歴史読本9月号
『歴史街道』『歴史読本』共に、9月号は新選組特集でした。
『歴史街道』は斎藤さん特集で表紙も斎藤さんだったので購入しましたが、『歴史読本』の方は図書館で借りて済ませる事にしました(^_^;)。
最新号は館内でしか読めません。
発売後1ヶ月が経ち、ようやく館外へ持ち出し借りる事が出来ました♪
『るろうに剣心』の事が載っていたり、書いてる人が一部ダブってたりと『歴史街道』と似た部分もありましたが、ボリュームは比べものになりませんね~。無茶苦茶読み応えありました。
大友啓史さんのインタビューの「武田観柳は間違った岩崎弥太郎」という表現には笑いました。確かに弥太郎ってば、一歩間違ったらあんな風になっちゃったかも
あと、剣心の逆刃刀によるアクションが「斬る剣」ではなく「叩く剣」によるものというのに「なるほど」と思わされました。間合い一つとっても、斬れる刀同士の戦いとは異なるのだとか。そんな所にも注意を払って撮影していたのですね~。
見出を見て最も興味を引かれたのは「天満屋事件 なぜ、斎藤一は語らぬ人になったのか」。
「語らぬ人」となるに至った何かすごい理由があるのかと思いきや、「彼は過去を多く語らぬ人だった。天満屋事件で受けた不覚と苦衷は、ポリシーをより助長させたのではなかったろうか」位の事しか書いてなかった。
無口な斎藤さんですが、「お酒を飲むと天満屋の話をする」「他の話はしなくても天満屋の話はする」というイメージがあるのですが、気のせいですか。
嬉しかったのは木内昇さんのインタビュー。
新選組について語っているのは勿論興味深かったのですが、時代物を書いて行くにあたっての課題について語っていたのも興味深かったです。
「わたしの親くらいの世代の人たちだと普通に、源平とかでも大体の系図が頭に入っていたりするんです。でも、今は、まさか、というくらい歴史上の人や物事のイメージを持っていない人もいます。いつからこんなにはっきり分かれてしまったんだろう、と思いますね。歴史物に求めるのは人情と色恋だけ、という人のほうが多いくらいかもしれません。普段は絶対歴史物は読まないという人に会うこともよくあって、昔と違って、時代物に関してのなじみが薄くなっているんじゃないかな、ということを感じます。好きな人は好きなんだと思うんですけど、なんだかもったいないなと思いますね」
とおっしゃっているのですが、それって、まさに『平清盛』の視聴率が悪い原因ではないかと思いました。色々な人が『平清盛』の視聴率が低い理由について分析してますが、この話が一番腑に落ちたかも。いや、木内さんは清盛の事は一言もおっしゃってないのですけど、「『篤姫』がウケて『平清盛』がウケない理由はコレだ」と思ってしまいました。
『平清盛』といえば、辻本祐樹さん(平重衡役)出ましたね~。また華麗な殺陣を見たいのですが、そんなシーンはあるんでしょうか? あと、西光役が山崎蒸もとい加藤虎ノ介さんな事に気付きました。気付くの遅すぎて、我ながら呆れてます。
加藤さんってば、戦国鍋TVの「戦国武将がよく来るキャバクラ」で松永久秀役やってたらしい。ぎゃーっ、覚えてない~ 動画探したけど、なかった~
話がそれました。『歴史読本』の話に戻ります。
びっくりしたのは、本庄宿篝火騒動の真相。
芹沢鴨の宿を取り忘れた人物は近藤勇ではないのだとか。
いや~、これって、結構大きな事件だと思うのですが、近藤が関わっていないなんて~。
他にも、「芹沢暗殺の晩に、雨は降っていなかったんじゃないか」など、「新選組ファンにとっての常識」が覆される考察が載っていて驚かされました。
でも、考察に必ずしも全面的に納得出来たわけじゃないし、記録だって「誰かがウソついてるのかも」とか「勘違いしているのかも」など……疑いだしたらきりがないんですよね。何が真実で何がウソかなんて、わからないかも。
新選組検定の答だって、今日は正解とされる事が10年後は誤りとされてるかも~。(あまりにも出来が悪かったので引きずってます)
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コメント
「歴史読本」も新選組特集だったのですねー!知らなかったぁ(^-^;
本庄宿での騒動に新事実ですか!?とても興味深いですね。
小説やドラマでは前半の欠かせないエピソードなのに…
近藤さんではなく誰なのかもちょっと気になります(^^)
ところで、検定滅茶苦茶難しかったですね…(^^; しばらくヘコみました(苦笑)
あっ、YAGI節さんらしき方見かけましたよ~!わりと前の方の真ん中辺りの席じゃなかったですか!?違うかな??
帰るとき声かけようとしたのですが、私はかなり後ろの方で出るときに間に人がいっぱいで見失ってしまいました…(^^;
投稿: dandara | 2012.09.22 19:18
dandaraさん
『歴史読本』で新選組を特集するのは八年ぶりだそうです。ちょっと意外。
斎藤さんに偏っていなし(笑)、とにかくボリュームあるので、斎藤ファン以外には『歴史街道』よりこっちがおススメかもしれません。
菊地明さん・伊東成郎さん・大石学さん・山村竜也さんといったいつもの(?)メンバーはもちろん、中村武生さん・桐野作人さん・相川司さん・釣洋一さん・結喜しはやさんなど一部では有名な皆さん、そして「新選組ファンしか知らないかも?」と思われる総司忌でお見かけした方々(某隊長さんとか)など大勢の皆さんの文章が載ってました。
本屋にはもうないと思いますが、機会があれば図書館などでぜひ。
宿を取り損ねたのは岡田盟という人だそうです。新選組とは関係ない人みたい。
検定、dandaraさんでも難しかったですか……
時間が余った場合に最後見直す事が出来るよう、自信のない問題にはチェックを付けていたのですが、あまりにもチェックが多すぎて意味がないので途中でチェック付けるのはやめました、とほほ。
姿見られてましたか(笑)。
席は、黒板の字がメガネをかけないと読めなかったので、前の方といえるかどうかはよくわないのですが、真ん中の列である事は確かです。
試験後……、私もすっかりヘコみ、逃げるように立ち去りました
試験前は「dandaraさんに連絡しようかな」と思いメールの下書したのですけどね、送りそびれてしまいました~。
投稿: YAGI節 | 2012.09.22 20:30