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2018.03.01

平昌五輪旅行記・3

ホテルの冷蔵庫にはミネラルウォーターが5~6本と、缶コーヒーも同じ位入ってました。
無性に喉が渇いていたのでミネラルウォーターを飲もうとしたのですが値段がわかりません。どこにも書いてない。「すごい高額だったらどうしよう」と悩む私。でも喉は信じられない程渇いている……。友人に「所詮水だから、そんなに高くないよ。脱水症状とかになっちゃったら大変だから絶対飲んだ方がいい」と背中を押されて、飲んでしまいました。おいしかったー。

Kが、次の予定があるので、ゆっくりしていられません。ジャンプを見るかエアリアルを見るか決まらないまま再び江陵駅へ。
距離的に近いのはアルペンシア(ジャンプラージヒル予選)なんですが、競技終了時間が早いのはフェニックス(エアリアル)なので、難しい選択です。いずれにしても夜なので、スムーズに帰ってこられる方にしたい。
この時は駅の案内所に日本語のわかる方がいらっしゃいました。やった♪
「この時間からだったら、アルペンシアとフェニックスの競技場、どちらが行きやすいですか?」と尋ねてみるとアルペンシアという答が返ってきたので、アルペンシアに決めました。

バス一本でも行けるみたいですが結構な距離があるそうで、珍富まではKTXで行き、そこからバスに乗る事を勧められたので従うことに。帰ってこられないと大変なので、帰りの電車の切符も買っておきました。最後までゆっくり観ていられるように最終電車の物です。

友人は空港から江陵までのKTXのチケットが買えずにバスで来たそうで、「ついに憧れのKTXに乗れる~」と喜んでいました。一方「KTXは改札ないからー」などと経験者ぶる私(笑)。
が、経験者ぶりつつ、写真撮りまくる私でした(^_^;)。

K01 K02

C01 C02

バスを降りると別世界でした。江陵より確実に寒いです。頬に当たる外気は冷た過ぎて刺すようでした。一瞬だけですが「痛っ」と思いました。

C04 C05

左の写真から、なんだか冷たい空気が伝わってきませんか? 空気は澄んでた気がする。「冴」という漢字が似合いそうな空気。

ジャンプ競技は長野で観た事がありますが、夜の観戦は初めて。暗闇の中に強烈な光を浴びて聳え立つジャンプ台はとても美しく、迫力ありました。
「来て良かった」と思いました。

C07 C11

途中で西洋人が話しかけてきました。私達の日本語に反応したらしい。空手をやっているとの事で日本語が上手でした。

席は座って見る席と立ち見席と選べたのですが、あまりの寒さにとても座って観る自信がありませんでした。人がいる所で立ってみれば風が遮られて幾分温かいのではないかと思ったのですが、その選択が正しかったかはよくわかりません。
ただ、立ち見席は着地後の選手をより近くで観る事が出来ました。しかも私達は一番前だったので、客の中では相当近い場所で葛西選手を観られました♪
もっとも、葛西選手の距離はまさかの122.5mで22位。

C08 C10

「いろいろ考えてしまって、すごく消極的なジャンプになってしまった。予選を通ればいいっていうジャンプ。ゴミです。全然思い切りがない。自分に腹が立っている」
という言葉を残したそうです……。

写真右:8度出場の葛西選手には及びませんが、40歳のアホネン選手は五輪7度目の出場。
スキージャンプ週間で5度の総合優勝というのは史上最多らしいんですが、オリンピックではなぜか個人種目のメダルなし。この日も119メートルと奮わず(>_<)。

C09 Ryoyu

写真左:シモン・アマン選手は140メートルの大ジャンプで気分が良かったんでしょうか。観客にアピールしてくれました(ほとんどの選手は観客に見向きもしてくれなかった……)。
写真右:それより更に大ジャンプを見せてくれたのが小林陵有選手で143.5m!! この日の最長不倒でした。すごい、すごいー。残念ながら飛型点がやや低く、予選順位は3位。

