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2016.06.22

マクベス2016

「『マクベス』にはこれっぽっちも興味がない。舞台を見に行く気もさらさらない」みたいな事を書いておきながら、結局行ってしまった、
なんて事がありました。3年前の事です。

『マクベス』のストーリーはキライです。
たとえ大好きな野村萬斎さんが演っても、そこは変わらない。
それなのにベンチシート(最前列)に目が眩み、フラフラと引き寄せられてしまったのが、3年前の事です。当時の事はここに記載してあります。

あれから3年経っても、『マクベス』のストーリーを好きになる事はありません。
それなのに……
またしても、ベンチシート売り出すというではありませんかーっ!!
苦手な筈の『マクベス』だって、萬斎さんを至近距離で見られるなら、買っちゃうよー。←なぜ泣く

という事で行ってきました。

M3年前ともっとも異なっているのはマクベス夫人ですね。
8年前に見たリーディング(その時の模様はここ)の時から秋山菜津子さんでしたが、今回は鈴木砂羽さんにかわりました。
私の中では鈴木さんといえば明るいイメージなのですが、さすが女優さん、全く違った雰囲気を見せてくれました。

お目当ての萬斎さんは……髪の毛が残念でした(爆)。
映画『花戦さ』の撮影の為に丸坊主にしたんですよね。
今はもう「坊主頭」という感じではないけれど、それでもまだまだ短い。高校野球選手の坊主頭は大好きなのですが、萬斎さんに関してはいつもの長さが好きですー。以前、「(狂言をやっている時は)髪型はなかなか変えられない」みたいな事をおっしゃっていて、「変な髪型を見ないですむんだー」とほっとしていたのですが(笑)、『藪原検校』以来、坊主頭は解禁になっちゃったみたいですね(^^;)。

が、相変わらず剣を振り回す所はカッコ良かったです。日本刀のような剣も良かったし、長刀も良かった。美しい動きに惚れ惚れしました♪

舞台全般としては……3年前の事をもはやあまり憶えていないのですが(爆)、以前よりもシンプルになったような気がします。以前こだわっていたゴミの対比がなくなったような。そして降る葉っぱの量も減ったような?(笑)
和テイストが強くなったような気もしました。

「女から生まれた者に、自分を殺す事は出来ない」と信じていたマクベスに対して、
「でも、俺、女から生まれてないしー」みたいな事を言っちゃうマクダフのセリフは印象的です。
最初「死体だから、女というか人間から生まれた扱いにならないのかなー?」と解釈したんですが、ちょっと気になって調べてみたら、
原文では
Macduff was from his mother's womb untimely ripped.
となっているんだそうです。
誰から生まれたかという事よりも、rippedという所がポイントなのかもしれない?
「子宮を切り裂く」って恐い表現だと思いましたが、「帝王切開」っていう日本語も、改めて見るとなんだか恐い言葉ですね。

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