The Next Day/David Bowie
私が一番好きなアーティストはデヴィッド・ボウイです。
二番目に好きなアーティストは○ン・ジョヴィです。
そんな2組のニュー・アルバムが、同じ日に我が家に届いてしまいました。ひ~
ボウイのアルバムは聴きまくってます。
聴きまくり過ぎて……○ン・ジョヴィのアルバムを聴く暇がありません。っていうか、まだ開封すらしてません……。
すみません、すみません。
さて、1月に当ブログでボウイの新曲"Where Are We Now?"について話題にしました。
そして、こんな感想を書きました。
二度聴きましたが渋い曲でした。ガツンと来る感じではないなぁ。 後からじわじわ来るのかしらん。
苦し紛れの感想でした。
今だから白状しますが、実はこの曲全く好きになれなかったのでした。
渋すぎます。地味すぎます。枯れてます。
「アルバムにこんな曲ばかり並んでたらついてけないよ……」と思ったのでした。
が、感想が変わる事はままあるので、あえて「好きじゃない」とは書かずに、「後からじわじわ来るのかしらん」なんて書いてお茶を濁しておいたのでした。
「後からじわじわ……」なんていいつつ、結局それ以降全く聞き返す事はしなかったのですけどね(爆)。
そして、更にテンション下がったのがジャケット。
当ブログのサイドバーには『Heroes』のジャケットを飾ってます。
大好きなジャケットです。
が、『The Next Day』のジャケット、あれはダメでしょ。
『Heroes』のジャケットの顔の部分をくり抜き、"HEROES"の文字を傍線で消しただけって!!
まるで、"now printing"って感じなんですけど。あれが正式ジャケットと知った時のショックといったら。
という感じで、ボウイの新作なので無条件で買いはしましたが、あまり期待せずに聴いたのでした。
1曲目を聴いて……ひとまずホッとしました。
"Where Are We Now?"とは全然違う。
アップテンポの楽しい曲です。良かった~。ホント良かった~。
2曲目。
きゃーっ、バリトン・サックス来たーっ!! いぇーっ
私、バリトン・サックス大好きなんです。嬉しい嬉しい♪
3曲目も4曲目もアップテンポです。
4曲目("Love Is Lost")の転調、こういうの好き。わーい。
で、5曲目が"Where Are We Now?"なんですが、並びがいいですね。
アップテンポの曲が続いた後だと、このしっとり感が丁度いい。
「甘い物食べた後にしょっぱい物食べたくなる」みたいな? 絶妙!!
そして、この曲、部屋を暗くして聴くと沁みるんですよね~。
以前「好きじゃない」なんて勇み足で書かなくて本当に良かった。
この曲、ライブで聴いたら泣くかも。
ああ、ライブで聴きたい。ライブやって下さい、お願いします。
そして、また軽快な曲が続きます。
9曲目再びバリトン・サックス
といっても、2曲目とは雰囲気が違って飽きさせません。こっちも好きだ~。
10曲目"Dancing Out In Space"はなんだか、かわいい~。ライナーには「"Lust For Life"のようなビート」と書いてありますが、確かにそんな感じ。私がこれのプロモビデオ作るとしたら、浴衣着た女の子が跳ねてるような映像を撮ります。
11曲目"How Does The Grass Grow?"も跳ねてます。ブリット・ポップの逆輸入みたいな感じ? いや、同じ国内だから「逆輸入」という言葉は間違ってるかも知れないけれど、ボウイの影響を受けたブラーあたりのテイストをちょっと感じるというか。こういうブリット・ポップっぽい曲ってボウイのナンバーではありそうでなかったような気がします。
Ya ya ya ya ya ya ya ya ya ってライブで一緒に歌いたい!! ライブやって下さい、お願いします(しつこい)。
そして、12曲目"(You Will)Set The World On Fire"。
ボウイって色々な歌い方をします。色々な声を出します。
へなへなした声、枯れた声、不自然な程の低音……etc
が、私はこういうボーカルが特に好き。ボウイ・ファンの中では少数派かも知れないけれど、こういうカッコいいのが好きです。
"rage"のちょっと粘っこい発音とか、力強い"I can"の歌い方とか、"babe"のしゃくり上げる感じとか。
この曲でのボウイは若々しいですね。"Where Are We Now?"と同一人物とはとても思えません。好き好き好き~
ちなみにこれ、私の印象では「『Scary Monsters』に入ってそう」だったんですが、ライナーによると「『Tonight』収録曲的」だそうです。うーん、確かに"Blue Jean"大好きだからな~(というボウイ・ファンとしてはやや邪道な私)。
ラストの2曲はスローなナンバーですが、13曲目は明るいキラキラ感があるし、14曲目は『ダイヤモンドの犬』風という感じなので、「地味」という感じではないです。
つまり、渋いのはファースト・シングルの"Where Are We Now?"だけだったという驚きの結末が待っていたのでした。
いや~、いい意味で裏切られた!!
