さよならバラコン

オーディオの「バラコン」という言葉は死語なのでしょうか？
WEBで検索したら、腰痛ベルトばかりヒットした……。

かつてミニコンポはアンプ、チューナー、カセット、CDがセットになってる事が多かったのですが、それらがバラバラになっている物の事が「バラコン」と呼ばれていました。セットの物より大きくて、音が良さそうに見えたものでした。

オーディオには全く詳しくないし、大きな音を出せるような住宅環境でもなかったのですが、家で良い音を楽しみたかったのでバラコンには憧れてました。
なので、初めてカセットデッキを入手した時は嬉しかった……。

音楽は大好きですがお金がなかったのでCDはあまり買えず、レンタルショップや図書館にはかなりお世話になりました。借りた物はカセットテープにダビングしていたので、カセットには無茶苦茶愛着があります。

カセットテープの時代は終わってしまい、ずっと聴いてなかったんですが、ある日久々にテープを入れてみたら再生ボタンを押しても動きませんでした。聴いてる最中に壊れたのではなくて、知らないうちに壊れてた。
「調子悪い」と思った事がなかったので、驚きました。なんだか信じられなくて、「今日はたまたま動かないけど、少し休ませておいたらまた動くかも」と思い、またしばらく経って電源を入れてみては「やっぱり動かない……」と落胆する事を繰り返してきました。もう修理してくれる店はないんだろうなぁ。

年末の大掃除の度に捨てようか迷いつつ、結局捨てられず何年も経ってしまいました。
もう聴けないんだけど……なんか、捨てるのはもったいない。
ヤフオクを眺めると、ジャンク品として出品されたカセットデッキが入札されてたりするので私も出品しようかとも考えたんですが、箱がないんですよね～。
梱包の事を考えると大変そうなので、捨てちゃう事を決意しました。

♪僕は君の事を どうせ忘れちゃうんだ
とならないように、写真に撮りました。ブログに載せておく事にしました。

♪キミに会えた事はキミのいない今日も　人生でかけがえの無いものでありつづけます
（またこのフレーズ使っちゃった）

このデッキで一番聴いたのは、劇団四季（市村正親さん）版の『オペラ座の怪人』かな。あれは私が初めて聴いた時に既にCDは廃盤で、図書館から借りたものからダビングするしかなかったんです。Spotifyとかでも聴けない筈。
ドキドキしながら『21世紀のスキッツォイド・マン』を聴いた事も思い出されます（なんか聴くのがすごく恐かったけれど聴く前からダビングはしようと決めていた）。

楽しませてくれて、ありがとう!!

話変わりますが、家電(？)つながりのお話。
今日は『アメトーーク』の特番がやっていて、家電芸人のコーナーもありました。
家電芸人で思い出すのは、芸人さんに混じってかつて活躍されていた二枚目俳優のＨさん。

一時、通勤時にＨさんに似た人を時々見かけてました。
あまり人の顔をおぼえられない私ですが、その人は夏なのにベストを着用していたので印象に残ってます。いつもきっちりダンディーな格好をしていました。週２位しか見かけなかったのでカタギのサラリーマンではなかったのかも。Ｈさんに似ている位なのでカッコ良かったけれど、冷たそうでちょっとコワかった……なんて思ってしまうのは、Ｈさんのパワハラ疑惑が報じられたせいでしょうか。今調べたら、ああいった報道に関してはテレビ局数社が謝罪したそうです。パワハラはなかったかもしれないのに……イメージって恐ろしい。