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2015.06.16

敦―山月記・名人伝―

『山月記』のネタバレありますが、あまりにも有名な話なので大丈夫ですよね。

決して勉強が好きなわけではありませんが、国語の教科書を読むのは結構好きでした。
時々面白い小説が載っていたから。
中でも『山月記』はかなり好きだった気がします。

教科書に載るとは思えない斬新な話ですよね。
人間が虎になるって、シュール過ぎ。
まるで漫画ではないですか。
しかし、昔も今も載ってるんですよね。
気まぐれに一度載っただけではなく、もう教科書の定番なんですよね。
そんなに推奨の作品なのですか。
誰もが読むべき作品なのですか。
いや、面白いからいいんですけど。

野村萬斎さんは大好きですが、私と演劇の趣味はまるで違うようで、なかなか私好みの舞台に出てくれません。
「え~、あれやんの?」「げー、今度はあれ?」とタイトル聞いてがっかりする事も多かった。
が、久々に見たい物やってくれました
『敦―山月記・名人伝―』ですっ!!
こんなに楽しみな現代演劇は、『ベッジ・パードン』以来だよっ!!

Atsushi初演は2005年との事ですが、当時は私はまだ萬斎ファンではありませんでした。
「萬斎さんが『山月記』やってたとは!! 見たかった見たかった見たかった~っ!!」と地団駄踏んで悔しがっていましたが(←大げさ)、とうとう生で見られる事になったのです。
待ってましたっ!!
が、私の場合、期待し過ぎるとダメな事が多いんだよなぁ。
「今回はどうだろう……」と期待と不安を抱きながら見てきました。

果たして……
……うーん……
興味深かったです。
『ライオンキング』のようなコスプレではなく、それはそれは凛々しい虎でした。時々『にほんごであそぼ』の猫を彷彿とさせたけど(笑)、見られて嬉しい虎でした。
兎を襲うシーンの美しさは何なんだ! 野蛮な獣の筈なのに、この上もなく華麗なのが切ない。見とれてしまいました。
ただ、結末がわかっているので、ドキドキワクワクはあまり出来ませんでした。これは個人的な問題ですね。

『名人伝』は読んだ事はないので、こちらはネタバレ的には問題ありませんでした。
『山月記』の暗~い雰囲気を『名人伝』のコミカルな雰囲気でがらっと変えてくれたのも良かったです。
ただ、ストーリーはあんまり好きじゃないかも(^_^;)。
あと、これ、結構難しいお話ですよね。
この日貰った世田谷パブリックシアターの広報紙には萬斎さんのインタビューが載っていて井上ひさしさんの「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに」という言葉を引用されてましたが、まさにそんな感じで、極めてやさしく愉快に伝えようとはしてくれていて笑いも沢山起こっていたけれど、私にはなんだか難しかったです(^^;;;;;;;;)。

あ、忘れちゃいけない、藤原道山さんの尺八聞けたの嬉しかったーーーーーー♪

しかし、中島敦がずっと喘息で苦しんでいて、喘息で亡くなっていたとは。
「当時シムビコートがあれば……!!」と思わずにはいられません。
そして私はシムビコートのある時代に生まれていて良かった……。

広報紙の萬斎さんの写真は、こんな感じでとてもステキな上に面白い

Set

萬斎さんがいっぱい~

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