『エキストラ』シーズン2
Amazonの prime video で、「ボウイ」と検索したら『エキストラ』がヒットしました。BBCのコメディドラマです。世界的に大ヒットしたらしい。
ボウイはシーズン2の第2話にゲスト出演しているようなので見てみました。
ボウイは本人役で出ています。「バーに来ているVIP客 デヴィッド・ボウイ」の役です。
即興で主人公をテーマにした歌を作っちゃうという設定。
いきなりピアノに向かって、サラッと弾いちゃうのはステキなのですが、その歌詞がひどい。
魂を売った小太り男
夢を売った小太り男
哀れな小太り男を 誰ひとり笑わない
ウケない道化者は 死を願うしかない
誰にも振り向かれず 命を絶つデブ男
ダメなブーちゃんの 脳ミソが跳び散る
でも死に損なう
彼は名声のために魂を売った
ギャグもカツラもすべてコケた
これといった芸も 品のカケラもない
才能もなく ムダにスペースをとるデブ
見ろよ あのししっ鼻
(Amazonの字幕より)
最後の2行は他の客にも歌わせてました。ひどい、ひどすぎるよ、ボウイ。
ボウイに自分の事を歌ってもらうなんて夢のようなステキな事の筈ですが、こんな悪口じゃなー。
いや、でもボウイが目の前で歌ってくれるならいいか。いや、やっぱりやだ。
ちなみにこの歌詞は、主人公のリッキー・ジャーヴェイス自身が書いたそうです。そして
「歌詞に合うような曲をあなたに書いて欲しいのですが。ちょっとレトロな感じで、”Life on Mars"みたいな曲調で」
とボウイに作曲を依頼したのだとか。ジャーヴェイスのコメディが大好きだったというボウイは、
「あぁ、もちろん喜んで! "Life on Mars"級の曲を、君のためにささっ!と手早く書けって言うんだね? わかったよ」と快諾したそうです。
かっこよすぎる、ボウイ。
ああ、良かった、ボウイ自身が書いた歌詞じゃなくて。
rockin'on.comには、ジャーヴェイスのこんなコメントが紹介されていました。
「彼(ボウイ)はそんな風にすごくキレるユーモアのセンスを持っていて、そのくせ気取らない庶民的な温かさを持つ天才だった。あのコラボは間違いなく僕の人生において最高の経験だったね」
私もボウイがメロディー付けてくれるなら、自虐歌詞書けちゃうかなー(笑)。
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