そういえば、ボウイといえば、昔から人を裏切る、もとい驚かせるのが得意でしたよね。
そして、なんと「飛ばしたい」と思う曲が1曲もありませんでした。ボウイのアルバムとはいえ、なかなかこういう事って私にはないです♪
ああ、やっぱりボウイは凄い人だった。
一瞬でも「今度のアルバムは期待出来ないんじゃん?」なんて、みくびってごめんなさい。
ちなみにこのアルバム、セールスも凄い模様。
日本ではオリコン5位になったのですが、これって「歴代最年長TOP10入り記録」なんだそうです。
イギリスでは20年ぶりに1位になったそうですが……そうかぁ、そんなに1位になってなかったのか……。
さらに驚いたのはアメリカでは2位になったそうですが、これが最高位なんだとか。今迄の最高位が3位だったそうです。
『レッツ・ダンス』もアルバムは4位止まりだったんですね~。
あ、過去のボウイのアルバムの全米&全英チャート・アクションに興味のある方はこちらをご覧下さい。
10年以上前に作ったものなので、『hours...』までしかありませんが。
ちなみに今回アメリカでボウイの1位を阻んだのは……愛しの○ン・ジョヴィだそうです。
ひー
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コメント
久々のコメです。
やはりDボウイで好きなのは「モダン・ガール」(古っ!)
当時(たぶん10代?)は歌詞もろくに知らず、UKロックというだけでカッコイーと聞き流していた位でしたが・・・
改めて歌詞とか調べるとイメージ通りというか、若い頃の自分に重なるというか・・・
ニューアルバムも聞いてみたくなりました!
投稿: ぽぐぽぐ | 2013.04.09 00:20
ぽぐぽぐさん
えっと、「モダン・ガール」といえば、シーナ・イーストンを連想しますが……
ボウイの曲だと、「モダン・ラブ」か「チャイナ・ガール」のどちらかだと思います~
もし、「モダン・ラブ」だとすると、私もボウイの曲の中では5本……いや3本の指に入るくらい好きです♪
歌詞見ずに歌える数少ない曲の一つです。
競馬のシーズン到来ですね。
桜花賞、一番人気だったにもかかわらず4位に終わってしまったクロフネサプライズが、あとほんのちょっと頑張って3位に入ってくれていたら、久々の3連複ゲットだったのですが~(>_<)。←100円ですけど
投稿: YAGI節 | 2013.04.11 00:17
モダンラブでしたね(お恥ずかしい・・・)
競馬は来週からは府中開催、6月後半まであるので天気の良い土曜狙いで行きたいです!(またニアミスするかもですね)
投稿: ぽぐぽぐ | 2013.04.13 14:45
ぽぐぽぐさん
おお、モダンラブでしたか♪
いいですよね!!
土曜狙いですか。
私は土曜中心の「ビギナー向け競馬セミナー」というのを「ヴィクトリアマイルを見せてくれる」というので申し込んだのですが、あえなく落選しました。
ビギナーでない事がバレたか(爆)。
投稿: YAGI節 | 2013.04.13 16:56