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2019.03.11

ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡

「ボウイとミック(中略)は相性抜群、最高のコンビ」

と前回書きました。
ミックって、たくさんいますね(^_^;)。
ジャガーもいいけど、ロンソンもね。
という事で、今回のミックはミック・ロンソンです。

映画『ビサイド・ボウイ』を観てきました。

映画の中に、「ミックはたくさんいるけれど、『ロノ』といえばミック・ロンソンしかいない」みたいなコメントがありました。始まってすぐに「Rono」という文字が大きく出たし、私も今日は「ロノ」って書いてみようかな、呼び慣れてないのでちょっとこっぱずかしいですが。

今のところ、東京では渋谷と新宿でしかやっていません。
しかも、どちらも1日1回で、渋谷は夕方・新宿は朝という事で、共に平日には行けない時間帯だったので、土曜日に行ってみました。私の家からは新宿の方が近いのですが、シネクイントにはロノのステージ衣装(なんと吉井和哉さん提供)が展示されているというので渋谷に行ってみました。

Mick
全体の雰囲気を撮影するのはOKだけれど、写真(吉井さん提供の貴重な写真もありました)の接写はダメとの事でした

NHK BSあたりで放送されそうなドキュメンタリーです。
2017年の作品らしいんですが、こういう作品がこのタイミングで日本で劇場公開されるのは、『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットしたからなのかなぁ。

なんて思っていたら、いきなりフレディ・マーキュリー追悼コンサートのシーンが出てくるじゃありませんか!
これは、『ボヘミアン・ラプソディ』がいきなりLIVE AIDのシーンから始まって過去に遡るのと同じパターンですね。そして、『ボヘミアン・ラプソディ』では出てこなかった本物のロジャー・テイラーが出てきます。『ボヘミアン・ラプソディ』と違って白髪ですけどね。
フレディはエイズを宣告されてLIVE AIDのステージに立つわけですが、ロノは癌と宣告されて追悼コンサートのステージに立つのです。自分も死にそうなのに、追悼コンサートって(>_<)。

フレディ追悼コンサートのボウイはサックスを持ってます。あの映像をスクリーンで観られるなんて嬉しすぎる。早くも泣きそうです。
ボウイがナレーションを担当している事は知っていたんですが、あんなにボウイが映るなんて思ってなかったなぁ。
「うー、また映画館来たいかも」と、まだどんな映画かもわからないのに、開始数分でそんな事を思ってしまった私です(^_^;)。
そして、スパイダーズ・フロム・マーズが解散する迄は、ロノの映画というよりもボウイの映画みたいでした。

ボウイがテレビ番組で話しているシーンが幾つかあったんですが、「ステファン・ランビエール(元フィギュア・スケート選手・現在島田高志郎選手のコーチ)に似てる……」と思うショットがありました。ランビエール選手の事はカッコいいと思ってましたが、そうかー、ボウイと似てたかー(気付くの遅すぎ)。

あと、あれは90年代位の映像なのかなー? ボウイがトークショーっぽい番組で、ジギー時代のエピソードを語っているシーンがありました。スパイダーズ・フロム・マーズのメンバー達の「派手な格好をする事を最初は嫌がっていたのに、それでモテたら喜んじゃって、自らマスカラに手を出すようになった」みたいなエピソードを面白おかしく語っていて、それが観客にどっかんどっかんウケていたのが嬉しかったです。いや、なんか、ボウイって笑えないギャグを言うイメージがあって……って、偏見ですね。ごめんなさい~。

ロノについて色々な人が語るんですが、びっくりしたのはジョー・エリオット(デフ・レパード)。
ミック・ロンソン専門家ですか?(笑)
関係者みたいな口ぶりだったので、ジョーに似た別人かと思いそうになった~。ロノの事、大好きなんですね。ジョーはボウイ・ファンかと思ってたけど、ボウイよりロノの事が好きなのかもしれない。