Jump01が……
残り10人位で、私の限界が来ました。
寒くて寒くて、もう耐えられなかった(>_<)。
「ごめん、私、避難所で待ってる」
と言い、友人をその場に残して逃げた私でした。
正式名称はわからないのですが、暖を取れる休憩所みたいな所がありました。寒さから避難する場所という感じで勝手に「避難所」と呼んでました。
避難所もとい休憩所に向かう途中で、小林潤志郎選手が飛び、そのジャンプの時だけ一応足を止めて見つめましたが、あとはもう休憩所へ一目散。それ程遠くない筈なのにそこまでの距離は無茶苦茶長く感じました。倒れるようにして休憩所に辿り着いても「ふー、生き返った~」という感じにはなれず、しばらくはぐったりしてました。具合が悪くなる程の寒さって、初めて経験したかも。リレハンメルも寒かったけど、夜遅い時間に屋外の競技は見ていないので。

一番辛かったのは足でした。ずっと雪の上に立っていたので冷えてしまいました。
今回、長靴よりはかわいくて、ブーツ程はおしゃれでない無茶苦茶軽くて温かそうな靴を見つけました。スニーカーとあまり変わらない位歩きやすくて気に入ってました。普段履いているサイズの物よりずっと大きな物(同じ靴でそれ以上大きなサイズはなかった)を買ったんですが、無茶苦茶厚い靴下を履いたらキツキツになってしまい、準備していた足用のカイロを入れられませんでした。あれをいれられたら最後まで我慢出来たのかなぁ? 「厚い靴下よりカイロを選ぶべきだったか」と軽く後悔しながらふと足元を見たら、靴のファスナーがちょっと開いてたのでした。
そりゃ寒いよ! 厚い靴下とかカイロ以上の根本的な事だよ!
キツキツだったんで、ゆるめちゃってたんですね。もう呆れ切れません。バカ過ぎる。ファスナーきっちり上がってたら最後まで我慢出来てたのかなぁ……?

Suそういえば、スピードスケート会場にいたスホラン(平昌オリンピックのマスコットキャラ)の背中のチャックがあいてた事があったらしいですね。なんか親近感わいちゃった。スホラン、かわいいよ。ぬいぐるみ欲しいんですけど、公式サイトでは売り切れだし、Amazonやヤフーショッピングでは納得いかない高値が付いてるんです、むー。
って、話が逸れました。過去の経験からも、足が鬼門と認識していたのに、経験を生かせず悔しいです。
この日は割とスムーズに進みましたが、ノーマルヒルとかは強風でしょちゅう中断してましたよね。あんなの観てた人、大変だっただろうなぁ。皆、最後までちゃんと観られたんだろうか?

競技が全て終わり友人と合流してからも、ぐったりした私はほとんど喋る事が出来ませんでした。休憩所を出て、バス乗り場まで歩いていたら体が温まり、バスに乗る頃ようやく生き返った気分になれました。うー、疲れた~。そういえば、前日寝てないし。

C03思ったより早く珍富駅に着いてしまいました。
最終電車まで待つのもバカバカしいので、電車を変えられるか聞いてみる事にしました。友人は「このまま乗っちゃっても大丈夫じゃない?」と言いましたが、乗車後にわからない言葉で叱られるのもイヤだったので。

駅の窓口で"Can I change this(切符を見せる)... to next...train?"
と言ってみると、なんか文法間違ってる気もしましたが、言いたい事は伝わったみたいで手続きしてくれました。手数料払う気でいたんですが、タダでやってくれました。ありがとう!!
友人曰く「あの篠田三郎に似た人、すごく感じ良かったね」
篠田三郎さんに似ていたかはよくわからないけれど、優しくてステキな感じの人で気持ち良かったです。「正直に話して良かった」と心から思えました。正義は勝つ!(違)
検札こなかったけどね(爆)。
でも、正しく乗ってるのとヘンなことして乗ってるのとでは、ストレス全然違うから!

