レ(イワ)・ミゼラブル
「平成ふりかえり」をまだやっていたかったのですが、令和になってしまったし、新しいネタが渋滞しているので、今のことを書いてみたいと思います。
『レ・ミゼラブル』を観てきました! 5/1の夜の部です。
実は、「まだやっていたかったのに、やれなかったふりかえり」の1つが舞台話でした。
ミュージカルと歌舞伎と狂言は分けるべきか混ぜるべきか等と迷っていたら、平成が終わってしまったのでした(爆)。
古典・現代劇・洋物・和物……全てひっくるめて、私が一番好きな舞台が『レ・ミゼラブル』なんです。
最後に観たのは10年前。その時の事は当ブログのここに書いてますが、「12年ぶり」なんて書いてました(^_^;)。そして「最低でも5回観ているから、6回目?」みたいな事を書いているので、今回は少なく見積もっても7回目。
前回は山口祐一郎さんの日を狙って行きましたが、今回は相葉裕樹さんと斎藤司さん(トレンディエンジェル)が出る日を狙ってみました。
相葉さんを見たい理由に関しては以前ここに書いたので省略。
斎藤さんは別に好きじゃないんですが、そもそもテナルディエが苦手。誰がやってもいいと思えず、テナルディエが出ている時間帯はいつも軽く憂鬱……。なので、そんな時間帯が「斎藤さんってミュージカルではどんな感じなんだろう?」と興味を持てる時間帯にかわればありがたいと思った次第です。
そして、その時間帯は意外と楽しかった。相変わらずテナルディエは嫌な奴で好きにはなれませんが、斎藤さんのテナルディエはちょっと可愛い気があったかな。動きは身軽でイイ感じでした♪
まずはキャスト表を。
鈴木ほのかさんがマダム・テナルディエって! 私、鈴木さんのコゼット観てるんですけどー! コゼットがテナルディエ夫人ってー!(泣)
始まってびっくり。舞台が回らない!
2013年から新演出になった事を情報としては知っていたんですが、この演出で観るのは今回が初めてで、舞台が回らない事を寂しく思ってしまいました。
あと、我ながらびっくりしたんですが、いまだに鹿賀丈史さんのジャン・バルジャンのイメージは私の中では大きいようで、彼が夜中に逃げるシーンで毎回椅子を倒していた事が思い出され、「あー、今日は椅子がないなぁ、椅子倒せないなー」なんてヘンな事を考えてました。
前回(10年前ですが・汗)は、『司教』で泣き「『レミゼ』で涙が出るまでの最短記録」と思ったんですが、今回も同じ所で泣きました。なんか、「無私の愛」は年を取ってからの方が響く。
『ファンティーヌの死』でも涙。前回「こんな所で泣くなんて???」と不思議に思った場面で今回もやっぱり泣いたのでした。若い頃とは泣くポイントが変わるんだなぁ。
そして、新演出のせいなのか、エポニーヌがコゼット&マリウスを助けるシーンに感動。エポニーヌって本当イイ子だよ(泣)。
エポニーヌといえば、昔から『オン・マイ・オウン』が大好きなんですが、今回はあの助けるシーン、そして『恵みの雨』にキュンと来ました。「エポニーヌは不幸過ぎる」と思っていたけれど、好きな人の腕の中で死ぬというのは幸せなのかなー。昔は「好きな人の腕だろうがなんだろうが死ぬのはイヤ」と思っていたけれど、ちょっとその辺の感想が昔と変わったかも。
アンジョルラスが出てきてからは、もう相葉さんに目は釘付け(笑)。双眼鏡でずーっと観てました。マンショ(『戦国鍋』)の彼がこんなに大きな舞台に立つなんて。こんなに立派になって……と、ストーリーとは関係ない所で勝手に感動してました。あんなに一生懸命アンジョルラスを観た事なかったなぁ。今まで私が見た中でもっともカッコいい日本人アンジョルラスでした。ロンドンの舞台を見た時「この役をこんなカッコ良く出来る人は日本人にはいないかも」と思ったけれど、あれ以来のカッコいいアンジョルラスでした。死体の乗った(?)バリケードが回るシーンが新演出でなくなっていたのは残念でしたが、アンジョルラスの死体はクローズアップされていて、嬉しいような切ないような複雑な心境になりました。アンジョルラス大活躍!
ジャベールは微妙。
彼の事は初めて見た時はキライだったのに、見る度に好きになっています。
「信じていた物(正義)が覆されて、死を選ぶしかなくなった」という解釈をずっとしていましたが、新演出では死の直前に狂気がほのめかされるんですね。途中笑ってみせたり、音楽もちょっと不協和音が入ったりして精神をやられてしまったような? 自殺してしまうのだから強い人ではなかったのかもしれないけれど、以前の演出の方が強いジャベールだった気がします。これはどっちがいいのか……どちらが正解とかないし……以前の方が好きだったような気もしつつ、「いや、こっちの方が人間らしくてリアルでいいのかも」と思ってみたり、なんだか葛藤してます。次に見た時に、自分がどんな感想を持つか、ちょっと興味あります。って、また十年後だったりして……?
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コメント
同じ病気ですなのが、自分がネットで検索しました限り、病後多少症状の程度に違いがあるものの、発作が起き、寛解に至るまでの道のりが変わりません。自分は三度目の発作の後、二~三年あとから、平均値より少し高いままの状態でかれこれ五年継続して今に至ります。鼻水は、寒気からのみで、アレルギーは皮膚炎でかなり軽微なのも、好酸球値が少しだけ高いせいなのか、自分は小児性なのでもう物凄く昔になりますが、殆どは最初の発作が全て位に自分なりに考えています。ドストエフスキーの「永遠の夫」を読み、売れただろうな~意識して、、琴線にといった手合なところが、まだ一冊目でと思い、また時間つくり次のあと四冊にでした。完
投稿: Naったん | 2019.05.04 21:51
Naったんさん
はじめまして。ようこそ。
同じ病気でしたか。
なにか続けていらっしゃる事はありますか?(食事や投薬など)
今は落ち着いているようで、何よりです。
お互い、このまま病状が治まると良いですね♪
投稿: YAGI節 | 2019.05.05 18:13