リック・ウェイクマンが"Life on Mars"について語るくだりは以前観た物と似てたような。「映画の為に撮ったインタビューじゃないのかー、過去の使い回しかー」と思いかけたんですが、初めて聞く話もあったので、似たような事を何度も違う場所で話しているのかも知れません。

ルー・リードの話は良かったなぁ。彼の『トランスフォーマー』をボウイがプロデュースしていた事は知っていたけれど、ロノの力がそんなに大きかったとは。"Perfect Day"をうっとりと聴きながらルーが「本当に美しいこんな編曲には、僕のボーカルなんて必要ない」(=うろおぼえ、こんな感じだったと思います)と言っちゃうのにはびっくりしました。ロノの編曲を絶賛していました。

ショックだったのはアール・スリック。ヘンなカッコしてたー。赤いメガネかけてたー。「こんな筈では……」って感じでした。そして、ロノと仲が悪かったんでしょうか? なんか、なんか邪推してしまうような微妙な雰囲気を漂わせていました。もっとも、ロノの後任は大変だったかもしれないなぁ。プレッシャーあっただろうし、比較もされちゃいそうですね。

ロノが「ボブ・ディランを好きじゃなかった」というのは意外でした。それでいて、ディランと仕事をするんですが、それはボウイ経由ではなくて、イアン・ハンター経由だったというのもびっくりでした。

映画のエンディング曲はなんと、"Like a Rolling Stone"!
超イントロでわかりました。ロノのあのギター! 息が止まりそうになりました。
ロノといえばジギーだと思っていたのに、まさかコレを大事なエンディングに使うとは。
これ、初めて聴いた時、「なんてカッコいいんだ!」と感動しました。プロデューサーがブルースフェアバーン(大好きなボン・ジョヴィの『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』やエアロスミスの『パーマネント・ヴァケイション』のプロデューサー)で、「私の好きな3人がタッグを組むとこんなにカッコいいんだ!」とその魔法のような出来に感激したっけ。
しかも、ボウイが途中で「Rock Rono Rock!」と叫ぶんです。
ミック・ロンソンが「ロノ」と呼ばれている事を知ってはいたけれど、実際にボウイがそう呼ぶ所はこの曲で初めて聴けて嬉しかった。

ボウイをロック・スターにしたのはロノだと思いました。
ロノと組む前のボウイは、どちらかといえばフォークに近い感じ。
そのままだったら、ひょっとしたら、それこそ、ディランみたいなアーティストになっていたかもしれません。私はファンになっていなかったかもしれない。
「そうかー、ミックはディランが好きじゃなかったんだー」と笑いそうになっちゃった。それなのにディランと仕事をして、遺作ではディランの曲カバーしてる。"Like a Rolling Stone"はてっきりボウイの趣味かと思ったけれど、ロノの選曲だったりするのかなぁ。ボウイとロノとディラン、面白い繋がりですね。

そうそう、ディランといえば、彼の来日公演でギターを担当していたチャーリー・セクストンは、ボウイの追悼番組で3時間もボウイの事を話していたそうです。そのMP3ファイルがネットでダウンロード出来たので落としてみました。聴いて理解して……なんて時間も英語力もないんですけど一応。で、やはりロノの話は出たようです。DJがルー・リードの「トランスフォーマー」をボウイがプロデュースした旨話したら、「実際はミック・ロンソンのプロデュースだよ」とチャーリーが言ったのだとか(笑)。ロノの喋り方の真似もしたそうです。うー、彼も映画に出してくれれば良かったのに~。
映画でも「ロノの訛りが酷くて聴き取れない」なんてコメントは出てきました。そんなに独特なのか。

もうコメントは聞かなくていいけれど、音楽は聴きたいから、リピートしちゃおうかな~。

Mick01

チラシと前売り券と前売り券を買って貰ったポストカード

またSUGIZOさんが熱いツイートしてました。

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