天狗サマ!
こんにちは、NHKの天狗が大好きなYAGI節です。
あ、好きなのは鞍馬天狗ですけど、あっちの天狗もいいかも……
というわけで『いだてん』です。
大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、初回と第二回を観ました。
初回は感動しちゃいました。
雨でどんよりした雰囲気の中、四三さんが駆け込んで来る所。そこでかかるあのテーマ曲の気持ちの良い事といったら! いい所で鼓が入りますね~。たまらないっ!! 血湧き肉躍った!! あー、あんなに鼓を気持ち良く感じたのは初めてかもしれない(能楽堂によく行く人間の言葉じゃないですね、すみません)。音楽って素晴らしい。大友良英さん、素晴らしい。そして、中村勘九郎さん、素晴らしかった。
『新選組!』以降、舞台などでも観る度に「素晴らしい」と思う勘九郎さんですが、「帽子の色が雨で落ちて隈取りみたいになっちゃう」という歌舞伎役者にぴったりのシーン、最高でした。
で、タイトルにした天狗ですが、
最初は治五郎さんじゃないけれど、「うるさくてガサツでイヤだなぁ」と思いかけたんですが、なんか記憶にひっかかったんです。「押川春浪」でようやく「あの天狗倶楽部かっ!」とピンと来ました。
昨年読んだ木内昇さんの『球道恋々』の中で大事な役割を果たしているのが天狗倶楽部であり、押川春浪なのです。
当時私は、ブログに
「主人公は架空の人物なのですが、実在の人物が多数出てきました。もっとも、恥ずかしながら私は知らない人ばかり」
なんて書いてしまいました。
はい、「押川春浪」も知らず、読後に「おお、ウィキペディアに載ってる人だったんだ」なんて感心したのでした。この人はすごくインパクトのある人だったので、実際の春浪さんの姿を想像したんですよねー。でも大河ドラマに出るような人だとは夢にも思わなかったんで、すごく不思議な気分です。ドラマでは武井壮さんが演じています。
来週のタイトルは『冒険世界』ですが、それは押川春浪の……あ、もしかして、こういうのネタバレになっちゃうのかな? 大河ドラマで皆が知っているような歴史上の人物が起こす有名な事件について語るのもヘタするとネタバレらしいので、押川春浪についてなんて語っちゃダメかも?
とりあえず、『球道恋々』読んでいたおかげで、意外な楽しみを味わう事が出来てる私です。ありがとう、木内さんっ♪
それにしても、
天狗倶楽部は野球ファンにとって大事な存在だと思っていたけれど、オリンピック・ファンにとっても大事な存在だったとは。もう天狗サマサマです。
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