『新・映像の世紀』第5集
ロックと英語を学ぶ講座、今日も行って来たのですが、隣の席に座った方が『新・映像の世紀』(NHK)に出て来たボウイ関連映像に感動したという話をして下さいました。嬉しかったー。
この番組にボウイが出る事は知っていたのですが、すみません、なめてました。
何の根拠もなく、「ファンだったら見たことあるような映像が数分流れるだけだろう」位に思ってました。なめてたせいか、うっかり見逃しました。
が、なんかお話を聞いてると貴重な映像な気が……。
見なかった事を激しく後悔しながら、ネットで探した所……見られましたー。
ボウイが出て来るのは最後の方なので、飛ばそうかと一瞬思いましたが、ボウイが出て来ない所も面白かった。
特にチェコ。
以前舞台『ロックンロール』の感想文の中で語った通り、チェコ好きなんです。
1番好きな国はイギリスですが、2番を挙げろと言われたら、ドイツ・チェコ・ノルウェーのどれか激しく迷う(^_^;)。
ただ、チェコの話題はイギリスやドイツほどは取り上げられないので、話題が出ると前のめりになってしまいます。
「ビロード革命」という言葉は聞いた事ありましたが、映像を見たのは今日が初めてでした。
武器を持たずに戦車の前に座り込む人々や、「何故こんな事をするんだ、ソビエト人は良い人だろう?」と語りかけるチェコ人の姿には胸を打たれました(そう言われて困っているソビエト人の表情がまたなんともいえない)。
メキシコ五輪のチェコスロバキアの入場行進やチャスラフスカ選手の映像にも感動……。
チェコじゃないけれど、チェ・ゲバラの映像も興味深かったです。
そしてボウイ関連映像とは、1987年6月のベルリン公演の映像でした。
ボウイの音楽を聴こうとする東ドイツの人達の映像ですね。
西ベルリンの壁の近くでライブをやったボウイはスピーカーのいくつかを壁に向けて設置し東ベルリンの人にも聞こえるようにしたそうですが、それを聴く為に東ドイツの若者が集結しました。東ドイツでは集会は禁止されていたらしいのに、5千人も集まったそうです。
以前、当ブログに武道館の外まで聞こえてきたボン・ジョヴィ・ライブの音を聞いて感動した話をアップしましたが(詳しくはここ)、東ドイツで壁越しに"HEROES"が聞こえたら、どんなに感動するだろう? 生涯忘れられない思い出になりそう。
東側の聴衆が「ボウイ!」と叫ぶ姿には込み上げるものを感じました。
『ロックンロール』ではストーンズがチェコの自由の象徴のように描かれていましたが、ドイツの自由の象徴はボウイなのかもしれませんね。
ベルリンに行った事はありませんが、ベルリンの壁の一部は見た事があります。
「どういう事?」と思った方はここをどうぞ。
ボウイのライブの1週間後に、レーガン大統領が「この壁を壊しなさい!」とゴルバチョフ書記長に言ったそうで、この2つのエピソードを併記している記事は多いのですが、レーガン大統領はボウイのコンサート時の事も意識して発言したと思っていいんでしょうか?
(ドイツ外務省はボウイの死の際に"Thank you for helping to bring down the wall."というツイートを発表してます)
そんな自由の象徴ボウイは、スタイルも自由です。
今日の講座では"Life On Mars"のクリップが流れました。
この曲大好きなのですが、このクリップはファン以外に見られるのはちょっと恥ずかしいかも。
「厚化粧が好きなわけじゃないですからーっ!」と言いたい(笑)。
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