最終電車ではなかったけれど、江陵に着いたのは深夜。
ホテルへ向かう途中、人はほとんどいませんでした。オリンピック期間とは思えない。
「一人旅だったら、こういう所は歩けないなぁ」と思いました。連れがいるって、ありがたいですね。

機内食以降何も食べていなかったので、ホテル近くのセブンイレブンに寄ってみたのですが、これといって食べたい物もなく、ペリエだけ買って店を出ました。
珍しいイチゴフレーバー(日本では見たことありません)です。イチゴの味はしなかったけれど、香りは飲んでない友人にも届くほど強烈だったらしい。
という事で、深夜に日本から持って行ったチョコとおせんべい(ばかうけ)とペリエでお腹を満たしたのでした。

くつろいだ所で、故障疑惑のあったポケットWIFIの説明書を改めて読んでみました。
パワーボタンは長押しするようにという旨の事が書いてあります。「そこそこ長めに押したような気がするけどなー」と思いつつ、改めて長ーーく押してみると……電源入っちゃいました!!
そりゃ、そうですよね。いくらなんでも貸す前に点検位しますよね、そうそう壊れた物をつかまされる事なんてないですよね。
遅まきながらWIFIが使えるようになり、「WIFI使えない」と嘆いていた友人にも使えるようにしてあげて、無事通信環境を整える事が出来ました。が、おかげで翌日のフィギュア・スケート一番滑走がバシリエフス選手だと知ることが出来、「遅刻出来ない。こんな事してる場合じゃない」と慌てて寝る仕度をした私達でした(^_^;)。

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コメント

YAGI節さん、観戦旅行お疲れ様でした。
今回の旅行記もスリリングな展開にハラハラしながら最後まで読ませていただきました。
オリンピック全般に詳しくない自分ですが、「具合が悪くなる程の寒さ」に反応してしまいました。
いやー大変でしたね。
葛西選手でさえ「この寒さは耐えられない」みたいなコメントを残してたくらいですから、立って観ている人は本当にきつかったんじゃないですか?しかも夜だし。
自分もテレビで見てましたけど、なんでジャンプはこんな夜中にやるんだ?と不思議でした。
ジャンプ人気が高い北欧でのテレビ中継時間の都合というウワサでしたが・・

寒さで具合が悪くなるという経験は自分もあります。
体調とか空腹とか条件はいろいろでしょうけど、やはり血流が悪くなるんでしょうね。
ともあれご無事で何よりでした。

投稿: SYUNJI | 2018.03.06 22:18

SYUNJIさん
「スリリングな展開にハラハラ」ですか。やったー!! 狙い通り(笑)。
「伏線めいた事を書いといて、実は大したオチじゃなかった」という展開も多かったかと思いますが、最後までお読み頂いたようで嬉しいです。ありがとうございます。

寒さに慣れてそうな葛西選手があんな事おっしゃるなんて、相当ですよね~。
でも先日船木さんが、「(ジャンプスーツの下は)半袖で、ルールで厚い物は着られない」っておっしゃってたので、寒いんでしょうね。っていうか、「厚い物は着られないのに、カイロは幾つも貼っていいのか?」と謎ですが。

ジャンプは夜中、北米で人気のフィギュアは朝と、もう無茶苦茶(>_<)。
ネットで見る人も増えてるのかと思いましたが、まだまだテレビの力は強いみたいですね。

>やはり血流が悪くなるんでしょうね。

おー、なるほど。そういう事かー。
なんか、あまり感じた事のない類の具合悪さで、現地でも「これは文章にする場合、どう表現したらいいんだろう」と一瞬考えました。すぐにそんな事を考える余裕はなくなりましたが(^_^;)。

投稿: YAGI節 | 2018.03.09 23:54

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