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2016.09.28

命にかえてでも伝えていかなきゃいけない

「ソフトバンクに史上最速マジック点灯か?」とかいってたのは、今年の話ですよね。
世の中、何が起こるかわからないものですね。
ファイターズ、優勝おめでとうございます!

……と、かつての私だったら、こんな日は野球の話だけで終わってしまう所なのに、今日の本題は別のお話です。
んー、私にも、何が起こるかわからないものだなぁ(^_^;)。

『NEWS ZERO』観ました。
新キャスター・髙橋大輔さん(選手と呼べない所が淋しい)が、野村萬斎さんにインタビューするという夢のようなコーナーがありました。

キャスターという立場だから当然といえば当然なのですが、髙橋さんが一方的に訊くスタイルでした。ああ、羽生選手の時みたいに対談スタイルで観たかったなぁ。「萬斎さんから刺激を受けて滑る髙橋選手」というのを観たかった(>_<)。
……とないものねだりはこれ位にして……

野村裕基さんの言葉に感動しました。
思わず今日のタイトルにしました。
後世に狂言を伝えていかなければいけない家に生まれた者として、「命にかえてでも伝えていかなきゃいけない」と言ってくれちゃったのでした。
す、すごい……。

プロフェッショナル 仕事の流儀 狂言師 野村萬斎の仕事 果てなき芸道、真(まこと)の花を [DVD]萬斎さんの事が大好きな私ですが、ご子息・裕基くんと一緒にいるのを見るのは苦手でした。なぜなら、裕基くんと一緒にいる時の萬斎さんは、私が見る限りはいつも鬼のような形相をしていたから。
裕基くんへの稽古は「大人も泣いちゃいそうな程恐い」と評判(缶コーヒーのCMの時にそんなスタッフの発言がWEBに出てました)ですし、舞台で裕基くんの後見をやっている時の萬斎さんのお顔の恐いことといったら(>_<)。
今日も前半は鬼モードで裕基さんを叱る映像が流れたので、恐怖のあまり、思わずテレビを消そうとしました。髙橋さんが出ているから思い留まったけど(笑)。

それなのに、裕基さんが萬斎さんの事をちゃんと(?)大好きらしい事は、日頃時々洩れ伝わってくるから不思議。いや、親子だからむしろ当然といえば当然か。

そして、あの発言です。
今時「命がけ」なんて言葉、なかなか言えません。なんて立派なんだ。
久々に聞きました。『ドカベン』以来かなー(爆)。
その言葉を髙橋さんから伝え聞いた時の萬斎さん、本当に嬉しそうでした。
「大したもんですね。俺より大した覚悟がある。頼もしい事ですね」と絶賛。
こういうのは親バカとは言わないですよね。ああ、良かった

私、今迄は「裕基くん」と記載してきました。
1月に当ブログに「もう『さん』付で呼ぼうか?」なんて迷いを滲ませていましたが、今日の姿を見て、迷いが消えました。
これからは「さん」で呼ばせて頂きます!!
テロップも「裕基さん」となってたし、髙橋さんもそう呼んでましたしね。

命がけで取り組める事があるなんて、羨ましいなぁ……と一瞬思ったんですが、あの萬斎さんの恐ろしい稽古を連想すると、撤回気分になります(^_^;)。
萬斎さんの事は大好きだけれど、弟子には絶対なりたくないチキンな私でした。

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