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2016.01.17

ボウイの思い出・その5(映画)

NME JAPANのサイトにマイク・ガーソン(ボウイとたくさんの仕事をしている私の大好きなピアニスト)のこんなインタビューが載ってました。

Bowie Variations「1996年か1997年頃に、僕たちは一緒にツアーバスに乗ったんだ。その時、デヴィッドが『1970年代後半に出会った超能力者に、俺は69歳か70歳くらいに死ぬだろうって言われたんだ』と話しててね。しかも、彼はすっかり信じ込んでいるようだった。(中略)わずかたりとも疑ってる様子はなかったよ。このことは誰にも言わなかったけど、ずっと心のどこかに引っかかってたんだ」

きゃー
これは超能力者が凄いんですか?
それとも、この人の発言を信じ込んだせいでこんな事になっちゃったんですか?
マーク・ボランは「僕は30歳まで生きられないだろう」と言っていて、本当にそうなっちゃったし、言霊の力なんでしょうか?
あ、ホントは心臓発作の時に結構やばかったけれど、「まだ死ぬ時期じゃない筈」なんて思えて頑張れた……なんて事もありえるんだろうか?

よくわからないけれど、ネガティブな事は口に出さない方がいいかもしれないですね。
私はどんどん幸せになるー!!
とりあえず、ポジティブな事を言ってみた(^_^;)。
……って、あやしい宗教みたいになってきたので、本題に行きます。

ボウイ出演作にまつわる個人的な思い出です。
名作とかではなくて、それにまつわる思い出のある作品を取り上げます。
『ビギナーズ』の思い出は既に語ったので省略。

戦場のメリークリスマス [DVD]◆『戦場のメリー・クリスマス』
自分では呟いた事のないツイッター(^_^;)のアカウントを「せりあず」としている私ですが、この映画でボウイが演じた役名ジャック・セリアズからいただきました。

テーマ曲も大好き。
サックスで吹いてみたくて、レッスンに取り上げてもらったのは、旧サクソフォーン日記にも載せた通りです。
「私のお葬式にかけて欲しい曲」ナンバー1です。

初見はテレビ放送でしたが、その後幸いリバイバル上映があって、無事映画館で見る事が出来ました。
せっかく映画館に行ったのに、パンフレットを買えなかった事をHPに載せたら、ご親切にもパンフレットを下さる方がいらっしゃいました。そんな愚痴を書いた事すら忘れていたので驚き、嬉しかった……。
読んでらっしゃらないと思うけど、Pさん、その節はありがとうございました!!

これの関連本(『戦場のメリークリスマス―シネマファイル』)を図書館で読んでとっても気に入り、「図書館にお願いしたら売ってくれたりするのかなぁ」と思い悩んだ事もありました。
その後、ヤフーオークションで見つけ無事ゲット。オークションで入手した唯一のボウイ・グッズです。

ハンガー [DVD]◆『ハンガー』
『デヴィッド・ボウイ IN ジギー・スターダスト』と『地球に落ちてきた男』とまとめて名画座で見ました。吉祥寺だった……かな?
しかし、この過去は消したい(>_<)。
まだ十代で、今より更に気の小さかった私は、当時は1人でさびれた名画座(と思っていたけれど、満員でした)に行く度胸がありませんでした。
ファンでも何でもない友人(昨日の友人とは別人)を付き合わせてしまったのですが、その友人が途中で眠ってしまったのです。
そりゃ、そうですよね。こんなヘビーな3本立て、興味のない人にとっては苦痛以外の何物でもないでしょう。こんな物に付き合わせてしまってホントにホントに反省しています。

しかも、私は『ハンガー』を見ている最中に気分が悪くなり、廊下に避難したのでした。
体調が悪かったわけではありません。ひとえに映画のせいです(^_^;)。

BAUHAUS 1979-1983まず、バウハウスが恐くてたまらなかった。
ピーター・マーフィーのルックスも恐かったし、彼の声も恐かった。"Bela Lugosi's Dead"が流れている間ずっと「この曲早く終わらないかな」と思い続けてました。
"Undead undead undead"というリフレインにうなされそうでした。

