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2018.06.13

新選組と刀

久しぶりに伊東成郎さんの本を読みました。
『新選組と刀』。

新選組と刀さすが、伊東さんです。
珍しい資料を色々引っ張り出してきて下さってました。
斎藤一の意外な一面が載っていたのにはびっくり。
「斎藤ファンなのに、こんな事知らない!」とドキドキしてたら、信憑性があまり高くないソースだという説明が載っていました。あらら(^_^;)。
そうだよね、あれが史実だったら大騒ぎだよね~。
でも、色々想像する楽しみが味わえました。
斎藤さんに関しては、「そういう説がある」というだけでも楽しい私です(^^;)。

時尾さん(斎藤一の奥様)の話もすごかったです。
鶴ヶ城籠城時の胸を揺さぶられる話がいくつも載ってました。
なかなか新選組本には載らない話だと思います。新選組ファンの皆さんが興味あるかは微妙ですが、会津好きとしては震えて読みました(>_<)。

という感じで私は興味深く読めたのですが、このタイトルは、いかがな物だろう?
それ程、刀について記載されているわけではないんです……。
大人の事情があるのかなぁ?

「刀剣女子が喜ぶような新選組本書いて下さい!」
「ほとんどの隊士の刀ははっきりしてないから、『新選組と刀』というテーマで一冊書くのは難しいですよ」
「いいです、いいです。とりあえずタイトルは『新選組と刀』でいっちゃいましょ!」
なんて、やりとりを妄想してしまいました(^_^;)。

という事で、これから読む方は刀の事はあまり期待せずお読み下さい(^_^;)。

ところで、昨年末、
シンポジウムで伊東さんのお話を聴いた話を当ブログにアップし、「近藤勇に関する連載記事(大正時代の読売新聞より)のコピーも持って来て下さった」なんて書きました。その連載に私もすごく興味を持ちまして、調べちゃいました。伊東さんが持っていらしたのは1本だったんですが、連載自体は15本ありまして、どれも「ヨミダス歴史館」という物で調べる事が出来ました。大正時代の記事が検索出来るなんて素晴らしいっ!

ついでにヨミダス歴史館で、「藤田五郎(斎藤さんの事ですね)」と検索してみたら、なんと1907年7月の記事がヒットしました! 明治時代の記事ですっ!

「本郷区眞砂町三十番地女子高等師範學校書記藤田五郎(六十四)といふ人の令閨なる時尾女史(六十四)が監督する寄宿舎の如きは頗る厳格なるものにて……」

なんて事が書かれていて大興奮。「藤田五郎(六十四)」て!!
ああ、斎藤さんが生きていた時代に、新聞はあったんですね~。しみじみ。

ちなみに、昭和には「藤田五郎」という同姓同名の犯罪者がいたみたいです、ううう(泣)。

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コメント

YAGI節さん、お久しぶりです。
お身体の方は如何ですか?

この本、とても面白そうですね!
斎藤さんの意外な一面気になります。あと時尾さんの話も。
今、とても分厚~い本を読んでいるので、それ読み終わったら読んでみようかなと思います♪
伊東さんの話は面白いので私も好きです。

気のせいかな?斎藤さんに関する新資料とかってここ数年ちょこちょこと出ているような気がしますね。
真実かどうかは別としてそういう話が出てくるのはとてもワクワクして嬉しいですね。

投稿: dandara | 2018.06.14 23:14

dandaraさん
ありがとうございます! 体調いいです♪

「『新選組と刀』というタイトルで時尾さんの話はどうなんだ?」という感じはしますが(^_^;)、会津好きのdandaraさんには興味深いお話だと思います。
時尾さん、修羅場くぐってきたんでしょうね。
今更ですが、「斎藤さんとお似合いかも」と思ってしまった。
斎藤さんの話は、あんまり期待しないでください(笑)。

投稿: YAGI節 | 2018.06.15 21:19

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