わかりやすい解説付き能・狂言2013
今日も萬斎さんを見て来ました。2日連続です。
先月は一回も見てないんで、今月はちょっと多目でもいいかなと。
って、この後まだあるんで、ちょっとどころじゃない多さな気もしますが
気にしない。
解説 ◆再生の春 あるべき姿 -「融」に寄せて-/葛西聖司
毎年楽しみにしている府中の「わかりやすい解説付き能・狂言」ですが、昨年に引き続き、今回も葛西聖司さんが解説に登場しました。
「今、衛星劇場に出てます。萬斎さんにインタビューしてます」との事。
そうなんですよね~。テレビで楽しませて頂き、生でも楽しませて頂けるなんて♪
いきなり「昨夜はおでんを食べました」と葛西さん。
何を言い始めるのかと思いきや、おでん種が塩釜産だったとの事(ホントか?)。
で、「源融という人は京都の自分の屋敷を塩釜にしてしまった」という解説に繋げて行きました。ちょっと難しくてとっつきにくい筈の能のお話を、おでんから始めるあたり、さすがです(笑)。
解説聴いていたら「面白そうな話だな~。早く観たい」って思っちゃいました。
狂言 ◆昆布売(こぶうり)/野村萬斎・深田博治
昨日は最後列でしたが、今日は最前列でした。無茶苦茶近かった~。
謡を至近距離で聴けて幸せでした。
色々なやり方で昆布を売らせるんですが、萬斎さんの浄瑠璃節の時の声がステキでうっとりしました。
これ観るのは3回目なんですが、過去2回は万作さんでした。萬斎さんで観るのは初めて。
真冬だというのに深田さんは汗だくでビックリ。萬斎さんは涼しい顔でした。
昨日は鬼役で色々着けていたのでわからなかったのですが、もう髪型はすっかり元通りですね。
踊る場面や足を力強く踏み鳴らす場面は足の事が気になってハラハラ。平気な顔してましたけど……あんな事して大丈夫なのかな~?
能は難しくてよくわからなかったんで、感想はパスします、すみません。
しかし、百人一首おたくの私ですが、源融と河原左大臣が同一人物とは知りませんでした
「みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」という句は百人一首の中では私にとっては印象の薄い句だったのですが、今日からはスペシャルな句となりそうです。
◆質疑応答/中森貫太
毎回楽しみにしている質疑応答。今回はいつもに増して質問が多かった。
最初に「5つ質問があります」とか言っちゃう猛者がいて、そのせいか「3つ質問があります」「もう1つ質問させて下さい」など複数質問する方が多かったです。
今回印象に残ったのは照明の話。
能は客席を暗くしないけれど、それは昔は昼間にやっていたからだろうとの事。
詞章を見る人が多いので、そういう人に配慮しているという側面もあるかもしれないとの事でした。
で、能楽堂では自然光風の照明になっているのですが、普通の劇場とは異なり、影が出来ないように作られているのだそうです。なるほど~。
この「わかりやすい解説付き能・狂言」、来年の開催も既に決定しているそうです。
一月の第三土曜日との事。演目は未定ですが、萬斎さんのご出演も既に決定だそうです。わーい♪
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