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2017.03.17

音楽が存在する最も大切な理由

小学生の時に会ったきりだったイトコに、何十年ぶりかに会いました。
白髪だらけのおじさんに変貌していて、びっくりしました。
それなのに、土屋昌巳さんのあの若さは何なんだ???

先週の話なのですが、
土屋昌巳さん、そしてROLLYさんを見て来ました、というか、お話を聴いてきました。
タワーレコード渋谷店22周年記念特別企画 『デヴィッド・ボウイ・スペシャル1DAYイベント~トークセッション』です。

タイトルにした言葉は土屋さんのお言葉です。
土屋さん曰く、音楽が存在する最も大切な理由は、「悲しみを忘れさせない事」だそうです。

うーん?
そう?
そうなのかなぁ???
そうかもしれないけど
んー……???

難しい。
悲しみは忘れた方が良くないですか?
忘れちゃいけないのかな。

その辺、難しくてよくわかりませんが、
そういえば、私は切ない曲が好きです。
完全に暗い曲はあまり好きではないけれど、「明るいんだけど、どことなく切ない」というのが好物です。
アメリカン・ポップスよりブリット・ポップが好きなのはそこかもしれない。
Pulpとか、Blurとか。そして、その親玉はデヴィッド・ボウイ?(笑)
邦楽だと修二と彰(亀梨和也さんと山下智久さん)の『青春アミーゴ』が妙に好きでしたが、あれは明るく切ない典型だったなぁ。
はっ、『すみれ September Love』という名曲を差しおいて、ジャニーズを挙げてしまった。すみません、すみません。

他にも、土屋さんは、わかるようなわからないような、色々考えさせるような趣のある言葉を色々発していました。

たとえば、
「ボウイが生涯かけてやりたかったのは『星の王子さま』だった」
みたいな発言。

そ、そう?
そうなのかなぁ???
そうかもしれないけど
んー……???

確かにBlackstarは目に見えない。
「大切なものは目に見えない」ってやつですか。

ちなみに、ウィキペディアの「星の王子さま」の項には

映画『戦場のメリークリスマス』の登場人物「ジャック・セリアズ」(デヴィッド・ボウイ)の人物造形は「星の王子さま」がモチーフとなっている
なんていう記述がありました(驚)。 そんな事考えた事もなかった…… ウィキペディアにも「要出典」と書いてありました。確かに根拠は知りたい。

そんな『星の王子さま』ですが、ROLLYさんはこれのミュージカル版に出演した事があるそうです。
最近はすっかりミュージカルづいてますね。
今公開中のディズニーの『モアナと伝説の海』の日本語版の吹き替えも担当しているそうなんですが、なんとボウイっぽく歌うように指示されたのだとか。
ボウイっぽく歌うROLLYさん、滅茶苦茶興味あります。
トークショーの最中に一瞬だけ歌ってたんですが、カッコ良かった!!(声が)
洋画は映画館では字幕で見たい私としては悩ましいところ……
あ、きっと日本語版はテレビでやってくれますね(^_^;)。

そういえば、むかーし、まだROLLYさんが「ローリー寺西」と名乗っていた頃、『ROCK OPERA HAMLET』というのを観に行ったっけ。
主役がTOSHIさんで、デーモン閣下なども出ていたすごい舞台でした……

ROLLYさんは「ボウイに嫉妬していた人」で、
土屋さんは「ボウイになりたかった人」だそう……っていうか、もうボウイと一心同体みたいになっちゃって、ボウイと同じ事を考えるようになった……みたいな事をおっしゃっていたかな。ボウイの考えている事がわかるんだそうです。なので「『星の王子さま』をやりたかった」という自説にも、自信があるようでした。

土屋さんとROLLYさんはいずれも先日放送されたデヴィッド・ボウイ三昧のラジオに出演していたので、それと被ってしまうお話も若干ありましたが、「David Bowie is展に展示されているシンセサイザーの裏話(ブライアン・イーノの私物ではなくロキシー・ミュージックの物だったので、グループを脱退した時に一旦は置いてった)」とか「JAPAN(土屋さんがサポートメンバーだった事あり)を見に来たボウイが中に入れてもらえなかった話」など面白い話が聴けて楽しかったです。

関係ないけど、キース・リチャーズが駅の売店で新聞を買っているのを目撃した土屋さんが「キース、字が読めるんだ……」と感慨に耽ったという話もウケた(^_^;)。

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