【語りたくなっちゃう曲】赤黄色の金木犀
フジファブリックの「赤黄色の金木犀」を聴きながら「あの香りを嗅ぎたい」と金木犀探しの旅に出た人の話を、以前読んだ事があります。
私も金木犀の香りは好きだったけれど、「私はもうあの香りを楽しむ事は出来ないかも」と切ない気持になったっけ。
一昨日(金曜日)、こんな風景を見ました。
地面を覆うこのオレンジ色は、もしや金木犀の花?
先月、当ブログに「この所、鼻の調子が悪い」と書きましたが、毎日ナゾネックスを使っているおかげでかなり良くなりました。とはいえ、嗅覚障害までは治りません。
毎日通る場所なのに、ここに金木犀がある事に全く気付きませんでした。
金木犀なんて、姿はわからなくてもその強烈な香りのせいで、この季節は存在感ありまくりの筈なのに。こんな風に散るまで存在に気づかないなんて。
呆然としながら近づいてみたら……
した、香りがした。
金木犀の香りがわかったよ!!
滅茶苦茶嬉しかったです。
思わず、頭の中で「赤黄色の金木犀」を流しました。
♪何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道
「胸が騒ぐ」だと普通ですが、「無駄に」というフレーズが入るところが志村さんらしいというかなんというか。
『東京、音楽、ロックンロール』の中で、志村さん、こんな事を書いていました。
(金木犀の季節に)スタジオから電車で帰ってきて駅の出口を出たと同時に、自分達の曲の“赤黄色の金木犀”をヘッドホンで聴きました。いやあ、自分で言うのも恥ずかしいですが結構グッと来ました。歩いているその時に見えているものが聴いているその曲のショートフィルムみたいで。なんつーか自分だけのフィルムっていうか。(中略)
こういうことは他のアーティストの曲を聴いていてもたまにあるのですが、自分達の曲で体感できる喜び。自分に感動させられた感じ。う~ん、良いっす。
私もヘッドホンで聴きたかったんですけどね、勤務先の昼休み中で、早く戻らなければいけなかったし雨が降っていたので、ヘッドホンで聴けなかったんです。でも記録は残したくて、雨だというのに写真は撮った次第。
昨日も今日も雨だったから、明日はもう金木犀の花は完全に散ってるかな?
ああ、もっと早く気づきたかった。
この曲、フジファブリックの中でも10本の指に入る位好きな曲です。
イントロのギターがキラキラしつつも切なく爽やかでもあり、ちょっとスピッツを連想させる感じもあるかな。
草野マサムネさんはフジファブリックの事、褒めてくれてたんですよね。
「志村くんの歌詞には共感できる。話していて、オレにとってはとても楽な人でした。近い部分があるのかどうかはわからないけれど」とおっしゃった事もあるとか。
うん、近い部分がありそうな気がする。わからないけど。
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