ボウイの思い出・その4(ライブ)
今日のヘビーローテーション・アルバムはHeroes。
タイトル曲は今聴くと泣きそうなので飛ばしてるんですが、あれを除いても大傑作アルバムである事は間違いないと思います。
特に"Beauty And The Beast"、"Joe The Lion"は死ぬほどカッコいい。
私はよく「ボウイの声が好き」と言ってます。その時に連想するのはこの辺の声です。
ジギー時代の声はあれはあれで個性的で嫌いじゃないけれど、低音ボーカルが大好き。
中でも"Beauty And The Beast"のような力強い低音が死ぬほど好きなんです。
ああ、「死ぬほど○○」なんて言葉、滅多に使わなかったんだけどなぁ。
「死」、"death"、"dying"、"dead"なんて言葉を使いたがる今日この頃です。
でも、死ぬ話は置いといて(死なないし)、本題、行ってみます。
親日家と言われた事もあったボウイですが、来日公演はあまり多くありません。
私が見たのは『SOUND+VISION WORLD TOUR』『OUTSIDE TOUR』『A REALITY TOUR』のみ。
初めての生ボウイだったというのに、SOUND+VISION TOURには良い思い出がありません。
(私が行ったのは初日でしたが、2日目の方が良かったという噂は聞きました)
2階席だったので、姿は豆粒にしか見えなかったし、当時の東京ドームは音も良くなかった。
「ライブってこんな物なのか」と、がっかりしました。
レコーディングされた作品が大好きだったのに、それと同じように歌ってくれないし。
「ああいうのが聴きたかったのに、なんか違う歌い方してる…」と不満でした。
「声が出ないから誤魔化してる?」と穿ってしまいました(ごめんなさい)。
ボウイにがっかりしただけではなく、ライブという物にがっかりしてしまいました。
「ライブなんて、高いお金払ってまで見るもんじゃないかも」とまで思いかけました。
そんな思いは後にボン・ジョヴィが払拭してくれましたが、それはまた別の話ですね。
YouTubeで今井寿さん(Buck-Tick)が映り込んでいる動画がアップされてました(驚)。
今見ると悪くないような(^_^;)。
でも一部しか盛り上がっていないような気も(^^;;;;)。
そんな残念なボウイ・ライブでしたが…
武道館のOUTSIDE TOUR と A REALITY TOUR は素晴らしかった!
OUTSIDE TOUR には布袋寅泰さんが出演しました。
天下の布袋さんなので「スペシャル・ゲスト」と銘打たれていましたが、初日は完全な前座扱い。
私の後ろの席に座っていた人の布袋さんが出て来た際の一言、「まだ布袋だよな」が印象的でした(^_^;)。
布袋さんの演奏時にはまだ空席があったし、7割位のお客さんが座って聴いてました。が、布袋さんは本当にボウイの事好きなんでしょうね、「僕も興奮してます」とか「しばらくの間、つき合って下さい」等と謙虚でした。もともと好きでしたけど、好感度アップ! "STARMAN"を披露してくれました。
OUTSIDE は猟奇殺人をテーマにしたアルバムです。
そんなアルバムの楽しみ方が私にはわかりませんでした。
「OUTSIDEじゃなくて、NEVER LET ME DOWN(グラススパイダーツアー)で来てくれれば良かったのに」と当初は思ってました。グラススパイダーツアーの豪華セットに興味津々だったのに、日本は飛ばされたんです。
が、あれは意外と評判は良くなかったんですよね。
一方OUTSIDE TOURはどこでも概ね好評で、東京公演も素晴らしかったのでした。
一時は「過去の曲はもうやらない」なんて言っていたボウイでしたが、2曲目にいきなり"LOOK BACK IN ANGER"をやってくれて、嬉しかったなぁ。
"Waiting so long I've been waiting so waiting so" という歌詞は、まさに当時の自分の心境にぴったりでした。「本当に長い間、この日を待ちわびていたなぁ」と胸がつまったっけ。
最初は一日だけ行くつもりだったのですが、あまりの素晴らしさに「明日も来る」と宣言したら、同行者まで「私も来る」なんて言ってくれるではありませんか!
彼女はボウイ・ファンというわけではなかったのですが、このライブをとても気に入ってくれたようでした。嬉しかったなぁ。
ちなみに、彼女はボウイの事を「デビちゃん」と呼びます。
あまりにもボウイのイメージと違うので最初は抵抗していたのですが、今ではすっかりうつってしまって、私も彼女の前では「デビちゃん」と言ってしまうのでした。
ボウイが亡くなった日、彼女からは
「天国で、フレディーとデュエットして、地上に歌を届けて欲しい♪」
というメールを貰いました。うん、きっと天国でも歌い続けてるよね。
二日目も行ったおかげで"MY DEATH"を聴く事が出来ました。
無茶苦茶嬉しかった事や感動した事は憶えているのですが、ジャズ調にアレンジされていた事はDAVID BOWIE HOME PARTY(ニフティのコミュニティ)の自分の書き込み(保存してあります)を今読み返すまで忘れてました。
こんなタイトルですが、あの頃はボウイが亡くなる事なんて考えてなかった……。
初日は実質前座扱いだった布袋さん、二日目は"ALL THE YOUNG DUDES"でめでたく共演を果たしました。とても幸せそうで、私も嬉しくなってしまいました。
あ! Tin Machineも見てた(^_^;)。
そして、ツアータイトルがIt's My Life Tour だったという事を今ウィキペディアで知りました。
It's My Life って、私にとってはボン・ジョヴィじゃん……(ボン・ジョヴィの方が後です)。
ボウイとボン・ジョヴィが好きというと怪訝な顔される事が多いのですが、結構共通点あるんですよね。
さらに私を興奮させた A REALITY TOURに関してはこちらを参照下さい。あれは最高でしたよっ
ブラッド・ピットは「あなたの考える天国とは?」という質問に、「ニューヨークでのボウイのショー(04年5月)はそれに近かったよ」と答えたそうです!!
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