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2019.02.23

David Bowie's Jukebox

今日はとある用事で立川に行きました。
目的地の目の前がディスクユニオンだったのでふらふらと吸いこまれてしまいました。
時間調整のつもりで入っただけなのに、こんな物があったので買っちゃいました!

David Bowie's Jukebox というCDです。
副題(?)がthe songs that inspired the man
そう、ボウイが影響を受けた曲が収録されたコンピレーション・アルバムです。

1曲目が"Wham Bam Thank You Ma'am"だし!
これを見てピンと来る人はかなりの音楽通か、ボウイ・ファンかな。
"Suffragette City"の歌詞の中に出てくる言葉です。
演奏しているのはチャールズ・ミンガス。
ボウイのラスト・アルバムはジャズ・ミュージシャンがバックを固めてましたが、ボウイは昔からジャズが好きだったんですよね。
他にも、ジョン・コルトレーンの曲("Giant Steps")も収録されてるし。

ボウイが歌ったカバー曲のオリジナルが収録されているのも興味深いです。
私も結構追いかけたのですが、もれてる物もありまして、"I Pity the Fool"、"Wild is the Wind"、"Growin' Up"のオリジナルは聴いた事なかったー(>_<)。

◆"Wild is the Wind"のオリジナルはボウイ版と全然違うんですね。言われないと何の曲かわからないよー。ボウイ版の方が圧倒的に好きです。

◆「全然違う」といえば、ジャック・ブレルの"La Mort"。英語だと"My Death"です。
言葉が違うだけではなく全体的に同じ曲とは思えない程違います、あれじゃ、"My Death"というより"Rubber Band"っぽい(笑)。
"My Death"はスコット・ウォーカーがカバーしてるんですが、ボウイはそれをカバーしている感じ?
明るい順に、ブレル>スコット>ボウイという順になります。
ブレル版は行進曲みたい。スコット版はロマンティックになってますがまだ明るいのに、ボウイは切ないバラードに変えちゃってます。そして3つ共すごくカッコいいという珍しい事になってます。
このCDには入ってませんが、"Amsterdam"もブレルの曲をスコットがカバーした後にボウイがカバーしてますね。
そして、映画『スコット・ウォーカー 30世紀の男』をまだ見れてない私(号泣)。

◆カバー・アルバムである『Pin Ups』は、その昔レンタルレコード屋でLPを借りました。そこからダビングしたカセットテープは何回か聴いたんですが、ボーナス・トラックが入ってませんでした。つまり、"Growin' Up"が入ってませんでした。その後買ったCDには入ってたんですが、アルバム自体それ程聞き込む事がなかったので、"Growin' Up"の印象は薄いです。でも、デビューしたての新人(=ブルース・スプリングスティーン)の曲を先輩がカバーするって、結構すごい事ですよね。よっぽど気に入ったのかな~。そう思って改めて聞き返すと、ボウイっぽい。っていうか、ボブ・ディランっぽい。そして、今ウィキペディアで調べてみたら、スプリングスティーンは「デビュー当初は、『第二のディラン』というキャッチ・フレーズでプロモーションを受けた」という旨の記載があってびっくり。
スプリングスティーンといえば、ニュージャージー出身という事もあって同郷のボン・ジョヴィの憧れの存在だったらしいんですが、こんな所で私が一番好きなボウイと二番目に好きなボン・ジョヴィが繋がりました(笑)。実はスプリングスティーン、あんまり興味ないんですけどね、改めて聴くとオリジナル"Growin' Up"はサックス入りまくりだし、私の好きな感じの歌い方だし、ちょっと見直しちゃうかな。

◆"Alabama Song"は、歌劇『マハゴニー市の興亡』でロッテ・レーニャ(作曲家ヴァイルの奥様)という女優さんが歌っていたようなのですが、私はドアーズのヴァージョンを聴いた事があって、「ボウイはジム・モリソンから影響を受けてこれをカバーしたのかなぁ」となんとなーく思っていました。
がっ! 『マハゴニー市の興亡』の原題が"Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny"、英語だと"Rise and Fall of the City of Mahagonny"だというではありませんか! ここから"The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars"というタイトルが生まれたのかも!? この歌劇を知っている人があのアルバムのタイトルを和訳していたら『ジギー・スターダストの興亡』という訳になっていたかもしれません。「屈折する星屑の上昇と下降」というワケのわからない訳(ある意味カッコいいけど)は世に出てなかったんだろうなぁ。

「ジギー・スターダスト」はレジェンダリー・スターダスト・カウボーイが名前の由来と言われています。この人の曲もこのCDに入ってました。曲を聞いた事はありましたが、音源は持っていないので、入ってて良かった♪(1曲でお腹一杯)

Juke

という感じで、聴いてみたかった曲や意外な発見などもあって楽しめました。
中古の輸入盤とはいえきれいで状態は良かったです。これで480円なら良い買い物かな♪
本多俊之さんのCDが380円で売ってたので、それも買っちゃった。

帰りにブック・オフにも寄ったんですが、ブック・オフって本だけじゃないんですね。
こんな物が売ってたよー。

G『銀魂』ガチャとシャア・アズナブルのキャップ。

ガチャは、土方のクリーナー付きのヤツ、欲しかったんです。
土方を狙って回したのに沖田が出てきてちょっとがっかりしたけど、再挑戦はせずそのまま使っていたっけ。

狙った物が出るまで何度もやる人もきっといると思いますが、いらない物はこういう所に売るという手があったんですね。

「こんなの買ってどうするんだ?」という気もしますが、108円だったので素通り出来ませんでした。
……108円で買えるって事は、高くは売れないんですね。

ミーちゃん(猫ピッチャー)のストラップも1個だけ見つけたんですが、私が持っているヤツでした。持ってないのだったら絶対買ってた(^_^;)。

立川って、宝物の宝庫ですね(違)。

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