『平清盛』お気に入りキャラベスト10
今日電車の中には来年の大河ドラマ『八重の桜』の広告が吊られてました。
今年の大河『平清盛』の放送は残すところあとたった3回です。
「武士の世を作る」と口癖のように言っていた清盛ですが、「平家はもはや武家ではない」という衝撃的な事を思い知らされた今夜。
もう滅亡目前という感じで辛いです。
平家に随分情が移ってしまったかな。
『八重の桜』を無茶苦茶楽しみにしていたにも関わらず、『平清盛』と別れがたい気分の今日この頃です。
今夜は『平清盛』ネタを書きたい気分。
毎年やっている大河ドラマの「お気に入りキャラベスト10」を今年はまだ選んでいなかったので、選んでみる事にしました。
初回は「私の好みじゃないかも……」と思った『平清盛』ですが、最終的には『新選組!』後ではもっとも楽しめた大河となりました。途中からは画面も随分明るくなりましたよ(笑)。
という事で、張り切って選んでみます!!
無茶苦茶カッコ良かったり、イヤな感じになっちゃったりと、色々な姿を見せてくれました
1年を通して楽しめた番組ではありましたが、清盛と義朝がシノギを削っていた頃が一番私好みでした。
第三回の玉木さんの「こらえきれずに溢れる笑み」、忘れられません!!
回想シーンもイイ感じに使われてて、楽しませて頂きました。
なんて真面目で誠実な人なんだっ!!
朝廷と父親の間で、忠と孝の板挟みでもがく重盛。偉大な父に及ばぬ事を自覚し苦しむ重盛。ホント辛そうでしたが、その真摯さに心打たれました。
窪田正孝さん、『浪花の華』で初めて見た時は「なんで、こんな無名な人が土曜時代劇の主役?」と不思議に思ったのですが、今では大事な役を任される理由がよくわかります。
素晴らしい役者さんですね。
お気に入りキャラ……といってよいのか……? うーん……?
ブレないヒーロー・忠盛(中井貴一さん)を揺さぶった時には「きーっ、この悪魔ーっ!!」と憎らしくてたまらなかったのですが、亡くなる時は切なかった……
目が離せないキャラでした。
4北条時政:遠藤憲一
優しくて、娘思いで、ホント素敵なパパでした。遠藤憲一さん、こういう役も似合うんですね~。
5白河法皇:伊東四朗
役者としての伊東四朗さん、好きなんです。白河法皇役は他の人がやったら「ただの嫌なヤツ」と思ってしまいそうなんですが、伊東さんだとバケモノっぽくて、あ、「物の怪」でしたね。人間離れした感が見てて楽しかったです。怪演でした
6平忠盛:中井貴一
「正当派ヒーロー」という感じでした。カッコ良かったです。
7信西:阿部サダヲ
偉くなる前の清盛とのやりとりが楽しかった。「誰でもよーい」は最高でした
8源為朝:橋本さとし
台詞殆ど記憶にありませんが、無茶苦茶キャラ立ってました。画面に映るだけでなんだかワクワクした~。
9時子:深田恭子
かわいくて優しくて素敵な女性でした。時忠と姉弟とは思えない(笑)。
深田恭子さんは『天地人』に続いてのランクイン。過去の私のランキングで女性で唯一2回ランクインした人となりました。
ちなみに男性は、山本耕史さん・堺雅人さん・伊東四朗さんが2度のランクインをしてます。
10平重衡:辻本祐樹
すみません、ここちょっと冷静に見られてないです。
辻本さんは『新選組血風録』の沖田総司役があまりに良かったんで、ついつい「沖田が『平清盛』ではどうなるんだろう?」という目線になってしまって……。台詞一言言うと、「わーい、沖田が喋った」みたいにとらえてしまうのでした
源義経を入れていない事に我ながら驚いています。
私が最初に好きになった歴史上の人物って義経ですから。
今回も主役が決まった後は「義経役を誰がやるか」というのが私の一番の関心事だった気がします。
なのに、今年は義経が出て来た時に、「あ~、ついに出てきちゃった。こいつにやられるのか……」と思ってしまったんです。
その時はお気に入りの重盛が存命だったので、そのせいかと思ったけれど、重盛が亡くなってからも義経の動きを疎ましく思う自分がいて不思議な気分でした。
別に清盛が好きなわけではないのに、なぜ平家に情が移ってしまっているのだろう?
あ、その清盛、去年に続いて、主人公がトップ10に入らないという事態になってしまいましたが、松山ケンイチさんの清盛はとっても見応えがありました!!
