第56回東京都吹奏楽コンクール
ドラマ『仰げば尊し』、今日が最終回でした。
サックス奏者が主役という事で興味を持ち、初回はちょこっと観たのですが、その後オリンピックやもろもろ(^_^;)でバタバタし、見逃しているうちに最終回となってしまいました。
寺尾聰さん扮する主人公が最後に指揮をしたのは、関東吹奏楽コンクール。
舞台が神奈川だったので、「関東」吹奏楽コンクールでしたが、東京だったら「東京都吹奏楽コンクール」となっていた筈。
そんな東京都吹奏楽コンクール(高等学校の部)を観に行ってきました♪
「吹奏楽の甲子園」ともいわれる普門館に行ってみたいと、ずっと思っていたのですが、当時(今も?)は大人気で、チケットが取れませんでした。
その後、耐震強度不足とやらで普門館は使用出来なくなり、何故か全国大会は名古屋で開催されるようになってしまいました。東京では全国大会が観られなくなってしまったのです(泣)。という事で、都大会で我慢です。
都大会には、地区大会を勝ち抜いた12校が出場したのですが、
「座席数の関係から、前半の部と後半の部は入替え制となります」との事。
2000名程入るホールだというのに!?
都大会でこれですから、全国大会のチケットが取れないわけですね。
自由席なのですが、ぎりぎりに行ったら席がありませんでした。ひー。
仕方ないので立って観ていたのですが、係員が「消防法に基づき立ち見はご遠慮いただいてます」みたいな事を言うではありませんか。
必死に探してなんとか座れましたが、座れなかった人もいたみたい。
「席ないのに、座れって怒られたー」との嘆き節も聞こえました。
私が観たのは後半の6校。
いやー、素晴らしかった!! やっぱり吹奏楽っていいですねー。
あまりにも良くて、涙出そうだった!!
私はサックスが聴きたくて吹奏楽を聴きに行くのですが、オーボエも好き。
今日は無茶苦茶ステキなピッコロ(フルートだったかも?)を吹く子がいて、「高音もいいなぁ」と見直しました。
どこも上手かったけれど、片倉高校はさすがでした。
片倉高校は演奏会でお金を取っているんですよねー。「高校生の演奏でお金取るの?」なんて、訝しく思ったこともあったけれど、あれだけ上手ければお金取って当然ですね。
演奏終わった後に「ブラボー!」の声が上がってました。
私の側に座っていた人は「何も言えねぇ、あれだけの演奏されたら、もう何も言えねぇ」と興奮しながら北島康介さんみたいな事を口走ってました。「敵ながらあっぱれ」みたいな事も言っていたので、出場校のOBとかだったのかも?
美崎高校(『仰げば尊し』に出て来る高校)が主人公存命中に行けなかった全国大会に、東京から出場する事に決まったのは、その片倉高校と、東海大高輪台、東海大菅生の3校でした。東海大附属の高校が二校って(^_^;)。
高輪台は入替前の前半に出場していたので、残念ながら未聴です。機会があったら聴いてみたいなぁ。
癌の樋熊先生(『仰げば尊し』で寺尾聰さんが演じていた先生)は、コンクールで倒れそうになりながら指揮をしてましたが、佼成学園女子の指揮者が、なんと椅子に座りながら指揮をされていました。指揮台に椅子を置くというのを初めて見てビックリ。体調が悪かったのか、怪我でもされていたのか……?
樋熊先生は亡くなってしまいましたが(>_<)、リアルの世界でも、一昨日、あるサクソフォン奏者が亡くなってしまいました。
トルヴェール・クヮルテットの新井靖志さん。脳出血だそうです。
7年前、ここで話題にした方です……。
あの後、トルヴェールの音楽を全く聞かなくなってしまった私ですが、最近はコンサート活動も再開していたみたいですね。今月もコンサートの予定があったらしい。
事件を忘れたと言えるわけではないので複雑ですが、トルヴェールの『スペイン』が素晴らしかった事は間違いありません。ライブ、本当に良かった……。
ステキな音楽をありがとうございました。
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