最近心に留まった「ないものねだり」

フジファブリックのアルバム『CHRONICLE』の中で、志村正彦さんが一番気に入っている曲は「ないものねだり」だと、何かで読んだ（聞いた？）事があります。なので「語りたくなっちゃう曲」として、これについて書こうと思ったんですが、他にも「ないものねだり」関連で書きたいタイムリーな事があるので、まとめて書くことにしました。

◆フジファブリック「ないものねだり」
初めて聴いた時はあんまり好きになれませんでした。あのアルバムの中では地味に聞こえたし、妙に優等生っぽく感じられて。「帰り道に見つけた 路地裏で咲いていた花の名前はなんていうんだろうな」という歌詞に対して、
「えー、若い男の人が花の名前なんて考える？　なんだかウソっぽーい」
なんて思ってしまった時の私は、体調を崩して心身共に病んでいたのかもしれない。

思い返してみれば、志村さんは「花」「花屋の娘」「サボテンレコード」なんて歌も作ってるから、本当に花がお好きなのでしょうね。「ウソっぽい」なんて勘ぐってすみませんでした。
フジファブリックの曲って後からじわじわくる曲も多くて、この曲も聴いてるうちにどんどん好きになってます。

こんな歌詞が出てきます。

男の子に生まれてきたのだって（だって）
女の子に生まれたきたのだって（だって）
ないものねだりは日常茶飯事（はんじ）
ほんと笑うよね

（）の部分はコーラスです。
「男の子に生まれてきたのだって」の後は普通のコーラスで、
「女の子に生まれてきたのだって」の後は同じ人なのに高い声で女の子っぽく(？)歌ってるのが楽しい♪

「あなたはいつの日も 例えば雨の日も僕を悩ませるのでしょう」
というフレーズにはキュンとさせられるし、色々な物語を想像させられます。いい歌だ……。

◆三菱地所ＣＭ「だからなんだ？」
ラグビーワールドカップ盛り上がってますね♪
台風来ちゃったのは痛かったですけど。
中止になった試合を海外から見に来た人の事を思うと胸が痛い。東京オリンピックには台風来ませんように……。

あ、ラグビーの話でした。
テレビ中継の合間には、ラグビーを盛り上げるようなＣＭが流れてます。
クボタのＣＭもじーんと来ますが、三菱地所のＣＭもちょっといいです。

足の速い少年（以下チーター君と書きます）に憧れる、足は遅いけれど体が大きくてパワーのある少年（以下ゴリラ君）を主人公にしたストーリー仕立てになってます。
（チーター君は、パワーのあるゴリラくんに実は憧れている）
「あいつの速さが欲しかった」というナレーションが流れます。

それぞれ努力をした２人は青年となってラグビー部に入るんですが、ゴリラ君は他の選手に走りでは追いつけません。
「（頑張ったけど）なれなかった」というナレーションと共に倒れてしまいます。
そこで、「だからなんだ？」という声と共に差し伸べられる仲間の手。
チーター君です!!

所変わって、試合中のオフロードパス（←最近知った言葉・笑）のシーンが流れます。ゴリラ君が、３人に囲まれ倒れながらチーター君にボールを託すのです。
「僕にしかできないことがあるんだ」というナレーションが流れ、「同じじゃないから、強いんだ」というテロップが。
ベタかもしれないけれど、こういうのに弱い私(^_^;)。

志村さんは「ないものねだりは日常茶飯事　ほんと笑うよね」と笑ってみせました。
三菱地所さんは「だからなんだ？」と、自分に欠けている物があってもいいんだとうったえてくれました。

◆もう１つあったんですが、ちょーっとプライベートな事を書いてしまって恥ずかしくなったので削除しました(^_^;)。