前半と後半との別人ぶり、「これ程変わるか……」という感じがとても良かったです。
昔『黄金の日日』で緒形拳さん演じる豊臣秀吉のあまりの変貌ぶりに衝撃を受けました。木下藤吉郎の時はとても親しみやすくて優しくて素敵だったのに、太閤になったら別人のように変わってしまった。「権力を持つと人間はこんなにも変わってしまうのか」とトラウマ的思い出となりましたが、あれを思い出すような変貌ぶりでした。子供の頃、私が緒形さんの秀吉を見て衝撃を受けたように、松山さんの清盛を見て衝撃を受けた子供がいるかもしれませんね。
ちなみに、過去にはこんな「お気に入りキャラベスト10」を選んでます。
2004年 新選組!
2008年 篤姫
2009年 天地人
2010年 龍馬伝(前半のみ)
2011年 江
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コメント
平清盛、視聴率は低いけれど、見ている人はとても高く評価している印象があります。私は挫折してしまって・・・後悔してます
総集編見ようかな・・・でも総集編では良さはわからないかな〜
投稿: がま | 2012.12.04 09:33
ここのところ、図書館で『源頼朝と弟たち』や『里見八犬伝』を読んでおりました。
『里見八犬伝』は最初に借りた1冊目は読み切ったのですが、2冊目のビジュアル(A4版)での時は残念ながら
読む時間が取れず、途中で返さなければならなくなってしまいました。
頼朝さんの小説も、同じくでありました。
また改めて借りようと思っています。
戦国時代は言葉が難しいですねぇ。この人の小説では、義経さまは「浅黒くて小柄」と書かれていました。
頼朝さんは色白で、中肉中背、やや太りぎみとか・・・。
書かれる本で2人のイメージは様々ですね。
源義経という人は、優しい人で具合の悪い家来のために馬を売ったという文を読んだことがあります。
『平清盛』は見たことはありませんでしたが、窪田正孝さんの演られた平重盛という人に関心を持ちました。
再放送がありましたら見ます。
深田恭子さん、可愛い人ですよね。ドラマは見れてはいませんが、舞台が羽田で管制官の役というので毎年東京に行くようになった私には身近に感じられます。
『陰陽師』・『富豪刑事』ともに、魅力を感じる人ですね。
『陰陽師』といえば、今図書館で「晴明」という加門七海さんの書かれた本を借りて読んでおります。
彼の若かりし少年期から青年期までのものですが、人とは違うことで悩んできた生命の気持ちが良く分かる内容です。
この本を読むと、博雅の存在の大切さがわかりますね。
久しぶりに書かせていただいて、長くなってしまいました。すみません。(^^ゞでは、これで・・・。
投稿: hiro | 2012.12.05 13:28
すみません、「晴明」が「生命」になっていました。
見直してみて、しまったぁ~!と思ってしまいました。
投稿: hiro | 2012.12.05 13:33
がまさん
や、食わず嫌いだったらもったいないけれど、見てダメだったのであれば、相性とか好みもありますから。
hiroさん
義経は大抵カッコ良い人が演じる事になってますが、肖像画はお世辞にもカッコ良いとは言えないんですよね(笑)。
大河ドラマは毎年総集編やりますから『平清盛』の総集編も年末にきっとあると思います。ご興味ありましたらぜひ。
もっとも、がまさんも書かれてる通り、総集編と本編はまた違ったりするんですけどね~。
投稿: YAGI節 | 2012.12.05 22:27
あっ!
ぼんぼんKYな重衡ちゃんが入ってる~☆
雅で女性にもてて、戦上手だったらしいけど
清盛での重衡ちゃんは、なんていうかもう(笑)
血風録での最後の沖田シーン。土方さんが死にかけてるのに「土方さん♪」のアイドルチックな(笑)沖田姿の衝撃と同じくらい
重衡には衝撃の連発でしたです。
ぜひ来世で幕末に生まれ変わって頂き菊一文字持って暴れて頂きたいです。
投稿: もも | 2012.12.20 01:44
ももさん
このランキング、『幻の都』が放送される前に作成したものでした。
いや~、焼き討ち報告シーン、凄かった(?)ですね~。
ようやく重衡に光が当たったと思ったらアレですから(^_^;)。
KYといえばKYですが、あの屈託のない爽やかっぷり。
いや、ホント、なんというか……そうですね、おっしゃる通り衝撃的でした(笑)。
明日最終回だなんて、寂し過ぎる~
投稿: YAGI節 | 2012.12.22 23:56