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2017.10.21

遺言状が書けない

先日早朝に胸が痛くて目がさめました。
胸というか肩? 胸と肩の間位です。
眠れない程の痛み……いえ、あまりにも眠かったのでちょっとウトウトはしました。熟睡は出来ない程度の痛みというべきか(^_^;)。
寝ぼけていたせいか、内科的な痛みか外科的な痛みかの判断が出来ませんでした。

「痛い」「眠い」を繰り返しているうちに仕事に出かける時刻となりました。
動けそうだったので、痛かったけれど、とりあえず家は出ました。
休む場合、なんて連絡すれば良いのかわからなかったし。
「胸だか肩だかが痛いんですけどー」なんてざっくりした欠勤理由ってアリですか?(^_^;)

電車の中で耐えられるか心配だったんですが、スマホ以外の荷物(大した荷物ではない)は網棚に乗せ、音楽聴いてたら無事乗り切れました。

仕事が忙しい時は集中していたせいか、痛みをあまり感じませんでした。
が、一段落したら、痛みがぶり返してきました。
「仕事帰りでも、やっているお医者さんあるかなぁ。今日は無理かな。週末……じゃ遅いか、明日あたりに行こうか。でも、そもそも何科に行けばいいんだろう?」と考え込む私。
この時になってもまだ、わかりませんでした。
早朝に判断出来なかったのは、寝ぼけていたせいだけではなかったみたいです。

恐いのは心臓です。

デヴィッド・ボウイは、肩が痛くてツアーを休んだ事があるのですが、実は心臓の血管が詰まっていたせいで肩が痛かったようで緊急手術を受けました。
私が痛かったのは左だったので「私も心臓だったらどうしよう」と思っちゃったんです。
去年、健康診断のレントゲン検査で肺に影が見つかって、「好酸球性肺炎かも」と言われました。
かかりつけ(呼吸器内科)の先生は、「喘息の人には見られることもある影」とおっしゃって、それ程深刻には捉えておらず、3ヶ月に一度レントゲンを撮って経過観察をしているといった状況です。その影は小さくも大きくもなっていないのですが、今迄好酸球が気管支、鼻、耳、胃とあちこちに影響を及ぼしているので、「心臓に悪さをしてもおかしくない」と疑心暗鬼になってしまいました。

「心臓だったら、一夜でぽっくり逝っちゃう事もあるかも。医者行くのを明日に伸ばしたら……今夜寝てるうちに何かが起こって、そのまま目覚めなかったりして」

と、一瞬思いました。

「死ぬ前には親に感謝を伝えたいなぁ。『今迄ありがとう』とか今日のうちにメモでも残す? 親は、死を誰に伝えたらよいか戸惑うだろうから、伝えてほしい人の名前をリストアップした方がいいか? っていうか、誰に伝える? そもそも、なんの為に伝える? 私が死んだ事を知らせて悲しんでほしいの? やー、そんな事してほしくない。あー、わざわざ死を知らせる必要ないか」

『しくじり先生』では元気なうちに遺言書を書くことを勧めていたっけ。中田敦彦さんは、もう書いたそうです。
「死にそう」と思ったら、恐くて遺言状なんて書いてられないよなぁ……。

という感じで色々な考えが、本当に短い間にバババッと物凄い勢いで駆け巡りました。

「心臓だったら苦しむ時間が少なくてラクでいいじゃん。別に今日医者行かなくていいよ。……でも、やっぱり死ぬ時は凄く苦しいのかな?」

なんて考えたら、一気に恐くなりました。なんか、泣きそうになってた(ばか)。

職場のビルの中にクリニックがあるので、ちょっと抜け出させて頂きました。

幸いそのクリニックには内科と外科と両方あるので、「どっちかわからないんですが」と相談し、まずは内科で診ていただく事にしました。外科だったら、あの程度の痛みで死ぬような事はないから(苦笑)。

レントゲンを撮られました。

レントゲン写真を観た先生は、「恐いのは肺に穴が開いちゃってる事だったけど、そういうんじゃなさそう」との事。
「肺に穴」って無茶苦茶恐ろしい響きですが、そういえば矢部浩之さんとか佐藤健さんとか相葉雅紀さんとかなってましたね。「イケメン病」って言われていたような。

さらに観ながら、「ここ、肋骨折れてない?」と衝撃発言を繰り出す先生。
私「激しい運動してないし、寝相も悪くないし、思い当たる事ないんですけどー」
看護士さん「咳で折れちゃう人もいますよ」
ドキッとする私。でも、そんなの老人みたいー(泣)。
先生「僕は内科なんで骨の事はわからないから、ちょっと外科で診てもらって下さい」
と、すぐに外科に回していただけたのでした。便利だー。

果たして……
骨には異常ありませんでした。
内科の先生が骨と見間違えたのは筋だったらしい。
ちなみに肋骨は治療のしようがないんだそうです。たとえ折れていても、湿布貼って安静にする位しかやる事ないらしい。
「湿布出しときます?」と聞かれましたが、その言い方が「貼らなくてもいいかもね」という感じだったので、遠慮しときました。
心臓とか肺による痛みでなければ、オッケー(^_^;)。ほっとしました。

それにしても、あの恐怖はなんだったんだ。
想像力って恐ろしいものですね。幽霊の正体見たり枯れ尾花!
自分で恐怖を創り出していたって感じ。
メンタル弱くて情けない限りです。うーむ、好酸球ってば、メンタルにまで攻撃を(違)。

……遺言書、いつ書こう?(^_^;)

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