Triple! triple!!
オリンピックにおけるフィギュア・スケートの団体戦、前回のソチから始まったわけですが、どうも個人戦のネタバレみたいな感じがしてあまり好きではありません。個人戦を先にやって団体戦は後にやってくれたらいいのに。
とかいいつつ、今日は大泣きしてしまいました。
アメリカの長洲未来選手にやられた!
もう結構なベテラン選手となってしまった長洲選手。
16歳の時にバンクーバー五輪で4位になりました。「4年後が楽しみ」と思いましたが、アメリカには強い選手が多く、ソチ五輪には出場出来ませんでした。そして旬は過ぎた「過去の選手」というイメージを持ってしまってました(ごめんなさい!)。
そんな彼女が見事復活。五輪の舞台に返って来ただけでも驚きなのに、なんとトリプル・アクセルを決めてしまいました!!
以前当ブログにも書いたのですが、長洲選手で思い出してしまうのが、彼女が憧れているという浅田真央選手について語っていたVTRです。
「真央ちゃんはやっぱトリプル・アクセルしてるからスゴイですよね。triple! triple!!」と拙い日本語と英語を交ぜながらはしゃいでいたかわいらしい姿が印象的でした。
そんな彼女が、五輪では女子では伊藤みどりさんと浅田真央さんしか決めてないトリプル・アクセルを飛んだのです。きれいなアクセルでした。私が大好きなみどりさんと浅田さんしか飛んでない貴重なアクセルを飛んじゃった。
「飛ばれちゃった」と一瞬ちょっとだけ悔しい気分になりました。でも次の瞬間、あの「triple! triple!!」とはしゃぐ長洲選手の声が脳裏によみがえって、「ああ、あの憧れのトリプル・アクセルを飛んだんだなぁ」と思ったら、涙が出てきてしまいました。
他のジャンプもきれいに決めて、素人目にはノーミスの素晴らしい演技でした。感動しました。最後のジャンプを成功した瞬間にガッツポーズをしたんですが、「みどりさんがジャンプが決まって演技中にガッツポーズをしてコーチに怒られた」という逸話も思い出しました(笑)。
いやー、今迄見た長洲選手の中で一番素晴らしい演技でした。一時はぽっちゃりしたイメージもあったんですが、今日は引き締まった筋肉質なボディーになっていたなぁ。頑張ったんでしょうね。
彼女の演技を見て、同じくソチ五輪に出られず平昌で復活したリッポン選手が涙ぐんでいる姿も印象的でした。共感したんだろうなぁ。出迎えたネイサン・チェン選手の頭を撫でてる姿は弟をかわいがるお姉さんのようでした。あのかわいい少女が大人になりました。こういうのを見ると、団体戦も楽しいって感じます。
日本勢は宮原選手が素晴らしかった。でも得点は思ったほど伸びなかったですねー。坂本選手はミスのリカバリーは素晴らしかったけれど、いつもの溌剌さがちょーっとなかったような。
荒川静香さんの金メダル以降、日本の女子のレベルは無茶苦茶高いと思わされる時代が続きましたが、久々に海外の壁を感じました。
とっても面白くてすっかり気に入ってしまったスノーボードのスロープスタイルは今日(女子)はイマイチでした。最後まで滑りきれる選手が殆どいなかった。「男子とは全然違うんだなぁ」とがっかりしましたが、コンディションが悪すぎたんですね。強風で予選は中止になり、いきなり決勝になっちゃったとの事。そして決勝でも強風に苦しまされる選手が多かったみたいです。気の毒過ぎる(>_<)。
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