ボウイの思い出・その2
『★(Blackstar)』なんて、もはや痛々しくて聴けないし、バラード聞いても泣きそう。
でも、ボウイの声から離れたくない…という事で、今の私はアップテンポの曲を聴くようにしてます。
今日聴いているのは『アースリング』。
ジャケットは大好きでしたが、アルバム自体はそれ程好きと思った事はありませんでした。
なのに、今はすごくイイと思ってしまう。
"Dead Man Walking"を聴きながら、「千の風になって吹きわたるのも良いけれど、好奇心旺盛なボウイだったら、身軽になってあちこち歩きまわって楽しんでいるかも」なんて連想してます。
発表当時は、「こんなタイトルなのに、なんでこんなに明るい曲調なんだろう?」と不思議に思ってましたが、今はこれに救われます。
とりあえず「頑張って仕事しよう」という気分にはなれる。
リアルタイムで良いと思えなかった物が、違うシチュエーションで聴くと素晴らしく聞えるというのはボウイにはよくある事です。これだからボウイ・ファンはやめられない♪
そういえば、以前ウィンドウズにはファンが作ったと思われるボウイのテーマがありました。
起動音が"Dead Man Walking"だった気がする。
「なんか、うるさいなー。別の曲がいいのに」と思いつつ設定を変えるのが面倒で、そのままにしていました。
ウィンドウズのヴァージョンが変わって、今ではテーマ丸ごとでは使えなくなってしまいましたが、マイコンピュータのアイコンは当時の物を流用して、ユニオンジャックにしている私です。
いつもの通り、前置き長くなったー。
本題行きます。前回の続きです。
ボウイのアルバムを全て聴く事が目標となった私ですが、枚数が多いのでなかなか大変なものがありました。
ボウイ以外にも聴きたいアーティストいたし(^_^;)。
学生でお金もないので、レンタルショップ通いとなりましたが、コンプリートまでには結構な時間を要しました。まぁ、1枚のアルバムをじっくり聴けたので、それはそれで良かったのかも知れません。
そんな私が大学生になった時、バイト先でボウイ・ファンの男性・Aさんと出会いました。
カッコ良い人でした。私が聴いた事のないボウイのアルバムを貸してくれるというではありませんか! 嬉しかったなぁ。
彼が貸してくれたのは『ダイヤモンドの犬』と『RARE』。
『ダイヤモンドの犬』は『アラジン・セイン』同様手を出すのが憚られるようなジャケットだったので、ついつい後回しとなっていて当時未聴でした。
『RARE』はコンピ盤だったか…内容はもはや全く憶えてないのですが、『ダイヤモンドの犬』には感動した~。
あまりの感動に、私は長い感想文を書いて返す時にレコードと一緒に渡しました。ボウイ・ファンだったらきっと共感して、一緒に『ダイヤモンドの犬』の話で盛り上がれると思ったんです。が、あまりに熱すぎたんでしょうか、明らかに引かれた気がします(-_-;)。
「感想文ありがとう」と言われただけでした。ボウイの話は全くしてこなくなったし、よそよそしくなった。
もっとも、Aさんには深入りしなくて良かったのかも。
その後、同じバイト先の2人の女性から「Aさんの事が好きになっちゃった」と相談されました。
それまで恋愛相談なんてされた事がなかった私はびっくり。しかも、同じ人の事で立て続けに(^^;;;;)。
2人共随分悩んでいた様子でしたが、私にそんな事言われても困る~。
ちなみに2人共Aさんに誤解を招くようなアプローチをされたらしいのですが、Aさんには年上の彼女がいたらしい。にも関わらず、色んな女の子に思わせぶりな態度を取る人だったんですね。
いえ、誰にでも優しい良い人…ですか?
いずれにせよ、「ルックスが良い人には注意した方がいいんだなぁ」と学んだのでした。
あ、私が渡したのは、あくまでただの感想文ですから! ラブレターとかでは断固ないですから!(笑)
男性といえば……
ボウイ関連で印象に残っている事がもう一つ。
初めて好きな人(Bさん)と見た映画が『ビギナーズ』でした。
Bさんは音楽には全く関心のない人だったんですが、「何か観たい映画ある?」と聞いてくれて、つい『ビギナーズ』と言ってしまった私でした。
ボウイが出るという事しか知らず、内容は全く知らなかったんです。
監督はミュージックビデオ監督として名を馳せたジュリアン・テンプル("Blue Jean"の監督でもあります)で、サントラは超豪華でしたが、ストーリーはイマイチ。洋楽に興味のない人が楽しめたかは疑問です。申しわけなかったなぁ。しかもお目当てのボウイはサラリーマン役で、「これが私が好きなボウイです」というにはあまりにも違和感あり過ぎな感じでした。
ちなみに、Bさんに深入りする事もありませんでした。←何もなさ過ぎ
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