どうせ興味がなくなったんだろう

ゲーム『刀剣乱舞』の新ＣＭが放送されています。
山姥切国広と加州清光のヴァージョン、両方目にしました。
この二刀が人気なんですね（知らなかった）。

が、しかし、
山姥切国広のセリフが私はキライ。
今日のタイトルにしている物なのですが、正確には

「あんたはどうせ写しには興味がなくなったんだろう。そんなことはわかってる」

……
もともと「山姥切（長義）」という刀があり、のちに「写し」として「山姥切国広」が作られたという史実がある為、山姥切国広は自分がオリジナルではない事にコンプレックスを抱いているという設定になってます。
ちょっと同情してしまう境遇です。にしても、こんな卑屈なセリフを言わせなくても。
「なんだか女々しいなぁ」
と思い、はっとしました。
私もコンプレックスがあって、気を抜くと卑屈モードになっちゃうので、同族嫌悪かも(汗)。
でも、普段は隠そうとしているので（今バラしてますが）、平然と言っちゃうのを「ズルい」と思っちゃうのかも？

しかし、何故こんな卑屈なセリフを言うキャラが人気なんでしょう？
ＣＭでこういうセリフがピックアップされているんですから、もはや卑屈が売り。
母性本能が、くすぐられちゃうんでしょうか？（私にはわからない心境）
なんか、かわいいとか言われてるらしい。
んー、私も卑屈モードになった時、かわいいとか甘やかしてくれる人がいればいいのになぁ（ばか）。
もっとも、山姥切国広はルックスが良い設定なんですよね。それは大事。
が、「綺麗と言われることが嫌いで、わざわざみすぼらしい格好をしている」らしい。
そういう面倒臭さも「なんだかなぁ」という感じですが、そこがまた、好きな人にはたまらないらしいです。

人の好みは様々ですね。
誰かにとっては疎ましくても、誰かにとっては好ましい。
だから世の中うまく行くのか。
もっとも、誰にでも好かれる人というのもいますけど。
だから世の中争い事が絶えないのか。