忘れて微笑んでいる方がはるかにいい
今日のタイトルは『ダウントン・アビー』のヴァイオレットのセリフから引用しました。
シーズン4の3話を数日前に見たばかりなもので。
マギー・スミス演じるヴァイオレットは、女性ですが男前でカッコイイおばあちゃまです。
一見厳しくて恐そうなんですが、筋は通っているし、優しい所もあって好きです。
孫の夫の母(イザベル)とは好敵手(?)という感じで、しばしば衝突をしていたのですが、イザベルは息子(マシュー)を交通事故で亡くしてすっかりふさぎこんでしまいます。そんなイザベルにヴァイオレットが言うんです。
Better by far you should forget and smile than you should remember and be sad.
忘れて微笑んでいる方がはるかにいい、おぼえていて悲しむよりは。
ロセッティの言葉だそうです。
私は画家しか連想出来ませんでしたが、クリスティーナ・ロセッティという詩人がいるのですね(^^;;;;)。
マシューが亡くなって皆とても悲しんでいたけれど、日が経つにつれてダウントン家にも笑顔が戻ってきます。でも、それは皆がマシューの事を忘れてしまったように思えて、イザベルにとっては辛い事なのです。
「私が楽しむ事は息子を忘れるって事。ほんの一瞬でもそんな自分は許せないのよ」
なんて言ってます。
ロセッティの言葉を聞かされても「それはロセッティが自分の死について言った言葉よ(息子の死についてではない)」としりぞけてしまうのでした。
そしてボウイを連想してしまう私(爆)。
私がふさぎ込んでいたって仕方ないんですが、楽しい事があると、「ボウイが亡くなったのに楽しんじゃった……」と軽い罪悪感をおぼえてしまいます。
SUGIZOさんは、「想像以上に彼の死がコタえている。まだ抜け出せない・・・」というツイートを最後にツイッターの更新を休止してしまったとか。
そういうのを知ると、「私は中途半端なファンだ」と後ろめたくなってしまったりもしました。
なんなんでしょう、この感覚。
中途半端なファンでいい筈なのに。
熱狂的なファンだと思われたいわけじゃないのに。
自分で自分の気持がよくわからない。
人前で「ボウイが亡くなったので……」とめそめそするのはイヤだけれど、「ボウイが亡くなったのに全然平気なんだね」と思われるのも微妙だし……変な気分です(苦笑)。
ちなみに、その後ヴァイオレットに促されて音楽を聴いたイザベルは笑顔を取り戻します。
「楽しかったわ、迷っていたのがバカみたい。罪悪感は人を惑わせるのね」と言うのです。
そこで「私は平気よ、罪悪感には縁がないもの」と答えるヴァイオレットがまたカッコいい
そして、SUGIZOさんのツイートも復活したみたいですね。
皆、楽しんだり、落ち込んだりを繰り返しながら、時間をやり過ごしてゆくのかな。
ある人の「デビッドボウイが死んだのに、なぜ地球は回転をやめないんだ」というツイートを読んで一時は共感し、「ほんと。もう止まっちゃえばいいよ」と一瞬思ってしまったけれど、それは一時の気の迷い……ですね(^_^;)。
ボウイの事は決して決して忘れたくないけれど、とりあえず笑顔ではいたいと思います。
今日こんな物が届きました♪
ポイントがあったので、『ロッキング・オン』と『CROSSBEAT』を同じ店で同時に申し込もうと考え、『CROSSBEAT』の発売を待って申し込んだら『ロッキング・オン』が売り切れてたー(>_<)。
ところでAmazonで扱っていたこのTシャツは↓の左と右では値段が1000円も異なるのですが、別商品なのだろうか……?
私が買ったのは安い方(オフィシャルっぽくはある)ですが、写真の物がぺらっぺらのうっすい袋に入ってポストに投函されてました。
「よくぞ、こんな超簡易包装で、はるばるイギリスから届いたなぁ」という感じ。
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