« 新春名作狂言の会 2019 | トップページ | 顔が命 »

2019.01.20

「平家物語」の世界

「古典芸能ウィーク」(?)をエンジョイしていた私。
17日には
「平家物語」の世界~日本人の心をうつす古典芸能~
というイベントに行ってきました。

Heikeお目当ては、講談師の神田松之丞さん。

ミーハーでお恥ずかしいのですが、「いま東京で最もチケットが取れない芸人」という紹介記事を、去年か一昨年位に読んで気になってました。

講談は10年位前に生で聴いた事があります。
「新選組の講談を楽しむ会」というイベントでした。
当時ブログには、

講談なんて、一生縁が無いかと思ってましたが、「日本の伝統文化である講談を、日本人に生まれたからには、一度位聞いとくのも良いかなぁ」と、行ってみました。
なんて書いていました。

新選組が大好きだから、新選組をテーマにした講談はそれなりに楽しめたけれど、講談自体が好きかと問われるとイエスとは答えづらい。
「新選組と関係ない講談は、面白くないんじゃないか?」なーんて思っていました。
それを裏づけるかのように(?)、講談師の数はとても少ない。
つまらないから人気がなくて、人気がないから講談師の数も少ないのかと想像してました。
そんな中で彗星のごとく現れた噂のスター・松之丞さん。

もっとも、講談は小さな会場でやっているイメージがありました。小さな会場だったら、チケットが取れなくてもさほど驚く事でもないのかもしれない……。
が、そんな先入観は、覆されました。
なんと、世田谷パブリックシアターに出るというではありませんか!

演芸場などは足を踏み入れた事のない私にとっては敷居が高いのですが、世田谷パブリックシアターだったら思いきりホームですよ!
つい、チケットを衝動買いしてしまったのでした。

というわけで、「松之丞さんの講談を世田谷パブリックシアターで聴ける!」という事しか知らずに行ってみたんですが(ばか)、琵琶や長唄も聴けました。
尾上右近さんや尾上菊之丞さんの踊りも観られました。
右近さん……「うーん、前に観た事あったかなぁ?」と記憶が曖昧な私。市川右近さんだったら間違いなく観ているのですが(爆)。

ウィキペディアで尾上右近さんの項を調べてみたら、なんと2010年のこんぴら歌舞伎 『敵討天下茶屋聚』に出ていらっしゃいました。あれは私が今まで観た全歌舞伎公演の中で最も思い出に残っている1本。なんてったって、四国金丸座での観覧でしたし、最前列でしたし、本当に感動したのですが、あれに出てらしたのですねぇ。そんな方と世田谷パブリックシアターで再会(?)するというのも思いがけない事です。なんか他の舞台も観ていそうな気がするなぁ(汗)。すみません、今後はもう決して決して忘れません。今回、静御前と平知盛という対照的な2人を1人で舞いわけるお姿、しっかり目にやきつけました。素敵でした。
鶴田浩二さんのお孫さんらしい。

話は戻って、松之丞さんの講談ですが……
面白かったです!!
『扇の的』をすごい迫力で聴かせてくれました。那須与一のアレです。
ご自身で「講談は言葉がわからない」みたいな事をおっしゃってましたが、萬斎さんでお馴染み、狂言の『奈須与市語』よりはずーっとわかる(笑)。ちょっと難しい言葉が続くと、すぐ中断して休ませて(?)くれたので眠くなる暇もありません。落語を聴いていて、「マクラは面白いのに本編に入っちゃうと退屈だなー」と思う事がたまにありますが、松之丞さんの講談にはしょっちゅうマクラが入るという感じ? や、途中に入ったらマクラって言わないのか。とにかく過去に行きっぱなしではなくて、現在に戻ってきてくれる。客が置いてきぼりにならないよう、反応を見ながら話してくれるのです。古典やりながら楽しいイヤホンガイドもやってくれてるみたいな感じです! 今度は、独演会聴いてみたいなぁ。

Heike2ガイドといえば、会場では「おもてなしガイド」というスマホアプリが使えるようになってました。「上演前に、アプリのダウンロードと設定をお願いします」なんていう案内プリントが配られたので、その場で律儀にダウンロードしちゃった。
なんと、アプリを起動すると解説が表示されます。面白い。普段は「スマートフォンの電源はお切り下さい」なんてアナウンスされるので、ヘンな感じ。
が、私のスマホは2分触らないと電源が切れる設定になっていたので、画面がなかなか変わらないと消えちゃうんですよ。「消えたのをまた付けて……」とかやってると気が散るし、設定変えるのも面倒だったので、結局アプリは殆ど使いませんでした。周囲の人も使ってなかったみたい。
とはいえ、このアプリ、英語や中国語にも対応していたので、外国人にはいいかもしれません。これからこういう公演が増えるのかもしれませんね。

|

« 新春名作狂言の会 2019 | トップページ | 顔が命 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新春名作狂言の会 2019 | トップページ | 顔が命 »