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2016.11.05

ダリとかアマンダ・レアとか

私がサルバドール・ダリに興味を持ったきっかけは、恥ずかしながら週刊誌の記事でした。
週刊朝日か週刊文春か週刊新潮……のどれかだと思います。
「ダリって、まだ生きてたんだ」と驚いたっけ(^_^;)。
ダリとかピカソとかって、「大昔の人」というイメージがありましたが、意外と最近の人なんですね。

斎藤一は1844年に生まれて1915年に亡くなってますが、ダリは1904年生まれ。つまり斎藤さんと同時代を生きているのです。そして、ダリと私は同じ時代を生きていたわけで、そう考えると斎藤さんも意外と最近の人ですね。
……って、すみません。明治生まれの人を見ると条件反射で「斎藤さんと同時代!?」とか考えてしまう私です(^_^;)。

当時、その週刊誌の記事はファイリングしました。
「まだあるかな……」と探したら、あった、あったよ!!(驚)

Dali2Dali1

「ボウイの愛人」というのももちろん気にはなったのですが、当時はインターネットがなく、詳しく調べようがないので放置。名前もすっかり忘れていたのですが、この切り抜きによると「アマンダ・レア」という人なのですね。
今更ですが、調べましたー。
げげっ、ボウイの"Sorrow"のPV(?)に出ているというではありませんか。

同棲していた事もあったのだとか。そこまでの仲だったとは。
ちなみに、この人には「元男性だった」という噂が流れたそうですが、ボウイの戦略だとか(ダリの戦略という説もありました。どちらも考えそうだ……)

と、これだけでもびっくりなのですが、なんとこの人、ロキシー・ミュージックのアルバムのジャケットになっているというではありませんか。

For Your Pleasure-remaste

このジャケット、有名ですよねー。確かにカッコいいとは思っていたけれど、この人がダリやボウイやブライアン・フェリーの心も射止めていたとは。

と、今になってようやく、アマンダさんの事を調べられましたが、当時はダリですよ、ダリ。
「ボウイと親交があるのかぁ」と驚くと同時に、興味を持ったのでした(単純)。

初めてダリ展を見に行った時に目を奪われたのはグランドピアノの蓋に描かれた天使の絵でした。ダリには不気味なイメージを持っていたのですが、それはとても美しかった。
ダリのイメージが一気に変わって、ダリが大好きになってしまいました。
もう一度あれを見たくて、その後のダリ展は毎回行っているのですが(チケットを買ったのに行けなかった事が一度あり)、あれきり見る事が出来てません。

Daliというわけで、今国立新美術館で開催中のダリ展にも行ってきました。
「過去最大規模の展示」というだけあって、見応えありました。面白かったー。
が、やっぱりピアノはありませんでした。

大昔に見た作品なので、もう記憶が朧気です。本当にそんなにステキだったのか、確かめたいのですが、webで探しても見つかりません。あまり有名じゃないのかなー? ダリは無茶苦茶多作で有名な作品が山ほどあるので、なかなかあれをピックアップしてくれる事はないのかもしれません。なんてったって蓋なので(^_^;)、日本に運ぶのも大変かもしれない? っていうか、蓋だけだったか、ピアノにくっついていたのかもすでに忘れてしまいました

海外のダリ美術館にも行ってみたいと思いつつ……行けてません(>_<)。スペインはホント行ってみたいんですけどねー。

展示以外で興味深かったのは、映像。
なんと、ディズニーとコラボしてました。
『デスティーノ』という作品で、「短編アニメ」と称されているようですが、セリフは一切なく、イメージビデオといった趣。ディズニーですが、ダリなのでアメリカっぽくない。でもダリなのに(?)、ディズニーだからか見やすい。
昔の展覧会で『アンダルシアの犬』を数分観て、あまりの恐さに脱落した私ですが、「最後まで観られるのもあるじゃん♪」とちょっと安心しました(笑)。

グッズも面白かったです。
目立っていたのは、えび(チーズ)せん。
「ダリ展でなぜ、えびせん?」と思ったら、ダリはエビ好きだったそうです。
他にも「柔らかい時計」の置き時計とか、絵に描かれてる不思議なキャラ(?)のフィギュアなど、「なるほど」と感心させられるようなグッズがありました。

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