吸血鬼の話なんですが、血の映像がまた恐かった。画面が暗いので血の赤が不気味に目立って、私の血の気は失せてしまうのでした。
酸欠のような貧血のような息苦しさに襲われ逃げました。
吸血鬼は光を嫌がるけれど、私は吸血鬼を嫌がって光を求めました。
友人に「恐くなかった?」と聞いたら、「そうでもなかった」と言われました。チキンでお恥ずかしい。

今は"Bela Lugosi's Dead"好きですし、バウハウスのCD(ベスト盤)買っちゃった程なんですけど、映画館のスクリーンであの映像はダメだったなぁ。
自宅のテレビでこの映画を見た時はそれ程恐くありませんでした。映画館で見るのと自宅で見るのとではやっぱり大違いです。

ボウイが出ていなかったら、絶対に見なかったと思われる作品ですが、前半のボウイのルックスは無茶苦茶カッコ良かったです。

ボウイは「ボウイが出ていなかったら、絶対見なかった」と思われる作品に結構出てるんですよね(^_^;)。
避難こそしなかったけれど、『ハンガー』以上にハードだったのは『エヴリバディ・ラブズ・サンシャイン』。
『ツイン・ピークス』もテレビ版はそこそこ好きでしたが、ボウイの出た映画版は気持ち良いものじゃなかったなぁ。
『最後の誘惑』も、『眠れぬ夜のために』も私の守備範囲とは違ってました。
『ズーランダー』と『アーサーとミニモイの不思議な国』はやっぱりボウイが絡んでなかったら絶対見てなかったのですが、こちらは意外と面白かった♪

ラビリンス 魔王の迷宮 コレクターズ・エディション [SPE BEST] [DVD]◆『ラビリンス』
制作総指揮ジョージ・ルーカス!
大きな映画館で大々的に公開されてました。ファミコンのゲームも発売されていたらしいし、メジャーな映画なんですよね。
友人と5人位で見に行きました。これは珍しく私が誘ったわけではなく、皆が「見たい」と言ってました。ボウイの映画を見たい人がこんなにいるのかと、滅茶苦茶驚いたっけ。
鑑賞後には「ボウイのプロモーションビデオ見てるみたいだった」と言われました(^_^;)。

最初は「ボウイがこんな事やっちゃうの!?」と気恥ずかしさのような物を感じたけれど(タイツ姿だしっ)、見てるうちに好きになっちゃったなぁ。

スーパーボールを貰った気がしますが、あれは前売り特典だったか?

これのチラシを下さったSさん、(あ、文庫本もいただきましたね)ありがとうございました!!

なんか長文になってしまったので、最後にボウイ出演映画で好きな物トップ10を挙げて終わりにします。

①デヴィッド・ボウイ IN ジギー・スターダスト(ドキュメンタリー)
②戦場のメリー・クリスマス
③地球に落ちて来た男
④ラビリンス/魔王の迷宮
⑤ニューヨーク恋泥棒←ボウイらしくないけれど、大好き!
⑥デヴィッド・ボウイ・イズ(ドキュメンタリー 出演はしてません)
⑦ビギナーズ
⑧ジャスト・ア・ジゴロ
⑨天使といた夏
⑩ハンガー←怖いけどカッコ良かったから入れときます(^_^;)

『クリスチーネF』はDVD買ったのですが、未開封状態。あらすじ読んだだけで慄き、見れてません。
未見の物で今一番見たいのは『スコット・ウォーカー 30世紀の男』。オークションで安く出品されないかと、相当前からアラート登録しているのですが出てきません~。

当ブログの過去記事としては
『アーサーとミニモイの不思議な国』『天使といた夏』『デヴィッド・ボウイ・イズ』がありますので、興味のある方はどうぞ。

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コメント

えーっと、記事とコメントを全部追えていないので、とっくにご存じかもしれませんが、「デヴィッド・ボウイ・イズ」がおとといから新宿ピカデリーで1週間限定で上映されています。私もきょう知ったので老婆心ながらお知らせまで。

