)。

投稿: YAGI節 | 2012.04.11 18:44

パンフレットの写真見ました。
萬斎さん綺麗ですね。「解体新書」は行くべきであったと
思いました。
「萬斎さん特集」みたいで尚更かなと・・・。
うっとりする様な写真を見たかったですねえ。
ホンダのCM、高田さんに変わりましたね。
萬斎さんの「さあ、この中から気に入ったと思うものを選んで!」から、高田さんの「まあ、これはフィット何ちゃらって
いうんだけどね~。」の違いがいいです。
「藪原検校」のチケット取れました。(C列右ブロックでしょうか)2日程ホテルに逗留になるかもしれません。

「サド侯爵夫人」も6月に放送されるそうです。
本を読んだ時の印象と舞台(テレビ)を見てどんなふうに
感じるのかが楽しみです。
怖いのはイヤ!ですけどね。

投稿: hiro | 2012.04.12 14:12

hiroさん
記事には興味のある部分をピックアップして記載しましたが、実は「解体新書」で映し出された写真、萬斎さんの写真より『サド侯爵夫人』に出演された女優さん達のショットの方が圧倒的に多かったのでした。
なので、必ずしも「萬斎さん特集」という感じではなかったです。

>ホンダのCM、高田さんに変わりましたね。

高田さんが悪いわけではないのですが……もっと萬斎さん見ていたかったので、残念です~。

『藪原検校』、C列ですか。凄いですね!! おめでとうございます♪
私はどうやら狂言以外の舞台の好みが萬斎さんとは全く異なるようで、この作品も見に行くつもりはないのですが、C列が取れるなら行ったかも(笑)。

投稿: YAGI節 | 2012.04.13 00:47

ありがとうございます。
昨年の「ベッジ・パードン」の補助席から見た感じでは、
見やすい?のかどうかわかりませんが、堪能してまいり
たいと思います♪
ホテルのHPを見てみましたが、¥7.500~が¥10.000に
なっていました。
一番近いので、今年もぜひそこでと思っていたのですが。
頭の中に、「衣・食・住」という言葉が浮かんでしまいました。
只今、思案中です。(笑)
篠山紀信の撮った萬斎さんの写真はよく撮れていて、綺麗
だと思います。
そこで函館に行ったときに、カメラを忘れた時のことを
思いだしました。
あの時撮っていたら、どんなふうに萬斎さんが写っていたのかと
思うと、???です。
この間、久しぶりに萬斎さんが夢に出てきました。
「にほんごであそぼ」のスーツを着ていて、お話はできたのですが、起きたら思い出せませんでした。
CMはもう少し、半年でもいいから萬斎さんで見たかったですね。

投稿: hiro | 2012.04.13 12:35

hiroさん
時期によってホテル代違いますよね~。
『藪原検校』高い時期でしたか(>_<)。

カメラ忘れたの、ホント残念でしたね。
私も萬斎さんの写真が撮れる状況に身を置いてみたいです~。
似たような写真を撮りまくっちゃいそう……

投稿: YAGI節 | 2012.04.14 15:25

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