大船渡高校のピッチャー
高校野球の季節ですね。
163キロの剛速球を投げるという噂の佐々木投手が甲子園で投げる姿を観てみたかったのですが、大船渡高校は岩手県大会の決勝戦で敗れてしまいました。残念。
佐々木投手は決勝戦で登板しなかったそうです。
準決勝で快投を見せた後のインタビューで、「あと1つ勝たないと1回戦で負けたも同然」みたいな事を言っていました。「甲子園に出られなきゃ意味がない」という事なのかな?
その為、登板もせずに終わったと知った時はとてもびっくりしましたが、仕方ないですね。
「大船渡」と聞いて私が真っ先に思い出したのは小柄な某左腕投手。
が、名前が思い出せませんでした。「こん」とか「きん」とか付いたような……?
大好きだった筈なのに。
プロ入りしてくれれば名前を見聞きするから忘れかけても思い出す事もあるのでしょうが、その投手は甲子園大会の後は大きく報道される事もなく、思い出す事もなくなってしまったのでした。
が、インターネットで調べたら、すぐにわかりました♪
金野(きんの)正志さんでした。
動画もアップされてました。
古い映像らしく乱れてましたが、スリークォーターっぽい独特のフォームからのミットに吸いこまれるような球筋を目にして「そうそう、これこれっ!!!!」と懐かしく思い出しました。
私の記憶の中の金野投手は、甘くて優しい雰囲気のお顔なのですが、その動画では不鮮明すぎて顔はわかりませんでした。
1984年のセンバツに出場した金野投手は一人で投げ抜いて、当時の岩手勢としては驚異、快挙のベスト4入りを果たしました。
確認してみたら、2回戦は1失点、準々決勝ではあの明徳を相手に完封、準決勝は負けたとはいえ1-2なので、3試合で3点しか取られていません。
しかもサヨナラ・ホームランを打たれて終わったというドラマティック・スターだったのでした。ちなみに準決勝の相手は岩倉で、私は東京生まれなのに大船渡を応援していた事を今、思い出しました(今まで忘れていた)。「なんかわかんないけど、岩倉あまり好きじゃない」と思っていましたが、これが原因だったみたいです。忘れてたっていうのが、情けなさすぎますが。
投げ過ぎがたたったのか、金野投手は肩を壊してしまったそうです。夏にも甲子園に出場しましたが、春のようなピッチングは出来ず、初戦で敗退してしまったのでした……。
忘れっぽい私の印象に残っている(名前は忘れたとはいえ)投手ですから、大船渡関係者にとっては忘れられない英雄かもしれません。そんな人が投げすぎで肩を壊してしまったのですから、教訓となって「佐々木投手に無理をさせたくない」と思うのは当然かもしれません。
金野投手が故障しなかったら、プロ入りしていたのかなぁ……?
佐々木投手は、金野投手のように甲子園で活躍する事は出来なかったけれど、ぜひ大船渡高校初(ですよね?)のプロ野球選手として活躍を見せてほしいと思います。
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