投稿: shoh | 2016.01.25 01:48

チラシと文庫本を下さったshohさん
きゃー、shohさんに訂正しなければいけない事を思い出しました!!
あまりにも古い話で、もうおぼえていらっしゃらないかもしれないのですが……

私、「ボウイはライブはイマイチ」みたいな事を言ってしまったと思います。
shohさんは「ボウイはライブが面白そうなのに」と意外なお顔をされてましたね。
あれは、SOUND+VISIONツアーの感想で、その後のOUTSIDEツアーとREALITYツアーは最高だったんです~。
「いつか訂正しなければ」と思っていたのですが、訂正してなかったような……。
こんなタイミングになるとは(-_-;)。

OUTSIDEツアーは、1996年の事で……いやー、たまにしかお会いしませんが、shohさんとのお付き合いも随分長くなりました(驚)。
そして、昔も今も、本当にありがとうございます。

「デヴィッド・ボウイ・イズ」は迷ってます。
今ちょっと喉が痛いんですが、風邪の前兆かも?
体調が悪化しなければ行くかもしれませんが、3ヵ月前に見たばかりだし、来年は本物(展覧会そのもの)が来るので、今回は這ってまでは行かなくてもいいかなという感じ(^_^;)。

そうそう、リッチーが、ボウイの追悼コメントをツイートしてくれてました

投稿: YAGI節 | 2016.01.25 22:06

あ、もうご覧になってたんですね。よかった。

そんな会話はもうひとかけらも覚えていません(^^;)。でも、今でも同じ話題をふられたら同じ反応をしそうですが。

ところで別トピックのBon Joviカヴァーですけど、この横浜公演って私は行ってませんよね? 全く記憶にないもの。ひょっとして東京とは別ヴァージョンだったんでしょうか。というか、そのとき東京公演があったのかしら? ああ、もうボケの進行が早くて……

投稿: shoh | 2016.01.25 23:40

shohさん
あ、じゃ、「ボウイのライブは素晴らしい」って事で大丈夫ですね。
良かったです(笑)。

ボン・ジョヴィ横浜公演の事、段々思い出してきました。
「伊藤政則 横浜 ボン・ジョヴィ 2003年」で検索すると、詳細なライブレポが見つかりました(ヤフーだと今の時点では上から二番目)。
ちょっと黒歴史かもしれませんが(^_^;)、あれは、BOUNCE WORLD TOURの追加公演でした。
後から決まったから、shohさんは行かれてなかったのかもしれませんね。

何も知らずに行ったら、いきなり伊藤政則さんが出てきて「今日はアコースティック・ライヴ」とか言われて戸惑ったっけ。
「DVDになるから」とも言われて一瞬喜んだんですが、DVDの完成度を上げる為なのか、同じ曲を何度もやったり、やり直したりして……「貴重な物が見られた」という嬉しさもあったけれど、微妙な違和感もおぼえたんでした。
なんか、ジョンの調子も悪かったみたいだったし……
結局DVDの話はボツになっちゃったみたいだし~

そして、当時の私は「ボウイ="HEROES"」という図式があんまり好きではなく、「ボウイのカバーは嬉しいけど、結局"HEROES"か」なんて、冷ややかに受け止めていたような気がします(^^;;;;;;)。
もう、何かっていうと、"HEROES"でうんざりしていた時期があったんです~。
そんな事、ひょっとしたら、当時パティオ(?)とかで語っていたかも(笑)。

投稿: YAGI節 | 2016.01.26 21:47

あー、思い出しました。やり直しとかあって……と行かれた方はみなさん微妙な感じでしたね。

あげてあった動画のジョンの髪があまりにキメキメなので「ライヴなのに?」と思ったのですが、DVD撮影があるからだったのか。ファンもミュージシャンもあまり縛られるとノれませんよねえ。

投稿: shoh | 2016.01.26 23:40

>髪があまりにキメキメ

それ、思ったーっ!!(爆笑)
ホント、あれはDVD仕様ですよね。
キメ過ぎで違和感なきにしもあらずですが、キレイ……(^^;)。
ヘアスタイルによって、全然雰囲気変わりますねぇ。

投稿: YAGI節 | 2016.01.27 23:14

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